2012年06月27日

マネーの公理。

大多数の意見は無視しろ。…でも結構難しいんですよね。。。

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール [単行本] / マックス・ギュンター (著); 林 康史, 石川 由美子 (翻訳); 日経BP社 (刊)

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール [単行本] / マックス・ギュンター (著);...

『マネーの…』という本を手に取るシーンがよっぽど多いのか、相方には「またか…」という冷ややかな視線を浴びせられながら読破した一冊。なんでも投資に関わるお仕事の方々の中では、古典的な名著なんだそうな。

…て、ブログをご覧の皆さん、別にそんなにお金の亡者じゃないですよ!僕。 原稿料もそんなにベラボーに高い金額を提示したりしないですし。。。

と、さて、本の内容ですが、まあ、いわゆる投資の心構えみたいなものをまとめ本なんですが、投資以外の世界にも十分通用するような考え方や心構えみたいなものがたくさん紹介されていて、ビジネスの幅広いシーンに応用できるエッセンスがぎっしり。

というわけで、本の中から少しだけ、僕なりに感銘を受けたフレーズを抽出してみると、

●リスクについて
心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないなら、十分なリスクをとっていないということだ。

●希望について
船が沈み始めたら祈るな、飛び込め

●予測について
人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかると言う人を、たとえわずかでも信じてはいけない

●楽観と悲観について
楽観は最高を期待することを意味し、自信は最悪に対処する術を知っていることを意味する。楽観のみで行動してはならない

●コンセンサスについて
大多数の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている

●計画について
長期計画は、将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。決して重きを置かないことが重要だ


ね、なかなか深いですよね?


また、「直観」をどう扱うか?について書かれた部分もなかなか秀逸で、

今までその分野において多くの知識や情報を蓄積しているのであれば、

直観はむしろ、単なる偶然ではなく、こうしたデータの蓄積による無意識の産物であって、

信じるに値するような有益な情報だ、と解説しています。


これには、思わず「なるほど〜」と唸ってしまいました。


このほか、「ギャンブラーの誤謬」といった行動経済学に絡んだお話なんかもあって、

普段の生活やビジネスシーンにもきっと役立つ有益な一冊かと。

個人的には「長期投資、全否定!」のスタンスには、いささか納得がいかない部分もありますが、

それでも、今年読んだ本の中では、ベスト10には入るなかなかの名著です。
posted by もっぴ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする