2010年07月30日

お金の教養。

タイトルそのまま、お金に関する本。


お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」

お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」

  • 作者: 泉 正人
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2008/09/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




2008年に発刊されて、それなりに売れた本だと思います。以前、パラパラと書店で立ち読みした記憶があったんですが、図書館で発見したので改めて読んでみることにしました。

全般的にオーソドックスなお金のガイド本といった感じですが、個人的には家の購入法などは面白いな、と。

例えば、家の購入を判断する基準として、同様の家の賃貸相場の200倍を基準に優劣をつけるとか、30年後の資産価値を考えてみるとか、

単に、多額の住宅ローンを怖がるのではなく、一つの資産として「自宅」の価値をきちんと見極めれば、

逆に、老後に向けた資産形成にも役立つという発想がなかなか面白いなと思いました。

…ただ、30年後の資産価値なんて、今から予想してもどうなるかなんてわからないわけで、

「未来は予測不可能」という前提に立って、いろんな「たられば」を想定しておかないと、かなりリスクの高い決断になりそうですが。。。

あとは、個人的に大賛成なのが「カードを使ってお金を管理する」という方法。

この手のマネー本には、「カードにハサミを入れましょう」という類のものが多いんですが、

この本では、「請求書を見ればお金の使い道が明確になる」という理由で、カードでの支払いを奨励しています。

ただ僕は、カードで支払わないと純粋に損をする、というでカードは最大限活用したいな、と。

この本では、生涯に使う生活費をざっと1億2000万円と見積もっていますが(この金額には賛否両論あると思いますけど…)、

仮に、そのうちの1億円分を、ポイント等で1%分還元されるカードで支払ったとすると、100万円が戻ってくる計算になります。

カードを使わなければ、この100万円が消えてしまうわけです。

それって、絶対に損ですよね?


…まあ、キャッシングなどには絶対手を出さないといった前提はありますが、カードはやっぱり使いたい!というのが僕の持論。

果たして、皆さんはいかがでしょうか?


…とまあ、お金にまつわるいろんな着眼点を与えてくれる一冊。

いまから「貯蓄を!」「投資を!」という方なら、一度覗いてみてもいい本だと思います。

posted by もっぴ at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無事、卒業!

先日、一宮市で開催されている「はつらつ農業塾」の終了式がありました。

おととしの夏から、週1回のペースで行われてきた農業研修も、早いもので今月で終了。

で、その式典が行われたわけですが、

なんと、100名ほどが参加するその式典で、なんと、僕が代表のあいさつをすることに!

これはえらいこっちゃ!というわけで、せっせとカンペをこしらえて当日に。

まあ、なんとか無事、あいさつを終えることができました。

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「ちょっと早口だったけど、内容はなかなかのもんだったよ!」なんて、

周りの方からもお声をかけていただき、フリーライターとしてはなんとか面目を保てたかな〜と一安心。

今後は参加者それぞれ農業を続けていくわけですが、僕も他の方に負けないように、いい野菜を作りたいと思います!

とはいいながら、野菜を売って生計を立てるのは難しいと思いますし、本業はあくまで今のところフリーライター。

…というわけで、次は「農業体験記」の構想でも練ろうかな〜なんて考えております。

posted by もっぴ at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビジョナリー・カンパニー3。

人気ビジネス書の、発刊ホヤホヤの最新作。


ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

  • 作者: ジェームズ・C・コリンズ(James C. Collins)
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2010/07/22
  • メディア: 単行本




副題に「衰退の五段階」とある通り、前回、前々回で取り上げたような成功企業が、どのような段階を踏んで衰退の道を進んでいったのかを分析し、そこに見える5つの段階を解説する内容になっています。

個人的には二作目が素晴らしいな〜と感じていたんですが、今回は期待が大きすぎた分、ちょっと物足りなかったかな〜という印象でした。まあ、それにしても良書であることは間違いないと思いますが。

衰退の第一歩は、やはり自己の成長に対する「おごり」や「慢心」。

以前に読んだ、『まぐれ』や『ブラック・スワン』といったビジネス書にもあったと思いますが、

基本的に、人が何かを成し遂げた「サクセス・ストーリー」には、その裏に「運」や「偶然」という要素が大きく絡んでいて、

成功を後から理由づけした「後知恵」のバイアスを取り除いて考えないと、同様のように行動して失敗してしまう、という危険性をはらんでいます。

確かに、マスコミなどで大きく取り上げられる成功者の影で、成功者と同様の手法で失敗した人にはスポットが当たらないわけで、

そういう部分にもきちんを目を向けながら、物事を冷静に判断する必要があると思います。

で、衰退の第一歩となる「おごり」や「慢心」ですが、

どうしても人は、例え「偶然」の要素で成功したとしても、それを「自分の実力」だと評価したくなる。

すると、成功した後から「これが成功の理由だった!」と、「後知恵」で自分の実力を評価したくなるものです。

例えば、野球で「今日の勝因は、あそこで送りバントしたから」と分析するようなもの。

だって、送りバントしてなければ、ホームランが出ていたかもしれませんし、送りバントが成功したものたまたま運が良かっただけかもしれない。

経営者として、こうした「運」の要素をできるだけ排除し、冷静に自分たちの実力を分析することは、衰退への道を防ぐ第一歩だということでしょう。

以前に読んだ本(もしかしたら『ビジョナリー・カンパニー』シリーズだったかも)の中に、こういう一節がありました。

優秀な経営者は、事業がうまくいったときは、「たまたまですよ」と答え、事業がうまくいっていないときは、「自分たちの実力不足です」と答える。

衰退を防ぐのはこうした謙虚なマインドということでしょうか?

こうした衰退への序曲に陥らない経営者は、一貫して事業に情熱を抱き、変わら学習欲と向上心を抱き続けているそうです。

自分も、もっともっと探究心を燃やして頑張らないと!


人も会社も、成長期があれば衰退期は必ず訪れるもの。

しかも、衰退期は、必然的に調子のいい時から徐々に始まっているものです。

転ばぬ先の杖として、ぜひおすすめしたい一冊です。


posted by もっぴ at 06:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月29日

親の入院・介護が必要になったときに読む本。

備えあれば憂いなし、ということで。


親の入院・介護が必要になったときに読む本

親の入院・介護が必要になったときに読む本

  • 作者: 豊田 眞弓編著
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2010/05/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




…と冒頭書いたものの、この本を手に取った本当の理由は、ファイナンシャル・プランナーの方が著者だったから。

介護にまつわるお金に関していろんな情報が載っているのを期待して読んだのですが…。

まあ、病院の選び方ぐらいまではいいものの、本の後半になると、実際のケアの方法などが紹介されていたり。

確かに、著者のプロフィールを見ると「ヘルパー2級」などの資格も取得されているようなので、そっちの知識にも明るいのでしょうが、

もう少し「介護に突入前、突入後のライフプランニング」について深堀りしてほしかったな〜というのが率直な印象です。

突然襲ってくる親の介護という現実。

「介護うつ」という言葉があるぐらい、介護を受ける側だけでなく、介護をする側にとっても、突然の出来事は負担になることが多いようです。

以前参加した勉強会でも、実際に「長距離介護」を続けている方もいらっしゃったり。

時間的にも、金銭的にも、その負担は少なくないですよね。


もちろん元気なのが一番ですが、親の介護はかなり高い頻度で起こりうるわけですから、

起こった時に慌てないように、少しずつでも準備を始めたいものです。


…年金ライフを存分に謳歌する親の姿を見ていると、なんだか「子の心、親知らず」なんて思ったりもしますが(苦笑)

posted by もっぴ at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

得する!届け出ハンドブック。

最近ちょっとご無沙汰気味ですが、お金的なお話を少し。


得する!届け出ハンドブック (PHPハンドブックシリーズ)

得する!届け出ハンドブック (PHPハンドブックシリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/06/22
  • メディア: 新書




こちらは図書館で発見した一冊。2011年版とありますので、毎年改定版が出ているのでしょうか?

ともあれ、肝心の内容は?というと、オーソドックスな給付金や年金などの情報をまとめたガイドブック。

まあ、あんまり目新しいトピックはないんですが、それでも意外に知らないことはあると思います。

例えば、失業給付や、高額療養費制度などについてあんまり詳しくない方などは、これを読むとイザ!という時に役立つことが多いと思います。

コンパクトなサイズで値段も1000円程度なので、この手の情報が苦手という方は一冊手元に置いておいてもいいかな〜と思います。

面白みはありませんが、実用書としてはなかなかお勧めです。

posted by もっぴ at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

激震、走る!

このブログに書いたか記憶にありませんが、

僕の日課の一つに、「保育園の送り迎え」があります。今、流行りの言葉でいえば「イクメン」、昔の言葉でいえば「尻敷かれ」でしょうか?

まあ、そんな表現の違いは置いておきまして…、

今日、そんな保育園の送迎で、園内に激震が走りました!


いつもどおり、教室へと娘を連れていくと、

室内にいた保育士さんたちが、一斉に娘の顔を凝視!

開口一番、「お、お父さん! この髪は、お、お父さんが切られたんですか!!」と喋りかけてきます。


実は昨日、相方が娘の散髪をしたんですが、

いつも通り、おかっぱ頭にばっさりとやっていました。

しかも今回は、夏バージョンでいつもよりかなり短め。

なんだか「三丁目の夕日」の世界からそのまま飛び出てきたかのような、

レトロな格好に豹変していました。



…で、

「ぼ、僕じゃないですよ! 母親がやったんですよ!」

と、なんだかよくわからない弁明を繰り広げてみたり。


そんな妙な空気で幕を開けた今日のオフィス・ヒライです。


posted by もっぴ at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久々に恵みの…。

雨、雨、雨、雨!

野菜を育てていると、こんなに雨が恋しいものでしょうか!

梅雨の時期には「なんでこんなにじめじめするんだろ〜」と、うんざり気味だったんですが、

その思いが届いたのか、梅雨明け以降、一転して全く雨が降らない晴天続き(苦笑い)

こう極端だと、雑草の中でたくましく育つ我らが野菜たちの中にも、、

瀕死の状態に陥ったものが結構いたりします。


この雨で持ち直してくれるといいですが…、どうなることやら。

農家の方々の苦労を肌身で感じる今日この頃です、ホント。

posted by もっぴ at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月27日

他人の気がしない?

先日読んだ本をきっかけに、埼玉県にある「野口のタネ」さんのホームページで種を購入したんですが、

先日、その種一式が届きました。

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実は、昔から気になっていた野菜がありました。

以前ネットで調べていたら、なんと、自分の娘と同じ名前の野菜があることを発見!

ずっと「いつか手に入れたい!」と考えていたんですが、

今回、念願かなってそのタネを入手するに至りました。

なんでも、奈良県に伝わる伝統野菜なんだとか。


愛知県の気候で育つかどうかは未知数ですが、

これから地道に自家採取を繰り返し、

平井家色に染めたオリジナル野菜に仕立てていきたいなと思います。

娘が嫁入りして平井じゃなくなる頃には、きっと娘の代わりに平井家の一員として根付いてくれていることでしょう。

なんてな。




…まあ、うちの娘の方が、いつまでも平井家に根付きっぱなし、という事態もなかなか心配ではあるんですけど。。。

posted by もっぴ at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノマドで仕事。

最近、オフィスにとらわれずどこでも仕事するビジネスパーソンが増えているそうですが、

何を隠そう、僕もそんな「どこでもオフィス派」の一人。

遊牧民という意味から「ノマド」と言われるそうですが、今日も、近くのイオンでしっかりノマドってます!

ただ、何かと話題のWiMAXのトライアル版を試してみたところ、これが全く機能せず。

ウインドウズ7との相性の問題かもしれませんが、まだイーモバイルからの乗り換えには時間がかかりそうな予感。

オフィスのクーラー代もかかりませんし、普段の事務所を離れて、いい気分転換にもなるノマドスタイル。

これからは固定費を削減する時代ですし、オフィスを持たないビジネススタイルというのもなかなか快適なもんです。

ぜひ、皆さんも、一緒にノマドりませんか?


…ただ、自宅兼事務所なのにノマド状態だと、なんとなく「平井さん、家の中で肩身狭いんじゃない?」なんて、思われそうでなんですが。。。

posted by もっぴ at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月24日

一宮七夕まつり。

最近、殺人級の暑さに見舞われ、かなりバテ気味のフリーライター・平井です。

皆さんも、仕事の合間に、炎天下の畑のど真ん中で、草むしりに精を出すだなんて無謀なことはおやめください!

…って、僕だけですよね? 「ここで倒れても誰にも発見されんだろうな〜」なんて思います、ホント。

と、そんな「農作業あるある」は置いておいて、

昨晩は、日中の熱波が過ぎたのを見計らって、地元・一宮市内で開催中の「一宮七夕まつり」に行ってまいりました。

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地元だから決して珍しい光景ではないんですが、以前と比べても、遜色ない、いやそれ以上の人の多さにちょっとビックリ。

平日夜にもかかわらず、「一宮って、こんなに人いましたっけ?」と思うぐらいの混雑ぶりでした。


商店街にたなびく吹き流し。

露店から漂う香ばしい匂い。


通り過ぎた青春の1ページをたどるように、商店街を家族でぶらぶら歩きました。

…まあ、「青春」といっても、美女を連れて街を闊歩…なんてことがわるわけもなかったんですが(泣)。いや〜、高校時代は、ホント笑えるぐらい女っ気なかったなぁ〜。


傍らでかき氷をほおばる娘と手をつなぎながら散策するも、「暑さ」と「人ごみ」に耐えかねて、小一時間ばかりであえなく退散。

でも、やっぱり夏のお祭りはテンションあがりますね。



まつりの最終日の夜には、小比類巻かほるさんの無料(たぶん)ライブも開催予定。

30代前半の「シティーハンター直撃世代」にはお馴染みの名曲、「City hunter 〜愛よ消えないで〜」を歌っていたあの方です。

時間があれば、ぜひ生の歌声を聴いてみたいな〜。

posted by もっぴ at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月22日

最近の若いモンは!

今日は、とある大学で、4年生の学生さんにインタビュー。

自分と10歳以上も離れているわけですから、

こういった取材にもドギマギするのかしら?なんて思っていたんですが、

あまりにもすらすらと話が出てきて、こっちがタジタジになるぐらい。


自分の学生時代には、こんなに出来た人間じゃありませんでした、間違いなく!

最近の若いモン、いや〜、スゴいです!!


オッチャンも負けてらんないな〜、

・・・なんて言っていてはいかんな〜。。。

posted by もっぴ at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月20日

あぢぃ〜。

朝5時半にオフィスへと向かうと、

異様な室内の暑さにびっくり…。

早朝でもこれほどまでに温度が高いとは。。。


3連休もかなり暑い日が続きましたが、

今日はそれ以上の猛暑になりそうな予感。


みなさんも熱中症にはくれぐれもご注意くださいませ。

posted by もっぴ at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月19日

スギハラ・ダラー。

かなり久々の小説だと思います。


スギハラ・ダラー

スギハラ・ダラー

  • 作者: 手嶋 龍一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/02/26
  • メディア: 単行本




普段から参加している早朝勉強会のお仲間から薦められた一冊。

なんでも「インテリジェンス小説」というぐらいですから、たぶん難しいんなんだろうな〜と思っていたら、

案の定、「スギハラ・ダラー」のタイトル通り、ユダヤ人、金融市場などをキーワードにした、かなりハードな内容。

片仮名の登場人物を必死で追いながらも、なんとか読み終えることができました!

で、その感想は、かなりの当たり!

今までこういったテイストのストーリーをあまり読んだことがなかったので、単純に楽しませていただきました。

ちょっぴり金融や世界情勢の知識なども身についたりして、その筋の勉強をしている方にもなかなか有意義な一冊なのではないでしょうか?

それにしても、やっぱり小説っていいですねぇ〜。

ビジネス書とは、読後の余韻が違います。

そろそろ小説の乱読もしたいな〜と感じ始めてきた今日この頃です。

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アメーバ経営。

最近、何かと話題のこの方の著書。


アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役

アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役

  • 作者: 稲盛 和夫
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本




元京セラの創業者にして、現在はあのJAL再建の陣頭指揮を執るカリスマ経営者、稲盛和夫氏の著書を手にとってみました。

それにしても、「アメーバ経営」というフレーズ。なんともインパクトがあるというか、全く関心のない人でも、なんとなく興味が湧く不思議な魅力があると思います。

この本を手に取る前は、「スライムみたいに、どろどろとネチッこく商売をする」なんて勝手な想像を膨らませていましたが(笑)、

申し訳ありません! 全くの見当違いでした。。。

アメーバとは、会社の細分化した小集団をさす言葉。京セラでは、通常の事業部制ではなく、もっと細分化した小さなグループを構成し、その「アメーバ」のリーダーを中心にメンバー全員がそのグループの経営に携わる、という独自の経営手法をとっているとのこと。

副題に「ひとりひとりの社員が主役」とある通り、社員全員が経営者的な発想・感覚を共通することで、コスト意識が浸透し、同氏が掲げる「売上を最大に、経費を最少にする」という指針を社員全員が共有できたといいます。

また、アメーバ経営では、小集団ごとの経費と売上に着目するだけでなく、その「時間当たりの利益」にも徹底的にこだわり、

常に総時間を意識し、自部門の生産性向上への努力を続けることで、会社全体の生産性を高め、市場競争力を強化していったといいます。

…この手のビジネス書、とりわけ成功本には、「後知恵」というバイアスがかかってます。

同じような手法を実践して失敗した経営者は注目されず、同様の手法で成功したものだけが成功本になるわけですし、「成功した後からなら、その成功の理由づけならだれでもできる」という側面はどうしてもぬぐえません。

ですから、著者の成功をそのまま鵜呑みにして、「だれもが成功できる!」と考えるのは、大いなる誤解に陥る可能性が常に付きまいといますが、

そうしたバイアスを冷静に判断したとしても、いろんな知恵を授けてくれる良書ではないでしょうか?

経営と会計について、より実践的にまとめた『稲盛和夫の実学』という本もあるようですので、そちらも一度覗いてみたいなと思います。

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経済超入門。

これを書籍というのはちょっと違うかも知れませんが。


ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 経済超入門

ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 経済超入門

  • 作者: ニューズウィーク日本版編集部
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2010/05/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




『ニューズウィーク日本版』の特集記事や連載記事を再構成して、単行本として再編集した一冊。

それだけに、内容的には浅めの感じに仕上がっていますが、それでも経済のいろはをざっくりと把握するためにはいい感じにまとまった本だと思います。

…と、僕自身、目前に控えた「中小企業診断士」の試験に向けて、ざっくり把握しておきたい内容を理解するために手にとってみました。

「ケインズ」とか、「美人投票」とか、「合成の誤謬」とか、「サンクコスト」とか…。

タイトル通り、入門編としてはいいと思いますが、それ以上でも以下でもないのが難点といえば難点かもしれませんね。

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いのちの種を未来に。

最近は、なんだかお金にまつわる本が続いていましたので。。。


いのちの種を未来に

いのちの種を未来に

  • 作者: 野口 勲
  • 出版社/メーカー: 創森社
  • 発売日: 2008/08/22
  • メディア: 単行本




久々?の農業系の本です。といっても最新の一冊ではなく、発行は2008年。最近の農業ブームが巻き起こる少し前ぐらいでしょうか?

著者は小さな種屋の主人。昔はあの手塚治虫氏の編集担当をしていたという、異色の経歴を持つ種屋さんが書いた本です。

今では一般の人が種を買うというと、ホームセンターなどで手に入れることが主流だと思いますが、

そんな一般に流通する種というのは、「F1種」といいまして、大手の種メーカーが独自の技術で改良し、一代限りで高い性質を出すように作り上げたものが大半を占めています。

そんな時代と逆行するように、この著者が営む種屋では、古くから自家採取によって選別を繰り返して出来上がった「固定種」といわれる種を扱っています。

「F1種」は、性質の異なる野菜を掛け合わせて作られているため、その種を取って栽培しても、遺伝学上、そのまま同じ性質の野菜が次の代も出てくるということはありません。

こうすることで、自家採取による種取りが事実上不可能となるため、種メーカーの技術や利益の流出が守られている、という側面もあるわけです。

別にこれが悪いわけではなく、大量生産・大量出荷を実現するためには、どうしてもバラつきを少なくし、品質の安定した一定の形の生産物を作る必要があるわけで、それには「一代限りだけど品質が安定している」というF1種の特性が、農家の生産力向上にとって、非常に大きな役割を果たしてきました。

そんな一代限りの「F1種」とは違い、「固定種」ではばらつきがあるものの、その種を自家採取によって次の代へと継承していくことができ、それを続けることでオリジナルの種を連綿と受け継いていけるのが最大の魅力です。

先日、ダーウィンの進化論の謎を追った『フィンチの嘴』という本を読みましたが、こうした進化の過程を実際に自分の目の前で体感できるのがこの「固定種」での野菜作りというわけです。

この本には、そんな固定種がずらりと紹介されていて、どれも魅力あふれる個性的な野菜たちばかり。

大規模な営農ではなく、家庭菜園での野菜作り、少量多品目の栽培を目指す人にとっては、とても参考になる一冊ではないでしょうか?

試しに僕もいくつか購入して、画一的な「F1種」とは違った、個性的な「固定種」の野菜たちを育ててみたいなと思います。

自家採取を繰り返して、オリジナルの種を積み上げていけば、数年後には全く新しい「オフィス・ヒライ野菜」たちが出来上がっているかも。

なんとなく、大好きな漫画『火の鳥』の世界に浸かっているようで、ちょっとワクワクしちゃうのは僕だけでしょうか?

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カード&住宅ローン危機!脱出マニュアル。

こちらも図書館で見つけた一冊。


カード&住宅ローン危機!脱出マニュアル―いまならまだ間に合う!

カード&住宅ローン危機!脱出マニュアル―いまならまだ間に合う!

  • 作者: 澤田 有紀
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2010/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




先ほど更新した本は「女性ファイナンシャル・プランナー」でしたが、今度は「女性弁護士」。

みずから「主婦弁」と語る通り、一度主婦になった後、一念発起して1度目のチャレンジで司法試験に合格したという、なかなかスゴイ経歴の持ち主が書いた本です。

で、内容は?といいますと、こちらもタイトル通りの内容。過払い金の返還請求や債務整理について書かれています。

それにしても、今年6月に施行された改正貸金業法によって、貸付の総額を利用者の年収の3分の1までに制限する、いわゆる「総量規制」が実施されるようになったわけですが、

この本でも、この「総量規制」が実施されるようになり、自転車操業的なお金の借り方が限界に達し、「なんとかしてほしい!」と相談に来る人のケースが紹介されています。

実際、こういったケースって増えているんでしょうね。

この本、著者が意図しているかどうかは抜きにして、多分に「著者の事務所のPR」に繋がっているわけで、個人的にはなんとなく解せない感じがぬぐえないんですが、

そうした「見えざる本の趣旨」は抜きにしても、やはり「任意整理」、「自己破産」、「民事再生」といった手段とその実際について、頭の片隅に入れておくことは、予期せず降りかかってくる「いざ!」という時に、普段の冷静さを維持するためにも、とても有意義だと思います。

まあ、個人的には、こうした「対処法」を啓蒙するよりも、もっと「予防法」を広めていくことが大事だと思いますが、

行動経済学的な視点からも、目先の利益に振り回されやすいのが人間ですから、なかなか難しいのかな〜とも思います。

posted by もっぴ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

結婚したら、やっておくべきお金のこと。

連休中の空いた時間を利用して、読書、読書、読書三昧。


結婚したら、やっておくべきお金のこと

結婚したら、やっておくべきお金のこと

  • 作者: 中村 芳子
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/05/29
  • メディア: 単行本




まずは図書館で衝動借りした一冊。ファイナンシャル・プランナーの女性が書いた著書です。

まあ、タイトル通りといいますか、中身はほとんどがベーシックな内容。

「車をローンで買わない」とか、「住宅ローン以外のローンは絶対に借りない!」、「フツーの収入でも共働きならラクラク1億円貯まる!」などなど、当たり前だけど、実際には実行できていない人も多そうなトピックがずらっと並んでいます。

ただ、「ラクラク1億円」の資産には、夫婦の退職金がお互いに1500円と算出されていたり、ところどころ「それはちょっと虫がいい算出方法じゃない?」なんて部分もありますが、

