2006年08月01日

プール事故。

昨日、埼玉県で痛ましいプール事故が起こりました。

僕は、学生時代にプールの監視員のアルバイトを毎年していまして、自分が経験した市民プールの状況というのを思い出しながらニュースを見ていました。

大学が三重県にあったこともあり、住んでいた場所の周辺は、かなりのどかな田園風景が広がっていました。市民プール(厳密にいえば町民プールでしたが)も、そんな静かなところにあり、地元の人がメインでやって来るプールでした。

監視員の経験からいうと、毎年決まって、何人かのおぼれる子供さんがでてきます。大して入場者が多くない年でも、間違いなく何人かは助けることになりました。

子供さんがおぼれる場所って、監視員をする前は「プールの一番深いところ」と考えがちですが、実はそんなことはありません。

深くまで行く子は、多少泳ぎに自信がある高学年の子供が多いんです。圧倒的におぼれることが多いのは、「え?そんなとこで?」と思うようなプールサイドに近い部分なんです。しかも、高い監視台からは死角気味になっていて、慣れていない監視員だと意外に見落としがちな部分なんです。

ちょっと監視に慣れてくると、大体おぼれそうな子はめぼしをつけてずっと目で追っています。すると、プールサイドに手をかけて「あっぷあっぷ」してたと思ったら、次の瞬間に手を滑らせて、おぼれ始めるんです。

しかも、同伴しているはずの親御さんは、ぜんぜん知らなかったり・・・。

僕らはもちろん監視の仕事を一生懸命やっていましたが、所詮アルバイトです
。毎年、スタッフも違うことが多いですし、やっぱり一番大事なのは「自分の身は自分で守る」という心構えではないでしょうか?

海のレジャーでの事故が多いこの季節。僕も、一昨年、浅瀬でシュノーケルをしていておぼれかけたのを教訓に、安全対策には気を配りたいと思います。
posted by もっぴ at 09:51| Comment(0) | TrackBack(1) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする