ちょっと前に話題になった一冊。
少し前に、週刊ダイヤモンドでも特集記事が組まれていましたが、遅まきながらやっと読了しました。
肝心の中身は、めちゃめちゃ目新しい話をしているというわけではなく、今までの無料をとりまく経済の流れを振り返りながら、最近の動向などを考察するといった内容になっています。
自分が身を置く出版・広告業界は、デジタル化の波によって、昨今、特にフリーの脅威にさらされている分野。
それだけに、とても興味深く読むことができました。
「フリーはとまらない」
著者はこのように提言していますが、
フリー天国が広がっている中国では、音楽消費の95パーセントが不正コピーとのこと。
では、どのように収益を上げているか?というと、
従来のレコード会社が、コンサートのスポンサーを捜したり、ラジオ放送のためのシングルCDのレコーディングを依頼したりと、
不正コピーでの人気の広がりを、最高のマーケティング担当者ととらえ、
消費者へのCD販売以外の部分で、収益を上げるビジネスモデルを構築していると言います。
また、中国ではブランド品の不正コピーも有名ですが、
不正コピーを購入する消費者は、決して不正コピーを希望して購入しているわけではない。
もし金銭的に余裕があれば、本物を買いたいという潜在的なニーズがあると言います。
事実、ほとんど偽物の所持品の中に、本物を一点だけ身につけてみたり、
不正コピーを卒業して、本物を購入する層が徐々に増えつつある。
不正コピーの氾濫も、本物の認知度を上げ、その価値を高めるという意味においては、
無料で他社が行ってくれる、最高のマーケティングツールだといえなくもありません。
ともあれ、「フリー」の活用は、その使い方次第。
「諸刃の剣」となる可能性も少なくないだけに、
冷静に状況を見つめる判断力が求められるとは思いますが。。。
ネット社会が到来し、デジタルデータがほぼ無料でやりとりできる時代になったことで、
フリーランスにとっては「情報発信を容易にできるいい環境が整った」ともいえます。
「プロとアマの垣根がなくなった」というマイナス要素を声高に主張する向きもありますが、
そもそも「プロ」なのに、「アマ」と同じ土俵に立って技術の差がないようでは、お金はとれない、というのが当たり前なわけで。
目下、結局のところ、有料でもお願いしたいと思わせる「プロらしい仕事」が、フリーに唯一対抗する手段かな、と。
・・・なんて、偉そうなことを言いながら、自分もプロらしい技術をもっと磨いていかないとな〜。
フリー(雇われない)ではなく、フリー(無料)ライターにならないように、より一層の自己研鑽に励みたいと思います。
2010年04月24日
スズメバチがあらわれた!どうする?
先日、我が家にスズメバチが出現しました!
しかも、2日連続で!!
勇者・ひらいは、果敢にも単独で戦闘に突入し、
見事、強敵・スズメバチをたおしました。
が、その代償は少なくなく、
思い切り振り回したほうきがあたり、
リビングの照明の一部が破損。
被害総額は、ざっと数千円にのぼる模様。
ドラクエよろしく、
戦闘に勝利してお金をゲットするというわけにはいかないようです。。。
とほほ。
しかも、2日連続で!!
勇者・ひらいは、果敢にも単独で戦闘に突入し、
見事、強敵・スズメバチをたおしました。
が、その代償は少なくなく、
思い切り振り回したほうきがあたり、
リビングの照明の一部が破損。
被害総額は、ざっと数千円にのぼる模様。
ドラクエよろしく、
戦闘に勝利してお金をゲットするというわけにはいかないようです。。。
とほほ。