それはそれとしてきちんと理解すれば、きっと家計の改善に大きく貢献する「ためになる情報」がたくさんあると思います。

とりわけ女性の視点に立った話題が中心ですので、新婚家庭の奥様や、子育てを始める新米ママなどにはおすすめの一冊だと思います。

posted by もっぴ at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3連休。

世間的には3連休の最終日だと思いますが、

今日もやっぱりオフィス・ヒライは仕事です。


早朝から、畑に出向いてたんまりたまった草むしりを敢行。

ひと汗流してからPCに向かっております。


梅雨明けした後の青空は、本当にすがすがしいですね〜。

日本の政治・経済もこんな感じで澄み切ってくれれればいいですが、

なかなかそんなに上手くはいかないようです。


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2010年07月15日

日本振興銀行。

日本振興銀行の前会長・木村剛氏がついに逮捕されました。

まあ、当然の流れなのでしょうが、これによって日本振興銀行の立て直しはかなり険しい道のりになることは確実です。

04年、旧UFJ銀行による捜査妨害事件がありましたが、

結局、当時のUFJ銀行は、合併して「三菱東京UFJ銀行」としての再出発を余儀なくされました。

元々、ブラックな噂が絶えなかった日本振興銀行ですから、きっとこうした他行との合併というのもそう簡単ではありません。

もし経営破たんということになれば、少なからず日本経済にインパクトを与えるわけで、これに端を発した経済危機…なんてことにならなければいいですが。。。


ところで、前会長の木村氏といえば、あの竹中平蔵氏のブレーンとして活躍し、数々の著書も書かれているなど、ビジネス書界ではそれなりに売れっ子的な存在。

なにを隠そう、僕も、木村氏が書いた『投資戦略の発想法2010』という本を持っています。

これ、全般的にはかなりざっくりとした内容ですが、投資に関する基礎的なトピックが網羅されていて、なかなかの良書だと思っています。

日本振興銀行についても、貸し渋りにあえぐ中小企業に特化した融資事業には、それなりに意義があるのでは、と個人的には好意的に見る部分もあったんですが、、

冷静に考えてみれば、大手銀行が貸し渋る企業を対象にすれば、それなりにリスクの高い投資先に融資し続けないといけないわけで、

そりゃ〜、事業としてはなかなかうまくいかないですよね。


やはり、理想と現実、理論と実践は違うということでしょうか。

posted by もっぴ at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レバレッジ・マネジメント。

この著者も、ビジネス書の分野ではかなり有名なベストセラー作家で。


レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』

レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』

  • 作者: 本田 直之
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2009/01/16
  • メディア: 単行本




いわずと知れた「レバレッジ」シリーズの著者・本田直之さんがマネジメントについて書いた一冊。

冷静に自己分析してみると、発想力や思考力などにはある程度自信を持っていますが(これもあやしいなぁ〜)、こうした業務の仕組化、システム化といった部分が自分の弱点だと思っていますので、

そういった弱点を克服する意味でも、いつも本田さんの本は楽しく読ませてもらっています。

今回も本田節は随所に発揮されているわけですが、他の著書と比べるとやや一般的というか、当たり前の内容に終始している感も。

ただ、裏をかえれば、それだけ「当り前のことをやり続けること」が大切、ということなんでしょうね。


その中でも、前半にある、


○考える時間の余裕はあるか?

○外部とのつながりはあるか?

○タイムマネジメントはできているか?


といった部分は、個人的に「見直していかないといけないな〜」と改めて再認識させられた点。

やはり個人事業主というのは、目の前の仕事に終始しすぎて、長期的なビジョンを描くことを怠りがち。

もちろん毎日を全力疾走することも大切ですが、その一方で、業界や世間の大局を見極めながら、5年後、10年後を見据えた長期的な事業計画を練る時間を捻出することも重要な仕事の一貫なのかな〜と。

もう「いい大人」になってきましたから、自分の時間をうまくコントロールし、自己投資や事業戦略の立案にも力を注いでいかないと、と改めて考えさせられました。

いずれにしても、アマゾンのレビューが示す通り、なかなか役に立つ視点の多い一冊だと思います。

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2010年07月14日

わかる住宅ローン。

こちらも図書館で衝動“借り”した一冊。


図解 わかる住宅ローン〈2010‐2011年版〉

図解 わかる住宅ローン〈2010‐2011年版〉

  • 作者: 浅井 秀一
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2010/06
  • メディア: 単行本




最近読みあさっているビジネス書は、どちらかといえば自己啓発系の本が多かったので、こうした実用書的なものは少なかったんですが、

仕事の移動時間などを中心に、ファイナンシャル・プランナーの勉強をしていることもあり、ちょっと住宅ローンについて読んでみることにしました。

まあ、大半はすでに知っていることなので、ざっくりと読み飛ばしながらの読書だったんですが、

その中で一つ、興味深かったのが「団信」について。

住宅ローンを組む時には、もしもの時にローンの返済がなくなるように「団体信用生命保険」というのに加入するのが一般的ですが、

フラット35では、この保険への加入が任意なんです。


「だって、死んだときに大変だから、当然入るもんでしょ!」なんて声が聞こえてきそうですが、

この保険、ローンの金利の中に含まれていて分かりづらいですが、建物などの価格とは別に、しっかりと保険として金額が取られているわけです。

つまり、この保険に入らなければ、その分、支払う金額は少なくなるということ。

で、例えば、それと同じ効果を発揮する「逓減定期保険」などに加入し、それが「団信」よりも割安だとしたら、トータルの支払額をぐっと抑えられる可能性があります。

最近、団信の保険料が値上がりしたようですから、他の保険と比較検討したうえで、よりベターな保険を選べば、その後の生活がぐっと楽になるかもしれません。


…なんて、これには仮定の話も入っていますので、もちろん保険料の比較次第だと思いますが、こうした「当然、○○であるべき」という裏に、意外なお得が潜んでいること多かったりします。

ぜひ、みなさんもこうした裏技を探してみてはいかがでしょうか?


