2018年08月15日

成功する農業。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

なんだかドタバタでお盆休みに突入した
・・・と思っていたのですが、
結局のところ、お盆も何かしら仕事があって、
完全な休日は今のところゼロ。
まあ、毎年のことなので慣れっこですが、
ちょっとは休みたいなぁ・・・。

さて、愚痴はこの辺にして、
仕事の息抜きにブログを更新。
本日はいくつか書評でも書こうかと思います。

まず1冊目は、こちらです。

絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業
絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業

『絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業』
・・・う〜ん、長い。。

僕は仕事柄、結構本を読む人でして、
年間にどうだろ、ざっと目を通すものを含めると
300冊以上は読んでいるかなと思います。
話題のビジネス書はほぼ全て見ますからね。

それだけ見ていると、
なんとなく傾向みたいなものも見えてきて、
例えば、その中で本当に使えるものというのは、
ざっと1割ぐらいかなと感じています。

とりわけ目立つのが、成功者の自叙伝的なもの。
みんなが知っている大企業の創業者や
最近急成長中のベンチャーの社長が登場し、
生い立ちからたどっていく、そんなヤツですね。

幾多の困難に立ち向かう姿というのは、
純粋に読んでいてワクワクしますし、
元気をもらうことも多いんですけど、
じゃあ自分の仕事に役立つか?という観点でいうと、
成功が、その人だからできることに起因していて、
別の人がやったら無理なんじゃね?
みたいなことが多いですし、
そもそも運の要素が多くて、成功の理由は
後付けだったりすることも少なくないわけです。

と、いきなり脱線しましたが、
ここから本題の『成功する農業』のお話。

この本、いいところはずばり
汎用性があることです。
ここのところは、著者ご本人も
気を付けながら執筆したと書いています。

前述した通り、いわゆる巷の成功本というのは、
別の人が真似をしても、基本的に
そのまま成功できるわけではありません。
でも、『成功する農業』については、
汎用性に重きが置かれていて、
これから新規就農するのであれば、
どんな心構えや準備が必要なのかが
本当に丁寧に、網羅的にまとめられています。

P18の「農家の『見かけの所得の低さ』に
騙されるな」なんて本当にそうで、
農家=自営業者であり、収入ー経費=所得ですから、
所得がある程度低い(低くする?)のは
当たり前の話なんです。

でも、メディアが「農家は儲からない=かわいそう」
と喧伝しているせいなのか、
サラリーマンだとこの辺りの事情が
あんまり理解できないからなのか、
世間の人とのギャップを感じることが多いです。

農業の世界って、一事が万事で
中に入ってみないと分からないことが
本当に多いなぁとつくづく感じます。

新規就農した僕から見ても、
本書は、そのあたりの実情について
かなり踏み込んで、正確に書いてくれている
というのが素直な感想です。

いろいろと新規就農本を読んできましたが、
もしかしたら一番と言い切ってもいいぐらい、
それぐらい役に立ちそうな良書です。

少しでも新規就農に興味がある人は
手に取ってみて損はないと思いますよ。

posted by もっぴ at 08:06| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月12日

友だち幻想。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

6月もそろそろ中旬。東海地方もちょっと前に梅雨に入りましたね。しっかり雨が続いていましたが、今日はキレイな青空が広がる気持ちいい天気。

こんな時は休みをもらって外出したい!・・・ところですが、原稿の執筆に、畑作業に、なかなか休ませてもらえなさそうです。。

今日は、新書を一冊ご紹介しようかと思います。こちら、「友だち幻想」という本です。

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)
友だち幻想 (ちくまプリマー新書)

もともと僕は、昔からそれほど友だちが多い方ではなくて、特に高校時代なんかはどちらかと言えば、中心から外れたグループに属して、なんだかのらりくらりマイペースで3年間を過ごした人でした。

ただ、社会人になると、「仕事は一人ではできない」とよく言われるように、周囲とそれなりに密度の濃い関係を築く必要があります。そして、そんな環境の中で「人付き合いの力」も次第に磨かれていったような気がします。

特にフリーライターというのは、以前もこのブログで少し書いたように、コミュニケーション力が必要になる仕事です。

まったく誰とも触れあうことなく「オール資料書き」みたいなことは結構まれで、ほとんどの場合、取材やインタビューを経て原稿を執筆することになります。

今まで全く関わりのない人と即座に関係性を築き、ほどよい距離感を保ちながら、それなりに深いところまで話を聞かないといけない。そんな仕事の流れに身を委ねているうちに、人との距離感の取り方も、少しは上手になったのかな、と我ながら感じています。

じゃあ、その距離の取り方をきちんと説明できるのか?といわれると、言語化するのは難しい。

上の娘がそろそろ中学校生活が間近に見えてくる年代になり、もし悩んだ末に聞かれた時、「どうやって人と付き合えばいいのか?」を的確に説明できる親になりたくて、書店のランキングコーナーでふと目に留まったこの本を手に取った、というわけです。

・・・ええ、かなり前置きが長くなりました(笑)

読後の感想ですが、なんだかすっきりしました。

ところどころ難しいフレーズが出てくるのですが、もともと中学・高校性くらいの年齢でもすっと腑に落ちるように平易な言葉や表現が使われていることもあって、とても理解しやすかったです。

「なるほど」と思わず膝を打ったり、「そうだよね」とうなずくところも多々。新書なんでさらりと読めますが、その内容はかなりの濃さだと思います。

個人的に感銘を受けたのは、子どもたちに「人には誰にでも限界がある」「いくら頑張ってもダメなことだってある」と教えることの大切さを説いている部分。

とかく大人は「君たちには無限の可能性が広がっている」と言いたくなりがちですが、社会に出て現実にぶつかった時、大人が想像している以上に大きなギャップを感じてしまうようです。

僕らの世代なんかだと、子どもたちの間でまだしっかり競争原理が働いていて、意外に早い段階で現実を知っていた気がします。「プロ野球選手は無理だな・・・」なんてソッコー思い知りましたから(笑)。このあたりは最近、なにかと「夢は叶う」的な話が多いことが影響しているかもしれないですね。

また、他者は100%自分を受け入れてくれるわけじゃないという指摘も、なるほどなぁ〜と感じました。

どこまで言っても他者は他者。自分の全てが理解できるのであれば、それは他者じゃない。

本にもあるように、「人というものはどうせ他者なのだから、百パーセント自分のことなんか理解してもらえっこない。それが当然なんだ」という前提に立てば気持ちが楽ですし、そこから始めれば、また違った等身大の関係性が築けるような気がします。

と、ここであまり詳しく解説するのもアレですし、あとはぜひ実際の本で。人間関係でお悩みの方は、きっと心が軽くなると思います。

posted by もっぴ at 19:51| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月03日

10年後の仕事図鑑。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

ええ、今日も仕事です。

取材はありませんが、原稿がたまっているもので(笑)
まあ、毎年の恒例行事みたいなもんですね。

さて、本日も前回に引き続き、最近読んだ本をご紹介したいと思います。

10年後の仕事図鑑
10年後の仕事図鑑

『10年後の仕事図鑑』です。

近くの書店のランキングでは、しばらく1位だったんじゃないかな? ホリエモンこと堀江貴文さんと、最近注目されている落合陽一さんの共著です。

どちらの方の本も何度か読んだことがあって、基本的にはおんなじ方向の内容が書いてあるので、それほど目新しいことはない感じでした。ただ、人生100年時代と言われる今、どんな未来を描くべきなのかを改めて自分に問うための一冊として、読んでおいて損はないと思います。

個人的には、P210の「リスクヘッジの副業に意味はない」という部分に強く共感しました。

フリーライターと農業の二足のわらじを履いていると、半分冗談、半分真面目に「こっちが本業?」「これは副業だよね?」という話になることが多いです(笑)。でも、正直そういうことじゃないんですよね。どちらも好きでやっていることで、「複業」というか「全部本業」なわけです。

昨今は「副業容認」なんて話が出ていますけど、「こっちはメインであっちはサブ」「こちらは保険だから」みたいな考え方だと、結局上手くいかない気がするんです。時間配分はどうあれ、心持ちとしては「どっちも本業」「どっちも面白い」でいかないと。

2人の主張に通底しているのは、これからの時代は、今までの常識は通用しないということ。今までのレールに乗るより、むしろ個性(趣味・好きなこと)をとことん追求して仕事にした方が、コモディティ化することなく生き残っていける、ということ。

そして、常識に囚われることなく、いかに自分で考え、行動し、自分らしい人生を謳歌するのか。それが大事だと伝えてくれている気がします。

「好き」を「仕事」にする−−。

もはや自己啓発本の常套句であり、使い古された感もあります。それでも、なかなか実践できる人が少ないのは、外部環境を言い訳にしながら、固定観念に縛られている「自分自身」が一番の障壁なんだろうと思います。

現実問題、家族を養う立場になると、自分の決断だけで自由に振る舞うのは難しいのも十分理解できます。ただ、もっともっと、自分が好きなこと、没頭できること、やりたいことを、仕事で実現できる社会になったら、日本は面白くなるのになぁ〜と感じます。

せっかくのGWです。

人生が有限であることを噛みしめつつ、お金の心配がないとしたらどんなことがしたいのかを考え、将来のあるべき姿を見つめ直してみるのもいいかもしれませんね。

もしベーシックインカムが導入されて、食べるのに困らない世の中がやってきたら、自分は何がしたいのか−−。

はたまた、預金通帳に一生暮らせるだけの大金が突如入ってきたとしたら、明日からどんな暮らしをするのか−−。

1年後に確実に死ぬと分かっていたら、真っ先にしたいのは、どんなことか−−。


僕は?
そうだなぁ〜。

仕事の内容やペースは若干変えるかもしれませんが、お金の心配がなくなっても、1年後に死ぬと分かったとしても、やっぱりフリーライターと農業は続けている気がしますね。


posted by もっぴ at 13:21| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月30日

フリーランス、40歳の壁。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

世間はGWですね。ただ、僕の方はなかなか完全に休みというわけにもいかず、原稿を書いたり、リサーチをしたり、農作業をしたり、新しい畑の打ち合わせをしたり・・・。

まあ、完全な休みというわけにはいかないですね。

と、そんなGWの仕事の息抜きに、ちょっとブログを更新しようと思います。

フリーランス、40歳の壁――自由業者は、どうして40歳から仕事が減るのか?
フリーランス、40歳の壁――自由業者は、どうして40歳から仕事が減るのか?

いや〜、もうタイトルが怖すぎる(笑)
『フリーランス、40歳の壁』です。

筆者の方は、大学教授も経験されていて、めちゃめちゃ・・・というわけではないまでも、相当にメジャーなライター・編集者さん。僕からすれば、はるか雲の上くらいの感じです(笑)

それでも、40歳を過ぎたあたりから、壁にぶち当たり、仕事がなくなって・・・という苦境を経験されているのですから、もう、「明日は我が身」という他ありません。

こっそり嫁さんも熟読しておりました(笑)

フリーランスにとって、40歳くらいが壁になるというのは、この本に限らず、結構耳にする話でして。

一番の原因は、これまで仕事をくれていた雑誌などの編集担当者さんが、徐々に若返っていくこと。これです。

自分が担当者だったら、親ぐらいの世代の人に、なかなか無理なお願いはしづらいですよね。

だから、余人を持って代えがたいと言われるような超大御所にでもならない限り、若い編集者→同世代の若いライターに発注という世代交代の流れが自然と発生してきて、そして中高年は・・・という話になってしまうわけです。

「中高年フリーランサーあるある」といった感じですね。

本書では、著者の方がインタビューする形で、その他のフリーランサーが体験した「40歳の壁」についても詳しく紹介されています。

多くの人が、自分のメディアや、自分のブランドを確立していたり、はたまた、別のビジネスをライターを平行してやっていたり、あるいは組み合わせてうまく展開していたり。

これまでのライター、編集者、漫画家・・・といった既存のクリエイター像に囚われない仕事の仕方、生き方を実践されている方たちばかりで、タイトルから連想されるような「40歳、怖いね〜」と単に怖がる内容ではなく、そこから一歩も二歩も踏み込んだ「これからの仕事へのヒント」が詰まった一冊でした。

なかでも古書店主+ライターは、面白そうだなぁ〜。

フリーランサーの中でも、クリエイティブ系の方でないと、なかなか共感する部分は少ないかもしれませんが、フリーとして、どのように仕事を始め、どのように苦しみ、そしてどこを目指すのか。とても面白く読めて明日への活力が沸く内容でした!

すでにフリーライターの方、これからフリーライターを目指す方には、必読の一冊なのではと思います。


ところで、僕もそろそろ自分メディアの立ち上げに取り組もうかな。

名古屋の名も無きライターがどこまで出来るか?

なんだか、ちょっとワクワクしますが、フリーライターの仕事も、農作業の方も、留まるところを知らないほど猛烈に忙しく!・・・と、言い訳をしているうちに、気がつけば50歳になってしまっていたりして。

posted by もっぴ at 18:37| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月20日

AI vs. 教科書が読めない子どもたち。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

ふう。待ち時間、結構長いかも・・・。
というわけで、せっかくだから、
本日3本目もいっちゃいましょうか!

(・・・と、書いているうちに出番が来たのですが、
もったいないから終了後に仕上げちゃいました。。)

AI vs. 教科書が読めない子どもたち -
AI vs. 教科書が読めない子どもたち -

再び、最近読んだ本から一冊。
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』です。

著者は、最近いろんなメディアに出ている新井紀子さん。
AIを使って本気で東大合格を目指した
「東ロボくん」プロジェクトの担当者の方です。

近頃、あちこちで話題になっている「AI」。
そのうちシンギュラリティ(技術的特異点)が訪れ、
人間を超えてしまうのでは、なんて言われていますが、
新井さん曰く、それは「無理」なんだそうな。

思い切り文系脳のフリーライターとしては、
「これで食いっぱぐれることもなさそうだ!」と
心の底からホッとしたわけですが、
その一方で、同書では、
AIが最も苦手とする読解力について、
教科書の理解ができない子どもががかなりの割合いて、
大きな問題だと警鐘を鳴らしています。

学習における読解力の重要性については、
すでに昔から指摘されていることで、
「今さら言われなくても・・・」という方も
たくさんいらっしゃるとは思います。

ただ、将来、AIにできない仕事を
いかに見つけていくのかという点において、
読解力が一つのカギを握っていること。

今後は、AIの登場によって
徹底的にコストが削減されていき、
結果、淘汰される企業が増えていくこと。

そして、このAIの波に飲み込まれないような
ブルーオーシャンを見つけなければ
生き残っていけない、といった指摘には、
色々と考えさせられるところがありました。

ただ、その解決法の一つが、コピーライターの
糸井重里さんが運営する「ほぼ日」という話には、
正直、思わず「そうなのか?うぅ・・・ん」と
唸ってしまいましたが。。。

それから、もう一つ、
個人的に悩ましいと感じたのは、
これだけ読解力がない人が増えてくると、
そもそも、ライターがどれだけ言葉を選んでも、
大半の人に伝わっていないのでは?という
ちょっと頭の痛い未来の到来です。

「我が子の読解力を磨かねば!」という
親目線での感想以上に、
「大多数の人が読解力を失う中で
どうやって読み手に伝わる文章を書くのか?」
「そもそも文章がこれから
必要とされていくのだろうか?」といった
ライター目線での問いが頭をもたげました。

・・・ともあれ、AIの現状を正しく理解し、
その対処について考えたい方にとって
今、最も注目かつ、お勧めしたい一冊かと。
(・・・文系の僕では説得力ゼロですが)

ちなみに、
この本の表紙を見せた瞬間、
小4の娘は、

「そんなの、水をかければ楽勝!」

・・・と申しておりました。


posted by もっぴ at 20:48| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お金は寝かせて増やしなさい。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

本日、2本目となるブログ更新です。

取材でとある大学にお邪魔しておりますが、
インタビューの合間の時間が結構長くて、
ボーッとしているのもアレなので、
最近読んだ本の紹介でもしようかと思います。

お金は寝かせて増やしなさい -
お金は寝かせて増やしなさい -

発刊されたのは去年ですかね?
インデックス投資に関するブログで
人気を集める個人投資家、水瀬ケンイチさん著の
『お金は寝かせて増やしなさい』です。

今年から「つみたてNISA」が始まりました。
このブログをご覧の方のなかにも、
「なにそれ?」という方が少なくないと思いますが、
簡単にいえば、老後不安を解消すべく国が後押しする
投資にかかる税金を非課税にする制度のこと。

もともと「NISA」という制度があったのですが、
これだと5年間という縛りがあったことから、
使える期間を20年にまでぐんと伸ばし、
さらには、投資初心者が不利益を被らないようにと、
低コストの投資商品のみに限定した新しい制度です。

そんな新たな制度「つみたてNISA」をはじめ、
個人型確定拠出年金「iDeCo」や、既存の「NISA」の紹介、
そして、具体的にどんな投資商品を選ぶのが良いのかなど、
かなり具体的な部分に踏み込んだ内容になっていて、
全くのド素人にはちょっとハードル高めですが、
インデックス投資に興味がある方にとっては、
教科書的に役立つ一冊なのでは、と思います。

実は、昨年末から今年にかけて、
驚愕の低価格を実現した
新しい投資信託が登場してきていて、
本書で紹介されている商品を
そのまま選ぶのがベストな選択かというと
ちょっと違ってきている感もあるのですが、
きっと一読してみて損はないはずです。

よろしければ、ぜひ。

posted by もっぴ at 16:27| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

ヘンテコノミクス。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

いや〜、結局、更新が滞り始めました(笑)
忙しくても時間は作れる!と息巻いていたものの、
超忙しいとやっぱり時間は作れないもんですね。
単純に忙しさがまだ甘かっただけでした。

とはいえ、最近ブログを閲覧してくれる人が
FB経由でドッと増えてるみたいなので
何も更新しないのも申し訳なく。
少しだけでも記事を書こうと
今日は一つ、本でも紹介するつもりです。

さて、先日、ブログで
NHK番組「オイコノミア」などでお馴染みの
大竹文雄先生の著書、
『競争社会の歩き方』をご紹介したところ、
なんと!光栄にもツイッター上で先生から
直接コメント&リツイートをいただきまして。

せっかくですから、行動経済学関連で
面白い本を紹介できないかと思い、
最近話題のこちらを挙げてみることにしました。

行動経済学まんが ヘンテコノミクス -
行動経済学まんが ヘンテコノミクス -

分厚い経済書を読み解くのは、
ちょっとしんどいという向きにお勧めな
行動経済学まんがです。

ただ、漫画といっても
内容はかなり本格的かつ
しっかりとツボを押さえていまして、
味のある絵で具体的なシーンが描かれている分、
なるほど!と納得感を得られやすいかも。

行動経済学の第一人者であるセイラ−教授が
ノーベル経済学賞を獲ったばかりですし、
ちょっとかじってみようかなという人には
入門書として最適な一冊だと思います。

我が家では、小学4年生の娘が
「絵が面白い!」とかじりつきました。
どこまで理解しているのはともかく、
夢中で読んでいる様子です。

親としては、狙い通り!と思う反面、
なんだか計算高い女になってしまうのではないかと、
一抹の不安を覚えているところです。。

posted by もっぴ at 07:22| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

自営業の老後。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

今日はいきなりマンガの紹介からでしたので、
せっかくだからと、もう一つ。

しばらく前に発売された
『自営業の老後』です。

マンガ 自営業の老後 -
マンガ 自営業の老後 -

これでもファイナンシャルプランナーの端くれ、
お金にまつわる本はかなりの好物ですし、
自営業の老後なんてタイトルを付けられたら
目に入らないわけがない!ということで
もうしばらく前になりますが、
書店で見つけて即購入した一冊です。

著者の方はイラストレーターで、
老後について全く準備をしておらず、
国民年金すらまともに支払っていないという
お金に相当無頓着な状態だったわけですが、
そこから一念発起して、
老後の備えを進めていくという内容。

同じ自営業でも、士業の方たちなんかは、
しっかり備えている人が多い印象ですが、
クリエイター系のフリーランス諸氏といえば、
無頼漢がカッコイイ!みたいなところがあって、
その手の話に無頓着という人も少なくない気がします。

でも、僕自身、段々と年を重ねてくると、
昔のような瞬発力も無くなるし、
記憶力もなんだか自信がなくなってくるし・・・。
やっぱり備えって大事だなぁ〜って痛感します。

この本なら、そんな老後の備えについて
かなりライトに解説してくれますし、
本当に初歩の初歩から話が進んでいくので
全く無関心だった人でも取っつきやすいはず。

「まずは老後の備えについて
ざっくり知っておきたい!」という人には
なかなか有益な本だと思います。楽しいですし。


僕自身を含め、リアルな老後を考えると
薄ら寒くなるという人もいるかもしれませんが、
現実をきちんと直視して、
できるところから準備したいものです。

posted by もっぴ at 20:00| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

転生したらヤムチャだった件。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

もうすぐ40歳のオッサンが
真面目な話をブログに連続更新すると、
なんだか政治・経済の
小難しい話題ばっかりになってしまうので、
ここらでちょっとライトな記事でもと、
本日は漫画を紹介しようと思います。

ネットを中心に一時期盛り上がりを見せた
『DRAGON BALL外伝
転生したらヤムチャだった件』です。

DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件 (ジャンプコミックスDIGITAL) -
DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件 (ジャンプコミックスDIGITAL) -

もう読まずに分かりそうなネーミングですが、
あるドラゴンボールファンの男の子が、
突然、ヤムチャになってしまったら?という
同人誌みたいなノリの外伝ですが、
これが公式に出てしまうというのが
まずもって一番の驚き!

で、肝心の内容についても、
しっかりとファンのツボを押さえていて、
思わずクスッとしてしまうネタが満載!

途中から異次元の強さになってくる
サイヤ人に転生するのではなく、
ヤムチャというところがポイントでしょうか。

ネットにも一部公開されているので
詳しくは実際に見てもらいたいと思いますが、
ストーリー展開を熟知しているのを逆手にとって、
ヤムチャとなった男の子が
ドラゴンワールドで大活躍を繰り広げます!

絵もほとんど違和感ないですし、
とても良く出来た作品だと思いますよ。
ドラゴンボールが好きな方ならぜひ。



posted by もっぴ at 15:53| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月05日

競争社会の歩き方。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

ブログ更新の調子が乗ってきたところで、
せっかくですから、
本日3更新め、いってみましょうか!

というわけで、仕事の息抜きも兼ねて
書評を一つ。

競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書) -
競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書) -

大竹文雄先生が書かれた
『競争社会の歩き方』です。
副題は『自分の「強み」を見つけるには』。

大竹先生と言えば、お笑い芸人の又吉さんと
一緒に出演されているNHK番組
『オイコノミア』ですっかりお馴染みですね。

この本でも、番組で披露されることの多い
経済学の話題について
楽しく解説してくれています。

行動経済学が大好物の僕にとっては、
楽しいトピックが満載!

比較的短い文章で完結しているお話が多く
隙間時間の読書に・・・といった人にも
ピッタリな一冊だと思います。

興味深かったのは、
反競争的教育の効果について書かれた部分。

一時期、運動会の徒競走で
全員が手を繋いでゴールすることが
話題になったことがありましたよね。

「子どもたちはみんな平等」という考えから
行われたことだと思いますが、
ある研究者によれば、この行為が
「能力はだれもが同じ」という考えに繋がり、
かえって競争を激化させてしまったり、
「できない子は怠けている」、
「能力が同じなら助ける必要ない」といった
当初の意図とかなり異なった価値観を
子どもに植え付けてしまいかねないと、
指摘する研究者もいるんだそうな。

あと、意外だったのが
日本におけるトップ1%の
所得がいくらか、というお話。

とてつもなくスゴイ金額だと
勝手に思い込んでいたのですが、
なんとその額は、年収1270万円以上。
上位5%で、750万円以上、
上位10%は、580万円以上だそうな。

何かがあれば格差、格差と
よく耳にする昨今ですが、
上位の年収というのは、
それほど天文学的な金額ではない様子。
これって結構、予想外じゃないですか?

