
ちょっとブームも下火になりつつある?勝間和代さんの著書「会社に人生を預けるな」です。
ざっくりとした内容は「人生にはいろいろなリスクがあるから、それを常に分散してうまく管理することが大切」という内容です。
で、終身雇用が崩壊した今、一つの会社に身をゆだねるのは、その会社が倒産するかもしれないし、クビを切られるかもしれないし、とってもリスクが高い。だから常に他の選択肢を持ってリスクを分散していきましょうというんですが。。。
確かに勝間さんほど「デキる女性」なら、一つの会社に勤めることはリスクと言いきれるかもしれませんが、世の中のフツーの会社員だったら、会社にしっかりとしがみついている方が、よっぽどリスクが少ないという気もしたり。
要は、自分を取り巻く状況をしっかりと見極めて、何がリスクなのかを考えるということが大切なのかと。
まあ、そもそも自分でリスクを管理できる人は、この本を読む必要もないわなぁ。
というわけで、そもそもリスクを管理できる「デキる人」には物足りない、自分でリスク管理できない「迷える人」には、ちょっと実現不可能なのでは?というのが率直な感想です。
僕個人的には、新しい発想への気付きを与えてくれて、読んだ価値はあったかなと思います。