以上、守銭奴フリーライター・平井の、節約マインド講座でした。ちゃんちゃん。


…って、書評はどうしたんだよ! おいっ!

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一点集中力。

個人的に、学生時代に結構お世話になりまして。


一点集中力

一点集中力

  • 作者: 伊藤 真
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




元々、大学時代には法学系の勉強をしておりまして、その時によくお世話になったのがこの伊藤真さんの本でした。

当時、難解な法律本が多い中、分かりやすい文体で憲法、刑法、民法などを解説してくれた伊藤さんの著書は、思わず「自分の研究分野ではない本まで」購入してしまうほどのお気に入りでした。

…まあ、結局、今のところ、あまり法律とは縁のない分野で仕事しているのでなんですが、

それにしても、いろんな意味でお世話になったことは間違いありません。


で、そんな著者が、勉強や仕事で大切な「集中力」についてつづったのがこの本。

ページ数も150P前後ですし、著者の持ち味が出た読みやすい文体の一冊なので、さらりと読めてしまいますが、

どちらかと言えば、集中力を上げるテクニックではなく、精神論的なお話に力点が置かれていて、

最後の方には、

○自ら「時給が下がるような働き方」をせよ

○殻を破りつづけることで人は成長していく、といった

人生訓的な話もでてきたりして、いろんな意味でためになる一冊かな〜と。


ただ、個人的にはもう少し、内容的に厚みのある本の方が好きかな〜。

posted by もっぴ at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一生折れない自信のつくり方。

何気に手に取った本ですが。


一生折れない自信のつくり方

一生折れない自信のつくり方

  • 作者: 青木仁志
  • 出版社/メーカー: アチーブメントシュッパン
  • 発売日: 2009/11/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




図書館でたまたま見つけて何気に借りた一冊。でも、思いのほかアマゾンでの評価も高いようです。

著者は人材教育コンサルティング会社を設立した人物だけあって、古今東西の自己啓発本を研究しているというか、本全般にいろんな名著のエッセンスがちりばめられていて、「いまさら古典に当たるなんてちょっとうざい…」なんていう方は、自己啓発本のダイジェスト版的な一冊として重宝しそうです。

例えば、

○自分の人生は自分で舵を取る、とか、

○早起きの習慣が自信をつくる、とか、

○まずはできることに焦点をあわせる、などなど。


もし時間がない方は、目次にざっと目を通すだけでも、そのエッセンスは十分に感じ取れると思いますので、ぜひ見る機会があれば、一度目を通してみるといいと思います。

そんなに分量も多くないですし、特に就活前の学生さんなんかにはお勧めかもしれませんね。


posted by もっぴ at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仕事も家庭もうまくいくシンプルな習慣。

今日はちょっぴり乙女チックに?


仕事も家庭もうまくいくシンプルな習慣 (PHP文庫)

仕事も家庭もうまくいくシンプルな習慣 (PHP文庫)

  • 作者: 中山 み登り
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: 文庫




図書館で何気なく借りた本ですが、どうやら思いっきり女性目線で書かれた生き方指南書のようで。手にとってはみたものの、「どうかな〜」と思っていたんですが、せっかくの機会、「女性、母親の視点で読書してみるのも悪くない」と考えて読んでみることにしました。

共働きで月に7万円の保育料をねん出しながら仕事を続けるお母さんなど、家事や育児に追われながらも懸命に毎日を過ごしている女性たちの姿がつづられていて、「本当に大変なんだな〜」としみじみ。

これを読んで「うちの相方にも見習ってもらいたい!」なんて発言したらキレられそうだな(笑)。

一番の読みどころは「夫の扱い方」。叱るよりほめる。子育ての基本は、そっくり「夫育て」にも使えるんだとか。

その点、うちの家庭は、うまい具合に、相方の手のひらで転がされているような気がします。

きっとそれぐらいが一番、ということなんですよね。


日々の生活に悩んだり、大変な想いをしている方には、きっと応援歌になる一冊(だと思います)。ぜひさらりとでも目を通してみるといいと思いますよ。

posted by もっぴ at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

草食系父親。

昨日の夕刊に「草食系男子」に関する記事を見つけました。

その記事によれば、元々「草食系」とは、「女性と一晩を過ごしても性的な関係を求めない男子」を指していたらしいですが、

今では「食事で割り勘」をしたり、「デートの目的地を2人で決める」といった行動をする男性を意味するんだとか。

こういった草食系男子には、男性陣からのみならず、女性からも賛否両論があるようです。


…と、その記事の内容は、まあ、いたって一般的な話に終始していたんですが、、

ちょっと冷静に考えてみると、

これだけ「男女平等」が叫ばれる世の中で、

男性にだけ分不相応な負担が要求されるのは、いかがなものだろうか?という思いもあります。

個人的には「男児たるもの!」という世界観が好きですが、

現実的には、男性陣も「そういうときだけ女性優位?」と思うシーンが少なくないはずです。


いっそのこと、男女雇用機会均等法のように、「おごり機会均等法」とか、「コンパ代均等法」とか、法律でビシッと決めた方がいいかもしれません!


