2010年04月26日

究極の田んぼ。

久々に農業関係の一冊。


究極の田んぼ

究極の田んぼ

  • 作者: 岩澤信夫
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/04/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




稲作の不耕起栽培で知られる著者が、その方法や考え方などを記した一冊。

『不耕起でよみがえる』などの著書も読みましたが、なかなか考えさせられる本でした。

「不耕起」とは、「田んぼを耕さない」という意味。

「農耕」というぐらいで、「田畑は耕すもの」という固定概念が一般的に広まっていますが、世界の農業先進国を眺めてみると、科学的見地からも「不耕起」が主流になりつつあるんだとか。

「耕さない」というと、自然農法→非科学的→宗教チックなんて考えに陥りそうですが、

本書では「なぜ耕さない方がいいのか」という点について、科学的に解明されている部分などにも触れられていますので、「自然に寄り添うみたいな、前近代的な農法はちょっと…」みたいな方でも、納得できる部分が多いと思います。

それにしても、家畜飼料を大量に使う有機農法の危険性に触れたり、現在の日本の水道行政にも苦言を呈すなど、

なかなか踏み込みにくい分野にもメスを入れているあたり、なかなか肝が据わった方だな〜と感心。

もし機会があれば、ぜひお会いしてインタビューしてみたいものです。


稲作に興味のない方にはちと厳しい内容かもしれませんが、

これからの日本の食を語る上での大切なメッセージが凝縮されてますので、

農業に関心のある方なら、ぜひ一度手にとって見てほしいな〜と思います。


posted by もっぴ at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トカゲのしっぽ切り。

昨日、畑の草むしりをしていたら、

久々にトカゲが顔を出しました、

…と、思った瞬間、勢い余って草刈り用のカマを惰性で一振り。

すると、トカゲのしっぽが、宙に舞いました。


動揺する僕を尻目に、トカゲは一目散に草むらの中へ。

残されたのは、まるでアニメのように動き回るしっぽ。

その見事な「のた打ち回りっぷり」に、あっけにとられてしまいました。


リアル・トカゲのしっぽ切り。

いや〜、生きるための最終手段って、すげーなぁ〜としみじみ。

posted by もっぴ at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする