ネットニュースをザッピングしていたら、
「家庭菜園を始めた人の4割が、1年で辞める」という記事を発見。
確かに、自分が市民農園を借りた時も、以前にやられていた方が放置した、いわば、市民農園版“耕作放棄地”だったっけ。
で、自分なりに、「どうして1年で辞めてしまうのか」を考えてみると、
主な理由はこんなところではないでしょうか?
@思った以上に、手間がかかる。
A予想通りに、作物が栽培できない。
B作り方に迷っても、レクチャーしてもらう人が周りにいない。
C節約のつもりが、余計にお金がかかる。
@は、まあ想像できますよね?
市民農園をスタートさせるのは、だいたい4月。
管轄しているのが市のことが多いですから、年度替わりになることが基本です。
で、最初はなかなか順調です。苗を購入して、夏野菜を植えたりします。
ワクワクしている間に、GWが過ぎ、ちょうど今頃。
ホント、予想以上に、雑草がぐんぐん伸びてきます。
きっと、我が家に庭のない方は、ビックリすると思います。
で、あれよあれよという間に、廃墟のような農園になり…、
現状回復もままならないまま、冬へと突入し、
「やっぱり、市民農園も楽じゃないねぇ〜」となります。
Aは、僕自身も、最初は「あれ?」と思いました。
肥料をあげても、水をこまめにあげても、
一向にうまくいきません。
なんでだろう?と思っているうちに、すっかり枯れてしまいます。
Bは、「本を読めば大丈夫!」と思うかもしれませんが、
基本的に、ガイドブックの類は、ざっくりとしか書いていません。
畑の状態というのは、場所によって大きく違いまして、
「前作に何を栽培したのか?」「畑が乾燥している?湿っている?」など、固有の要素を加味しないと、決してうまくいきません。
それに輪をかけて、天候の影響もしっかりと受けます。
そうそうガイドブック通り、とはいかないわけです。
Cですが、これが意外に盲点。
夏野菜の定番、ナス、ピーマン、トマトみたいなものは、
安いものなら100円弱で購入できますが、
高いものですと、300円ぐらいのものもあります。
もし失敗すれば、その苗代分が赤字になるだけでなく、
肥料代もろもろ、道具代、それに自分の人件費…と考えると、
どんどん「割に合わないな〜」となってくるわけです。
…と、そんな「続かない理由」を概観した上で、僕なりの解決法。
@には、マルチを使うのが一番手っ取り早い。
畑に黒いビニールが掛かっているのを見たことがある方も多いと思いますが、アレです。
これによって、太陽の光を遮って地面を蔽ってしまえば、よほどのことがない限り、ビニールの場所からは草が生えてきません。
その他、刈り取った草を取り除くのではなく、そのまま畑に被せて、「マルチ替わり」に使うというのも手です。
Aは、まず「水と肥料の与えすぎ」を考えてみましょう。
プランター菜園とは違い、多かれ少なかれ、
地面には水分や肥料分が蓄えれていまして、
植物たちは自分たちで自然にそれを吸い上げられる能力を持っています。
それなのに、多量に水分や養分を与えすぎてしますと、
生育不良、ということになってしまいます。
ただ、家庭菜園の性質上、前に利用した人がどれだけ肥料を与えていたかが分かりませんから、このところは難しいんですが…。
僕的には、最初はあまり肥料をやらずに、様子を見るのがいいんではないかな?と思います。
Bですが、これはある意味、しょうがない部分もある(笑)
でも、市民農園には、ちょっとしたベテランさんが必ずいると思いますので、
その人のやり方をさりげなくまねてみたり、話かけてみてもいいかもしれません。
Cは、ホント、僕も陥りました…。
でも、実物野菜の栽培に成功すれば、きっと元は取れると思います。
昨年は、一本のミニトマトから、おそらく300個ぐらいは実が取れました。
近くのスーパーでは、10個で200円ぐらいで購入できると思いますから、
単純に考えて、6000円。でも、食べきれませんでしたけど(笑)
と、ざっくり、「家庭菜園は、なぜ1年で辞めてしまうのか?」のアンサーを綴ってみましたが、いかがでしたでしょうか?
…フリーライターのブログで、「家庭菜園ネタ」を書いて、どれぐらいの方が読むのかは未知数ですが、もし参考になれば幸いです。。。