…なんて書いてる自分が、草食系を通り越して、とっても女々しかったりするのはどうしてでしょうか?

posted by もっぴ at 13:44| Comment(2) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月12日

マー君似!

どうでもいいことですが、

うちの下の娘が、どうも楽天のマー君に似ています。

女の子だからちょっと複雑ですが、まぁ〜、くりそつです。


これで、150q超の剛速球が投げられるなら、

それはそれでいいかな〜とも思いますが。。。



そろそろ、高校野球の季節。

あの夏の激闘を今一度思い出しながら、

今年も、甲子園での熱戦にエールを送りたいと思います。


posted by もっぴ at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

生命保険のカラクリ。

本日4冊目のブックレビュー。


生命保険のカラクリ (文春新書)

生命保険のカラクリ (文春新書)

  • 作者: 岩瀬 大輔
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/10/17
  • メディア: 新書




生命保険関係の本というのは、結構巷にあふれている感がありますが、その中でもぜひ一度は目を通しておきたい良書、だと思います。

基本的には『生命保険の罠』などと同じく、業界の暴露系のお話が中心。

生命保険会社がどのような利益構造になっているのかを詳しく解説しています。


特に、自分の死亡する確率がリアルに数字で分かる「完全生命表」や「標準生命表」の解説(ちなみに30代男性の1年間の死亡者数は、10万人あたり74人:2007年実績)とか、

「保険にかしこく入るための七か条」などは、「社会人なら必読!」ともいっていいほどの内容だと思います。

また、巻末には「生命保険会社が倒産したら」とか、「医療保険、いくらもらえるの?」などといった内容のコラムも掲載されていて、

これだけ読んでもためになることが多いと思います。


2人目の子供が生まれて早3ヶ月。保険の見直しも着々と進めている時期だけに、とても興味深く読ませていただきました。

posted by もっぴ at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ちょっとリニューアル。

今年に入ってブログの更新数が飛躍的に増大しまして、

自分でも「どんな記事を書いたっけ?」と迷うようになりましたので、

左側に「検索窓」を設定することにしました。


ここで、記事をぽちっとしてもらって、

知りたいテーマを入れて検索をしてもらうと、

そのテーマに沿った記事が一覧で出てきます。


自分でもちょっと試しに使ってみましたが、

これがなかなか便利です。

皆さんもお気軽に検索してみてください!


お勧めは、お金がらみ(笑)と、農業関係。

いろいろ書いてあるので、ざっと読んでみると、

フリーライター平井の頭の中が透けて面白い、かも。。。

posted by もっぴ at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

木村秋則と自然栽培の世界。

雨後の筍、というのはこういう状況のことをいうのでしょうか?


木村秋則と自然栽培の世界

木村秋則と自然栽培の世界

  • 作者: 木村 秋則
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/06/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




それにしても、本当に多いですね、最近。

NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』の出演、『奇跡のリンゴ』の出版を機に、一躍農業界のスターダムにのし上がった感のある木村さん。

また、あの歯が抜けた素朴なビジュアルが世間の共感を呼ぶのでしょうか、出版会でも当然のごとくひっぱりだこの状態が続いております。

で、この本は、そんな木村さんの話よりも、どちらかと言えば、木村さんの「周辺」にメインスポットを当てたお話の集合体。

木村さんが提唱する「自然栽培」を元に地元で頑張っている農家さん、「自然栽培」の野菜を流通面から支えようと奮闘する業者さんなど、いろんな方のエッセイや日記などがつづられています。

実際、「自然農法」「自然栽培」といっても、具体的な統一基準などはなく、その定義自体はとても曖昧なものになっています。

一方の「有機栽培」のように、JAS法で規定され、その認可を得るために高額な検査費が必要なものもちょっと疑問ではありますが、

「自然農法」では、こうした基準がなく、各農家による独自の栽培手法が採られていることもあり、

特に流通面では、「木村さんのリンゴが人気」だけど、「その他の自然栽培のリンゴ」には全く世間の関心がない、といった状況が生まれているそうです。

まあ、そうですよね、僕もどうせ同じお金を払うなら、やっぱり木村さんのリンゴを食べてみたい(笑)。

そう考えると、「自然栽培」うんぬんということよりも、各農家がいかに自分たちをブランディングしていくのか、という部分が問われているのかもしれません。


…と、なんだか本の内容から脱線している感じもありますが、

純粋に「自然栽培」に興味がある方なら、この本を手に取るより、違う本の方が有益かも。

特に「まずは自分でも自然栽培を!」というなら、同じ木村さんの著書『自然栽培ひとすじに』がおすすめです。


posted by もっぴ at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする