冒頭、「古典的名著」と書きましたが、これは完全に古典なのかな〜。というのも、原著はすでに1858年7月に発行されています。
訳者あとがきによれば、すでに明治4年には日本語訳が出版されていたほど。なんでも福沢諭吉の『学問のすすめ』と並び、当時の日本で100万部売れたといいますからすごいです。
本の内容は?というと、やっぱり不偏の真理ともいうべき、王道の人生論。
でも、決して抽象的な説明に終始せず、歴史の偉人などの例を出し、具体的にその効果を示してくれるのがわかりやすくていいと思います。
もちろん150年以上前の本ですから、現代にはそぐわない面もあるかもしれませんが、
「人生が変わる!○○つの法則」的な、お手軽ハウツー本を何冊も読むよりは、ずっと自分を見つめなおせる良書中の良書だと思います。
しかも、今なら文庫本で600円弱。中古なら100円程度で購入可能です。
まだ読んでいない人には、ぜひ手にとっていただきたい一冊ですね。