最近、とある雑誌のお仕事で、名古屋近郊の観光施設への取材が続いております。
そんな中で感じるのは、「これからの観光施設には、ソフト面での充実が求められている」ということ。
高度経済成長を続けてきた日本では、モノを所有することが豊かさの象徴であり、幸せのバロメーターだったように思います。
でも、最近、とりわけ若い世代には、顕著に「モノを所有すること」に対する満足感が薄れてきている。
やはり、「基本的にモノが溢れる時代」に育ってきたという、周囲の環境が大きな影響を与えているのでしょうが、
それだけに「娯楽」の分野でも、車やブランド品を持つといった「物質的な満足感」よりも、ネットやリアルでの人の繋がりを通じた「心の満足感」により大きな価値感を見出しているように感じます。
大型施設をバンバン新設のではなく、既存の枠の中で純粋に「本来の楽しさ」を追求した観光スポットへの転換――。
例えば、体験イベントの充実とか、ホスピタリティーの追求とか…。
もちろん、そんな単純なフレーズでは、ひと括りにできないとは思いますが、
こうした思考錯誤の先には、きっと、利用者が本当に求める「何か」が創造されてくるんではないかな、と、いろんな意味で期待しています。
観光情報を発信する端くれとして…、
がんばれ! 東海レジャー!!