BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
- 作者: クリストファー・マクドゥーガル
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2010/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
全米でベストセラーになったランナーのバイブル的な一冊。なんだか表紙もかっこよくて、いい感じですよね!
で、中身なんですが、走る民族・タラウマラ族と、マラソンランナーとが走るウルトラマラソンの話を軸にしながら、随所で、巷のマラソンシューズの問題点や、人間にとって理想的な走り方を解明していく、といった内容になっています。
なかなか興味深い内容が書かれていて、面白い一冊だと思いますが、
個人的には走る民族とのマラソンのストーリーと、人間の走りのメカニズムを解説する部分とを、明確にわけて構成してほしかったな〜と。
小説的な部分と、解説的な部分とが交互に入り交じっていて、すんなり読み進めるにはちょっと厄介だな〜という印象でした。
それにしても、人間の進化の過程を辿りながら、いかにして「他の動物にはない走りのスタイル」を確立していったのかを解き明かしていく部分などは秀逸。
論理の展開の仕方も面白く、楽しく読むことができました。
ただ、今のところ、僕的には「ランニング」は興味ないかな〜。
畑作業で十分持久力のアップを実感していますし、おまけに「自給」力まで身に付いていますから。
でも、そのうち、素足であぜ道を疾走する”走る農夫”になっていたり、して。