・・・といった調子で、
明日の雑談にでも使えそうな
身近な話が盛りだくさん。
さらりと読めて結構タメになる
オススメの一冊です。

posted by もっぴ at 20:10| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月04日

SHOE DOG。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

お気づきかもしれませんが、
このブログ、連続投稿モードに突入しました。
現在の記事数は、1633。
できれば年内に「1650」はいきたいなと。
いや、可能であれば「1700」まで!
・・・といっておきながら未達で終わるのが、
このブログらしいといえば、らしいのですが。

さて、そんな更新数稼ぎのためにも、
本日2本目の投稿にいきたいと思います。

SHOE DOG(シュードッグ) -
SHOE DOG(シュードッグ) -

かなり売れているみたいですね!
東洋経済新報社発行の『SHOE DOG』。
カバーにもデカデカとデザインされている
ナイキの創業者、フィル・ナイト氏の自叙伝です。

僕はこの10年くらい
ずっとニューバランスを履いておりまして、
ナイキはそれこそ、「バッシュ」が
空前のブームを巻き起こした時くらいしか
履いていない気がします。

ちなみに、これは嫁さんともよく話すのですが、
あの、猫も杓子もバスケットシューズを履いているという
異様な光景ってなんだったんでしょうか?(笑)。
僕も、めちゃめちゃゴツい靴を履いて
中学校に毎日通っていました。
なんだろ、それこそナイキの陰謀だったのだろうか・・・。

さて、だいぶ脇道に話が逸れましたが、
そんなナイキの創業秘話を書いた一冊でして、
これがまたなかなかの面白さ!
ちょっと中だるみする感じはあるものの、
相当なボリュームを一気読みしました。

文章の端々にほとばしっているのは、
ベンチャー企業の資金繰りの苦しさ!
「また金策に走ってるの?」というくらい
キャッシュに苦しむ光景が満載です(笑)

あんまり書くとネタバレになるので微妙ですが、
ナイキには日本企業も大きく関わっていて、
その2つが「オニツカ」と「日商岩井」。
現在の「アシックス」と「双日」です。

一方は、相当な悪役として、
一方は、めちゃめちゃ良い感じに
書かれていますので、
それは読んでのお楽しみ、ということで。

年末、時間があるけど何を読もうかな?という人は
ぜひ読んでみてソンはないと思います。
スポーツが趣味という人は特に。

・・・よし、こんな感じで
今年読んだ本を紹介していけば、
あと100更新はいけそうだな(笑)


posted by もっぴ at 07:19| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月12日

牛を飼う球団。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

そろそろ農業の方が
繁忙期に差し掛かりそうですが、
ライターの仕事がちょっと落ち着いたので
今日は書評でも書いてみようかと思います。

牛を飼う球団 -
牛を飼う球団 -

発刊から1年以上経つと思いますが、
改めてネットで見つけて
読んでみることにした1冊です。

タイトルの「牛を飼う球団」とは、
四国アイランドリーグに所属する
高知ファイティングドドッグスのこと。

文字通り、牛を飼ってみたり、
農業に参入してみたり。
球団経営を通じて
地域を活性化させていく様が
とても面白くてワクワクします!

それにしても、選手たちが練習後、
畑にくり出して農作業するとは!

うちも球団経営×農業なんて
とっても楽しそうだなぁ〜と、
ちょっぴり夢を見てしまいました。

さしずめ球団名は、
毛織物で栄えた街だけに
「一宮シープ」でしょうか?

あかん!
選手がグランドで寝てしまいそうだ(笑)
いや、観客の方か??

個人的には、昔のパ・リーグみたいに
外野席で寝ている観客がいる光景って、
哀愁が漂っていてなんだか好きですが。。

posted by もっぴ at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月13日

「年金問題」は嘘ばかり。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

フリーランス界隈の方々と話をしていると、
年金なんてどうせもらえないんでしょ?
というコメントを聞くことが結構あります。

で、そんな時、
ファイナンシャル・プランナーの端くれである僕は、
もしかしたら未払い?と心配しつつ、
国民年金は払った方がいい、
もし金銭的に厳しかったとしても、
免除申請を出しておいた方がいい、と話しています。

年金は破綻する!という
ネガティブキャンペーンのせいで、
国民年金を払っていない人がいるようです。
でも、それが完全に間違っていると教えてくれるのが、
先日読んだ高橋洋一先生のこの本、
『「年金問題」は嘘ばかり』です。

「年金問題」は嘘ばかり ダマされて損をしないための必須知識 (PHP新書) -
「年金問題」は嘘ばかり ダマされて損をしないための必須知識 (PHP新書) -

「年金は「保険」である」という本書の言葉通り、
長生きリスクに備える保険、それが年金です。

しかも、障害年金や遺族年金まで付いてくるので、
実際には、民間の保険会社では無理な、
相当に有利な保険だといえます。

そのあたりの詳しい説明は
紹介している本に譲るとしまして、
じゃあ、年金だけで老後は安心なのか?というと
おそらく大半の方が「ノー」でしょう。
現役時代の給与の4割くらいが支給額の目安ですから、
これだけで暮らしていくのは難しいという人が
かなりの割合を占めると思います。

では、どうすればいいのか?

もし老後を楽して過ごしたいなら、
確定拠出年金などで年金を積み増ししておくこと。
ただ、それよりもっと大切なことは、
老後も働き続けることだと思います。

老後まで働くなんてイヤ!という人もいるでしょうが、
自分がやりたいこと、苦にならないことを軸に
年間100万円程度を稼ぐだけで、全然違ってきます。

それは単に金銭的な問題だけじゃなく、
身体的にも、精神的にも、すごくいいはず。
ちょっと手前味噌ではありますが、
農業なんか、最高だと思いますけどねぇ〜。

いずれにせよ、これからの時代、
ちょっとお金儲けにもなりそうな趣味を
現役時代に見つけておくことが、
老後を充実させるための秘訣になりそうです。

・・・お、なんだか今日のブログは、
ちょっとファイナンシャル・プランナーっぽいな(笑)。

posted by もっぴ at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

人工知能と経済の未来。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

今日は、先日読んだ一冊から。

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書) -
人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書) -

井上智洋さんがお書きになった新書、
『人工知能と経済の未来』です。

人類の科学の進歩はすさまじくて、
それこそ江戸時代が終わって
150年くらいしか経過していないはずなのに、
自動車がバンバン走り、高層ビルが建ち並び、
スマホで何でも調べたり、買えたりできてしまう。
激しい速度で便利になっている、はずの現代。

でも、よくよく考えてみると、
人類が働かなくてもいい世界は、
なかなかやってきそうにありません。
ロボットやら、AIやら、
いろんなモノが出てきているんだから、
そろそろ機械が全てやってくれないかな〜なんて
個人的には思っているんですけど。

この本によれば、しばらくすると
世の中で働く人は1割くらいになるんだそうな。

今、世間を賑わせているAIは、
囲碁など特定の分野だけに使える「特化型」。
かたや、人間と同じような知性を持つ
「汎用型」というのも開発が進められていて、
これが実用化されることになれば、
人間との置換がずっと進んでいくことになりそうです。

やったー!
もう仕事から解放される!
楽して暮らせるぞーー!!

・・・って、ホントにそんなことができるのか。
人間VS機械の全面戦争勃発!なんて、
どこかのSF映画みたいなことにならないのか。

井上さんによれば、ベーシックインカムという
国民全員に一律のお金を給付する仕組みを使えば、
残り9割の人もほどほどの生活を営むことができ、
みんながハッピーになれるんだそうな。

そんなバラ色な未来が待っているのか。
それとも残酷な未来が襲ってくるのか。

それこそ神とAIのみぞ知る世界かもしれませんが、
みんなが苦役から解放されて、
自分の好きなことをとことん追求できる。
そんなユートピアがやってきてほしいものです。

posted by もっぴ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月04日

DeNAと万引きメディアの大罪。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

今日は、新年度1発目の本のご紹介。
宝島社から先日発売された
『DeNAと万引きメディアの大罪』です。

DeNAと万引きメディアの大罪 -
DeNAと万引きメディアの大罪 -

本の内容は・・・、
あえて詳しく説明するまでもないですね。

いまやプロ野球の球団も所有する「DeNA」。
そんな企業がまさかのコピペサイトを運営!
・・・ということで、
大騒ぎになったのは記憶に新しいところです。

本書では、ジャーナリストや大学教授、
コンサルタントの方々が、この事件について
様々な角度から分析していて面白いです。

単に「盗用するなんて!」という話に留まらず、
キュレーションサイト事業に内在する危うさや、
SEO対策についての技術的なお話、さらには
DeNAの経営手法などにも踏み込んでいたりして、
意外にもなるほど〜と勉強になることが多かったです。

なかでも、『ストーリーとしての競争戦略』や
『好きなようにしてください』などでおなじみ、
一橋大学教授の楠木先生の冷静な分析が面白かった。

個人的には、原稿の粗製乱造の土壌となった
クラウドソーシングが抱える問題にも、
もう少し切り込んで欲しかったな〜という気がしますが。

結局のところ、今回の問題の根っこの部分にあるのは、
「安易に儲けに走った」ということだと思います。

格安ライターに大量の原稿を作らせ、
SEO対策を施してネット広告でがっぽり稼ぐ。
ものすごく簡潔に表現するとこういうことですが、
そんなうまい話、そうそう上手くいくはずがない。

結局、地道にコツコツと仕事をするのが
遠回りのようで一番いい、ということですかね〜。



posted by もっぴ at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月06日

ビジネス・フォー・パンクス。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

ありがたいことに、
新年早々、忙しくさせていただいております。
年越しの原稿なんかもあったりで、
まあ、いつも通りのスタートではありますが、
今年も実り多き1年になるのではと、
期待しながらPCに向かっているところです。

さて、そんな新年一発目の書評は、
こんな本でいきたいと思います。

ビジネス・フォー・パンクス -
ビジネス・フォー・パンクス -

昨年、結構話題になったビジネス書、
『ビジネス・フォー・パンクス』です。

英国・スコットランドで立ち上げた
小さなクラフトビールの会社を急成長させたという
ちょっと、いや、かなり変わった経営者の著作でして、
タイトルの通り、パンクの精神と哲学に基づいた
ビジネス指南書となっております。

この説明だけだと、なんだか訳が分からない感じですが、
ぶっちゃけ、中身もかなりぶっ飛んでます。
そして、独特の文体とともにその内容がすこぶる面白い!

パンクなんて言いながら、その実、
財務については再三にわたって大事だと説いていて、
財務論について書いた章では、
****
ビジネスにおけるパンク的思考の決め手は、
とにかくルールを破ることだ。
しかし財務に関しては、ルールを破ろうと考える前に、
ルール通りのやり方を体得し
『スターウォーズ』のヨーダの域まで
高めなければならない。
将来、経験を積み、安定したキャッシュフローが
懐に入るようになれば、成功に一歩近づける。
****
なんて書いております。

ヨーダの域かぁ・・・。
まだ僕は、フォースの覚醒すら遠い先のような。。。

そのほかにも、キャッシュの大切さや、
粗利を確保することの重要性など、
結構まともなことを発言している一方、
SNSを活用したPR手法については、
なかば炎上マーケティングのような内容も書かれていて、
日本でそのまま使うのはマズいというか、
得策ではないなと思う部分も散見されます。

そして最後には、本の冒頭で、
「人のアドバイスは聞くな」と主張したのを振り返り、
「ぼくは、人のアドバイスは聞くなと言った。
それはこの本に書いたことすべてにも、
無条件で当てはまる」という
なんだか皮肉めいた言葉で締めくくっていたりします。

お堅い経営書とは違い、
かなりライトな口調で書かれていて、
それでいて、なかなかタメになったり
新たな着眼点が得られる良書だと思います。

著者本人が言う通り、
この本を真面目に実践する必要はない気がしますが、
なんだか自然とアクションを起こしたくなる
そんな一冊じゃないかと思います。
なかなかのお勧めです。

posted by もっぴ at 18:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月23日

次の時代を、先に生きる。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

今日は祝日ですね。
僕は?というと、ちょっぴり家族サービスをしつつ、
取材をしたり、原稿を書いたりと、
まあ、いつも通りの1日です。
そろそろ年末が近づいておりますし、
なかなか落ち着いて休みは取れないですかね〜。

さて、世間はお休みということで、
このブログをご覧いただいている方も、
いつもよりは多めのようですので、
少しばかり更新をしようかと思い、書評を一つ。

先日読んだ『次の時代を、先に生きる。』です。

次の時代を、先に生きる。 - まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ - -
次の時代を、先に生きる。 - まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ - -

著者は、高坂勝さん。
脱・資本主義系の本がお好きな方であれば
おそらくご存じなのではと思いますが、
『減速して自由に生きる ダウンシフターズ』などの
著書で知られている方ですね。

帯には「経済成長なんてクソ食らえ!!」なんて
ちょっと過激なフレーズが踊っているわけですが、
要するに、今までの成長ありきの社会を見直して、
足るを知る、ほどほどの経済を志向し、
もっと豊かな人生を取り戻そう、というお話。

最近、既存の資本主義を見直そうという
方向性のビジネス書が結構出回っておりますが、
その類いの一冊、と申し上げれば
おおよそ内容を掴んでいただけるのでは、と思います。

僕は仕事柄、ある意味資本主義の権化ともいうべき、
広告関係の執筆も多いですから、
あんまり強く言えない立場ではあるのですが、
それにしても、今後も右肩上がりの成長を前提に
目標設定するような仕事の仕方は、
ちょっと息苦しいのかなと感じます。

手を抜かない程度に、身の丈で、ほどほどに、
やりがいを感じるワークスタイルを選ぶべきであって、
そういう意味では、この本に同意するところは結構多いです。

ただ、全体的にアベノミクス批判の色が強くて、
そのあたりは、なんとも同調しずらい感じがします。

個人的には、資本主義経済の恩恵は受けつつも、
セーフティネットとして貨幣に頼らない生き方を取り入れるという、
よく言えば「いいとこ取り」、悪く言えば「どっちつかず」なスタンスが
ベストなんじゃないかな〜なんて思いながら、
読み進めておりました。

小さな農業で最低限の食い扶持を確保し、
その上で、自分が本当にやりたいことを仕事にするというのは、
農業を使ったベーシックインカムみたいなようなもので、
とてもいいことじゃないかと、ずっと考えています。
この本でも指摘されている通り、自分の食料を作ることは
それほど大変なことではないと思いますし。
家庭の自給率なんて、品物にかなり偏りは出るものの、
難なく100%を超えちゃいますから(笑)。

ともあれ、ちょっと会社に疲れたな〜とか、
今の生き方を見直したいな〜なんて、
悩める方の一服の清涼剤としては、なかなかの良書かと。
「お金がなくても大丈夫!」と安堵できること請け合いです。
・・・もちろん、全くないのも考えものですけどね。。。

普段、ビジネス書を大量に読む僕としては、
こういう感じの本を適度に挟むことで
お金一辺倒の考え方とのバランスを取るようにしています。
なにごとも、ほどほどが一番ですからね。

こんな考え方だから、何事も中途半端なのかなぁ〜。


posted by もっぴ at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

LIFE SHIFT。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

先日の投稿から、早いもので約1カ月。
更新せねば…更新せねば…と思いつつ、
しばらく放置が続いておりましたが、
やっと重い腰を上げて久々の記事アップです。

まあ、毎度のことながら、
「更新がない=忙しい」ということなので、
自分的には充実した毎日なんですけどね。

現在は今年4本目の社史を執筆中ですし、
そのほか、雑誌の記事やら、大学案内の取材やら。
さらに農業の方でも新たな試みを始めたりと、
某広告代理店さんを責められないほどの
ハードワークっぷりです。

う〜ん、健康にも留意せねば…。

さて、そんなこんなで久方ぶりの更新ですが、
あんまり仕事のことで大っぴらに書けることもないので、
最近読んだ本の紹介でもしようかと思います。

リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著の
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』です。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) -
LIFE SHIFT(ライフ・シフト) -

ちょっと前に『ワーク・シフト』という本が出て
こちらもそれなりに話題となったのですが、
そんな著者が送る「新しい働き方」の本がこれです。

副題は「100年時代の人生戦略」。

人類の大半が100年生きるという
今までにない世界をどう生きていけばいいのか。
それがこの本のテーマです。

すんごくざっくり言うと、
今までの人生は、教育、仕事、そして引退という
3つのステージを生きてこれば
安定した生活を過ごすことができたけど、
これからはそれじゃダメだよね、というお話。

日本でも年金の持続可能性が疑問視され、
実質破綻してるんじゃね?的指摘が多い昨今。
これは日本だけでなく、海外でも同じらしく、
100年生きるのが当たり前になってくると、
今までの3ステージで人生を組み立てるのは、
もはや成立しなくなる、と本書は指摘しています。

じゃあ、どうすればいいのか?

そこで本書が提案するのが「マルチステージの人生」。
従来の3ステージに縛られることなく、
柔軟性、最新の知識、新たな人的ネットワークなどを
積極的に手に入れていく必要があると説いています。

全体を読んでみて、
納得できる部分はもちろん多かったものの、
サラリーマンが当たり前である日本で、
「マルチステージ」といきなり提案されても、
そこへと思い切って踏み出すのは
なかなか難しいかな〜というのが感想でした。

フリーランスの僕からすると、
ほとんど会社に属せず生きてきているので、
なんとも感じないんですけど、
今までサラリーマンしか経験してない人には、
いい意味でも、悪い意味でも、
ある種の縛りがあった方が安心なんだと思います。

創業を志す人たちの勉強会なんかに参加すると
その心的ハードルが一番のネックだったりしますから。

ただ、冷静に考えてみると、
100歳まで生きると仮定した場合、
同じ会社で65歳まで働けたとしても、
あと35年間も食いつないでいけないといけないわけで、
人生において、サラリーマン以外の働き方を
必然的に経験するしかないわけですよね。

そうなった場合の心の準備だけでもしておいた方が、
色々と不幸がなくていいかな、なんて思ったりします。

僕も目下、「フリーライター」に「農家」を加えた
「マルチステージな人生」へとばく進中。
大先輩の農家さんは、85歳を超えても現役だったりするので、
僕もそんな匠の域に到達するまで、
二刀流にさらなる磨きをかけていきたいものです。

posted by もっぴ at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月08日

さよならインターネット。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

最近、どうやらネットがおかしい。
そう感じたりしませんか?

10年ほど前まで、ネットの空間は、
現実世界に比べてそれなりに自由なスペースで、
やんわりとした匿名性も手伝い、
かなり好き勝手なことができる印象でした。

もちろん、法律を犯したりはしませんし、
マナーを守った使い方は以前からしているつもりですが、
「もしかしたら炎上するんじゃない?」なんて、
それほど気にしなくても大丈夫だったし、
ましてやSNS特有の、誰かにいつもチェックされ、
追い立てられるように「いいね」を押すような、
焦燥感みたいなものはなかった気がします。

・・・と、ぼんやり考えているところに、
面白い本が見つかったので読んでみました。

家入一真さんが書いた、
『さよならインターネット
〜まもなく消えるその「輪郭」について〜』です。

さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ 560) -
さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ 560) -

著者の家入さんとは、
「ロリポップ!」というレンタルサーバーに始まり、
数々のサービスを提供してきたIT業界の経営者。
最近では都知事選にも立候補したことで有名です。
まあ、もちろん、落選したわけですけど。

で、そんなITどっぷりの方が、
なぜに「さよならインターネット」なのか。
本書ではそのあたりの流れが、
氏の半生を追いながら綴られています。

詳しい内容については、
アマゾンのレビューをはじめ、
他の書評に譲るとしまして、
僕が読んでみて思ったのは、
やっぱりネットは窮屈になってきたんだな、ということ。

その昔、リアルな現実とは離れた、
もう一つの居場所であったはずのネット空間は、
今や、完全に現実世界に引きずり込まれ、
同一空間へと融合してしまった感じがします。

本の冒頭、著者が若い人から、
「インターネットはハサミみたいなもの」と言われ、
衝撃を受ける一コマを紹介していますが、
まさしく今、インターネットは
現実の世界に根ざした一つのツールとして
存在するようになったんだと思います。

そこには、かつてのようなワクワク感や、
得体の知れない感や、おどろおどろしさみたいなものは、
すっかり消え失せている感じがします。

そして、ツールとなったインターネットは、
自分が興味を持つものを、
勝手に探し出してくる探知機になっている。
本しかり、情報しかり、そして、友達しかり・・・。

自分が好きであることを効率的に探し出し、
どんどんと無駄をそぎ落としていくインターネットに、
ある種の危うさを感じるという著者は、
最終章で、インターネットを遮断してみたり、
今まで経験のない世界に飛び込んでみたり、
書店に行ったりすることを勧めています。

インターネットはどこに行くのか。
読みながら、色々なことを考えました。

ネットとの距離感にちょっと悩んでいる方。
一読してみると、きっと自分なりの
付き合い方が見えてくる気がします。

それにしても、最後の答えが「書店」とは・・・。
週の半分は本屋に行く僕としては、
なんだか福音のように思えた一冊でした。

posted by もっぴ at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月18日

好きなようにしてください。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

みなさん、本当にアツい日が続いていますね!

名古屋特有の猛烈な暑さももちろんそうですが、
リオ五輪(内村選手の大逆転すごい!)、
そして、高校野球(東邦の大逆転ものすごい!)、
さらには、SMAP解散なんて話題も出てきたりして、
なんだか大忙しの2016年夏!という感じですね。

そりゃあ、原稿がたまるのも仕方がない!!
・・・と開き直っているわけにもいかず、、
スロースタートを夢見ていたお盆明けも、
早々とフルスロットル状態に突入しそうな勢いです。

さて、そんな執筆真っ盛りの夜ではありますが、
息抜きをかねて、ちょっぴり書評でも。

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則 -
好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則 -

楠木建氏の『好きなようにしてください』でございます。

ちょうど8月に入ったくらいに書評欄で見つけて、
早速アマゾンで購入した一冊なのですが、
これが、なかなか、いや、かなり面白かった!

この楠木さんは、『ストーリーとしての競争戦略』という
結構売れたビジネス書の著者の方でありまして、
僕もざっと読ませていただいた記憶があるのですが、
ストーリー・・・よりも、こちらの方が楽しく読めました!

内容は、楠木さんが仕事に悩める人たちから寄せられた
疑問や質問を、ばっさばっさと切り捨てていくというもの(笑)。

ほとんどの質問に、
のっけから「好きなようにしてください」と言い放ち、
そこから持論を展開する、という流れがずっと続いていきます。

「最適な環境」なんて存在しない、とか、
人生は「何をやらないか」を決めること、とか、
仕事と趣味は違う。誰かのためにやるのが仕事、とか。

なんとなくぼんやりと思いながらも、
漠然としていた仕事への向き合い方について、
実にロジカルに答えてくれるのが、なんだか心地良いです。
(もちろん「ん?」というものもなくはないですが)。

なかでも一番共感できたのは、
楠木さんが考える「仕事の原則10か条」のひとつ、
「無努力主義」という考え方です。

決して「努力しない」というわけではなく、
うまくなるためにずっと努力を続けるためには、
「本人が努力だと思っていない」という状況であることが
唯一の条件なのだ、というのが楠木さんの主張。

要するに「好きこそものの上手なれ」ということなんですけど、
確かに「努力しなきゃ!」と気張ってみたところで、
その分野で、ずっと努力を続けることは不可能に近い。
「他人からみれば相当な努力」だけど、
当の本人からすれば「無努力」な状況でないと、
抜きんでたスキルというのは、手にできないかもしれないですね。

まあ、僕もフリーライターに、農業にと、
とにかく努力が楽しくて仕方がない分野を選んで、
時にはゆっくり、時には全速力で走っているつもりですが、
振り返ってみると、確かに「無努力主義」かもしれないなぁ。
抜きんでたスキルは、まだまだ遠い彼方ですけど、
これからも地道な努力(というか無努力)を
自然体でずっと続けていきたいものです。

あんまり「意識高い系」だと思われても
実物とのギャップに僕自身が悩まされそうなので、
ぼちぼち、マイペースでいきたいと思いますが・・・。

というわけで、『好きなようにしてください』、お勧めです。
今まさに仕事に悩んでいるという方は、ぜひ。
個人的には、「ベンチャーに行きたい!」という人が
次々登場してくるのが、なかなか面白かったりします。

posted by もっぴ at 22:23| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする