2010年09月30日

ちょっとひと段落。

ご無沙汰しております。ライターの平井です。

求人関係の原稿のお仕事が続き、かなりバタバタな毎日を過ごしておりましたが、今日あたりから少し落ち着いてきました。

いや〜、寝る間もあんまりないぐらいの忙しさ。年初から仕事をセーブしていたこともあり、30代にはなかなか大変でした。

でも、基本的に楽しいですけどね。

人事担当者や経営者の方にこれだけお話がうかがえるなんて、この仕事をしていなければなかったはず。

世の中にはいろんな会社があって、面白い事業がたくさんあるもんだな〜と改めて痛感します。

来週以降も取材が続きそうですが、休憩もほどほどに入れながら、年末に向けて頑張りたいなと思います。

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2010年09月20日

草刈りトレーニング。

最近、本業の忙しさからすっかりご無沙汰気味だった農作業。

夏の暑さもあってしばらく畑に顔を出さなかったこともあり、

自然栽培をテーマに掲げた畑は、まるで耕作放棄地のように荒れ放題(笑)。


…というわけで、今日の朝は、鎌を片手に草刈りに向かいました。

それにしても、見渡すかぎりの、草、草、草…。


そんな状況の中、たっぷり2時間、腰ほどの高さまで成長した奴らと格闘。

汗をぬぐいながらふと目をやると、オクラの葉っぱの上に大きなカマキリの姿が。


こちらは一本、向こうは二本。


…虫にこれほど親近感が湧いたのは、人生ではじめてかもしれません。

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2010年09月19日

踊る「食の安全」。

こちらはちょっと前の本になりますが。


踊る「食の安全」―農薬から見える日本の食卓

踊る「食の安全」―農薬から見える日本の食卓

  • 作者: 松永 和紀
  • 出版社/メーカー: 家の光協会
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本




最近、がっつり農業をはじめつつあることもあり、「農薬の知識」は避けて通れないテーマ。

というわけで、頭ごなしに農薬を否定するのではなく、農薬と上手に付き合う方法を示した本を読んでみようと手に取ったのがコレ。

著者の方自身、以前は「農薬反対!」の立場でいろんな原稿を書いてきたそうですが、この本では、農薬が食料生産に与える恩恵を考えながら、メリット、デメリット両方の視点で持論を展開しています。

実は農薬というのは日進月歩で進化が続いていて、最近では、哺乳類には影響のない薬品や、特定の虫のみに高い効果を発揮するような新薬が採用され、どんどんと農作業の現場で使われているのだそう。

むしろ農薬を使わないことで、害虫に対抗するための毒性を持った野菜が栽培されたり…といった思わぬ弊害が発生することなどを指摘しています。

確かに、実際に農作物を栽培してみると、農家まかせの産直市場などの方がむしろ残留農薬などの危険度は高いのではないか?という疑問も抱きますし、

純粋に、「じゃあ農薬を使った野菜はそんなに危険なのか?」という根本的な部分についても、知らないことが多すぎるような気がします。

例えば、農薬汚染を取りあげた古典的名著、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』についても、本の中で再三忠告を続けるDDTによる発がんリスクは、最新の科学的検証の結果、「因果関係は認められない」という結論に至っています。

むしろ、この本を契機にDDTの使用が禁止され、、発展途上国ではマラリアの感染が異常に増加。スリランカではDDT使用時前の46年、280万人もいた患者が、DDT使用時の63年にはわずか110人にまで激減。DDT禁止後の67年には再び100万人に達し、その後も毎年200万人以上の患者が発生しているというのです。

そして今でも、このマラリア感染で、子供たちを中心に世界で100万人以上が死亡しているといいます。

このことについて、欧米では大々的な批判がなされ、なかには「レイチェル・カーソンの生態学的大虐殺」などというショッキングな記事を掲載した新聞まであるのだとか。

ただ、日本ではこうしたトピックを取り上げるメディアはそんなにないのでは?と感じます。


また、無農薬・減農薬野菜に取り組む農業従事者の中には、有吉佐和子著の「複合汚染」がきっかけだったと語る方が少なくありませんが、この内容についても、科学的な根拠に乏しいというのが主流な意見になっています。


ともあれ、単に「無農薬=善、農薬=悪」という二元論に終始するのではなく、生産者、消費者ともに、もっと客観的な目線で事実を見つめなおす必要があるのでは?と痛感します。

名古屋のグルメライターとして、そして新米新規就農者として、より確かな「食の情報」を届けていきたいな、と思います。

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ゼロから始める都市型狩猟採集生活。

これはちょっとスゴイ一冊!


ゼロから始める都市型狩猟採集生活

ゼロから始める都市型狩猟採集生活

  • 作者: 坂口 恭平
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2010/08/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




路上生活者にスポットを当てた本で話題の著者がいることは以前から知っていましたが、手に取るのは今回がはじめて。

ビジネス系雑誌(だったと思います…)の書評を見て、ちょっと読んでみようかな?と気軽に図書館で借りてみた一冊ですが…、

これ、かなりいいです!

別に路上生活者を賛美するつもりは毛頭ありませんが、「彼らがどんな考え、主張を持ってその生活を続けているのか」という素朴な疑問から、

「純粋に「所持金ゼロ円」という絶望的な状況で、人間は生きていくことはできるのか」という根源的な命題にいたるまで、

いろんなことを考えさせてくれる一冊だと思います。

これだけエコを声高に叫びながら、膨大に廃棄され続ける「都市の幸」。

海の幸や山の幸がなくても、大都会という肥沃な大地が生み出す「都市の幸」があれば、十分に人は生きていけるという姿を見せつけられると、

今までの人生観を根底から揺さぶられるような気さえしてきます。


廃棄された車のバッテリーと太陽光パネルを組みあわせて自家発電をしていたり――。

捨てられたレアメタルを収集し、平均月収は30万円という人がいたり――。

雨水再利用システムを完成させ、飲み水を自分で確保していたり――。



「お金」って何なのか? 「働く」って何なのか? 「生きる」って何なのか?


現状の生活に悩みを抱いている方には、「すぅ〜」と肩の力を抜いてくれような、そんな一冊になるかもしれません。

…まあ、そんな深く考えなくても、素直に「面白い」と思える内容ですから、機会があればぜひ一度手に取ってみてください。かなりお勧めです!

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老後に本当はいくら必要か。

2級ファイナンシャル・プランニング技能士の受験記念!ということで。


老後に本当はいくら必要か (祥伝社新書192) (祥伝社新書 192)

老後に本当はいくら必要か (祥伝社新書192) (祥伝社新書 192)

  • 作者: 津田 倫男
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2010/01/30
  • メディア: 新書




先日の試験の自己採点の結果、「たぶん合格!」となる見込みですので、ちょっとひと安心しながら読んだ一冊。

ファイナンシャルプランナーというのは、お金に関するライフプランを立案する仕事で、老後の資産設計などももちろん話題に出てくるわけですが、

プランを作成するうえでは、基本的に「老後はこれぐらいお金かかかる」という前提の数字を疑いもなく採用していて、

じゃあぶっちゃけお金がないと生きていけないの?という部分には、深い突っ込みを入れることはありません。

…プランニングでは、死亡や病気時、老後の資金などがショートしてくれないと、生命保険などの見直しが勧められないという側面がありますから、ある意味、不安をあおるための理由づけとして「どうしても老後資金は高めに設定したい!」という思惑が働く可能性が高いわけです。


この本では、そんな「老後のお金に対する疑問」を取り上げた内容になっていて、その手の悩みを抱えている定年間際の方には、なかなか心強い一冊なのでは?と思います。

内容をざっくりまとめると、要は「その人次第」ということ。

生活を切り詰めれば、現行の年金支給金額でも十分に生活は成り立つし、余裕が欲しいという人は老後までにお金をコツコツためればいい。

そんなお金の心配をするよりも、人生を豊かにするために「生きがい」を見つけ出すことの方が重要だ、と著者は語っています。

また、その「生きがい」を探すうえでは、老後の時間を活かして「起業」なんていうのも魅力的な選択肢のひとつなのでは、というのが筆者の主張です。

結果的に「楽観主義、前向きな考え方が大事」と結論づけてしまっているあたりはいささか物足りなさを感じてしまいますが、おそらく老後の真相というのは、こういったアバウトな答えで解決できてしまうものなんだろうな〜とも。

それよりも、老後の生活について過剰に不安を抱き、素人考えでリスクの高いデリバティブや、非現実的なリターンを謳う詐欺商品などに手を出して、取り返しがつかない損失を発生させる方が、より危険が大きいともいえなくもありません。

普段から地に足を付けた生活を心がけ、コツコツと貯金してきた余剰金で、つつましい老後を過ごす。なにも難しいことではないような気がするんですが、これが一番難しかったり。。。

ともあれ、「目の前の生活を、より前向きに、楽しく生きること」が大切なんだな〜と、しみじみ感じた一冊でした。

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2010年09月18日

小型新人、あらわる!

最近、相方が中心となって業務改善計画が進んでおりますが、

そんな中、オフィス・ヒライに新たなスタッフが加入することになりました!

名前は「ルンバ」と申します。

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▲これから頑張りますので、よろしくお願いします!



以前から気にはなっていたんですが、「どうせ使えないんでしょ?」なんてタカをくくっておりました。

ただ、ネットの口コミを信じて加入を決断するやいなや、即戦力ルーキーとして遺憾なくその実力を発揮しております!

ちょっとした段差ならヒョイと越えていきますし、畳の部屋、ござの縁なんかにも引っかかることなくスイスイと進んでいきます。

なんせ「労働基準法」もお構いなし! 「多少の電力」という報酬は発生しますが、残業手当もいりませんし、休日手当も必要ありません! しかも住み込みで働いてもらえるなんて…。


で、考えたキャッチフレーズが、

暮らしが変わる。
ルンバで変わる。

…またなんだか超ベタだな〜。


ともあれ、夢のような助っ人の加入に、オフィス全体の仕事効率もだいぶアップしそうな予感です!



こんな調子で、自動原稿書きロボが完成したら…、ちょっと未来が怖いかも(笑)

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2010年09月15日

クリーマーとブラッシャー。

みなさん、こんにちは。フリーライターの平井です。

しばらくぶりの更新ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

最近では、だいぶ暑さも和らいできまして、本格的な秋の到来を告げる心地よい風を感じる瞬間も多くなりました。

…と、なんだか、定型のあいさつのように始まった本日の日記ですが、

最近、我が家では、「クリーマ―」と「ブラッシャー」という新たなワードが誕生しました。

夜、お風呂に入れた娘には、体にクリームを塗り、寝る前の歯みがきをするというのが日課になっているんですが、

これがなかなか大変!

じっとしていませんし、テレビを見せながらやっと…ということもしばしば。

なので、夫婦間で「仕事のなすりつけ合い」に発展することもよくあります。

で、この「クリーム塗り」と「歯みがき」をもっと楽しくできる方法はないものか?と、考えたのが、タイトルの「クリーマ―」と「ブラッシャー」というネーミング。

なんだか、クリエイティブな香りが漂ってきません?

「編集者」を「エディター」といったり、「記者」を「ライター」といったり、そのほかにも、デザイナー、システムエンジニアなどなど、

古今東西のキツイ系の仕事は、こうやってカタカナワードに変換されてきたのかな〜と、自分で名付けておいて、なかなか思うところの多いネーミングになりました。


で、「その効果は」って? もちろん、普段と変わらず…です(笑)。

やっぱりネーミングだけでは、ねぇ〜。

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2010年09月06日

山本昌、完封!

ちょっと遅ればせながら…になりますが、

45歳の完封、スゴイ! スゴすぎます!!

山本昌さん、本当におめでとうございます!!



このブログでも書いたことがあると思いますが、

とある雑誌の仕事で、昌さんにインタビューをさせてもらったことがあります。


少年野球経験者の僕にとって、昌さんといえば、雲の上にいるような憧れの存在。

恐れ多くも、まだまだライターとして駆け出しの頃にインタビューをする機会を得ることができ、

こんな方とお話ができるなんて、ホント「フリーライターになってよかった…」と心の底から思ったもんです。


実のところ、前回の登板でノックアウトされていたマサさん。

当然、大物野球選手ですから、「ピリピリしているのかな〜」なんて勝手な想像をしてインタビューに臨んだんですが、

いつものあの柔和な笑顔で、温かく取材に応じていただけたのを今でも覚えています。

お決まりのラジコン&カブトムシネタなども快くお話しいただいて。

「超一流になる人は、人間的にもやっぱり違うなぁ〜」と感じたものでした。



今振り返ると、「あの人柄だからこそ、45歳になっても活躍できるんだな」とさえ考えたりします。

自分が逆境にいるときでも、常に笑顔を絶やさず、周りの人にも優しく接することができる大きな人間。

僕も、そんな人間を目指して努力していきたいなと思います。

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2010年09月05日

社会保障の「不都合な真実」。

社会保障って、これから一体どうなるでしょうか?


社会保障の「不都合な真実」

社会保障の「不都合な真実」

  • 作者: 鈴木 亘
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/07/16
  • メディア: 単行本




明らかにアイキャッチを狙った「不都合な真実」には、なんとなく今さら感がぬぐえないのがちょっと賛否の分かれるところかもしれませんが、

本の内容はなかなかに硬派。本家?の「不都合な真実」よりも、とっぼとこちらの方が読み応えがある、と個人的には思うんですがいかがでしょうか?

…このあたりは、環境破壊、地球温暖化に対する価値観の問題なので、なんとも言えない部分がありますけどね。

各種メディアの報道で、年金をはじめとした社会保障が破たんの危機に瀕していることは分かりますが、それがどれぐらいひっ迫していて、どのような具体策を講じるべきなのかは、意外に知らないことが多いですよね。(少なくとも僕はそうです。。。)

この本では、そういった社会保障の問題を、年金だけでなく、医療や子育てなどについても、経済学の観点から詳しく解説し、その具体的な解決法についても言及しています。

個人的に興味を持ったのは、「病院による貧困ビジネス」の実態についてふれている部分。一時期、生活保護を使った無料定額診療所による貧困ビジネスが取りざたされていましたが、この本では、「それよりも、病院により貧困ビジネスの方が悪質」と指摘しています。

本によれば、生活保護者は医療費負担がゼロであることを使い、「患者を短期間で繰り返し転院させて診療報酬を荒稼ぎ」する病院もいるあるのだそう。

報道で明るみに出ているものは実は氷山の一角で、本当はもっと巨大なネットワークになっているという話も。

…と、そんな少しアンダーグラウンドな話も交えつつ、この国が抱える問題と真摯に向き合ったなかなかの良書。

この手の話題に触れてみたい方には、ぜひご一読をおすすめしたい一冊です。

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デフレは終わらない。

ちょっと古めの本になるんですが。


デフレは終わらない―騙されないための裏読み経済学

デフレは終わらない―騙されないための裏読み経済学

  • 作者: 上野 泰也
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本




先日、今も僕が執筆をさせていただいている地元経済誌の講演会に参加した際、「日本経済の需給バランスからいえば、これからデフレが解消されることはない」というお話を伺い、確かに、これだけ大量生産が行われ、慢性的なモノ余りの時代に、急激なインフレが起こることは考えにくいな、と今までの考え方を少し軌道修正したところですが、

そんな時、図書館でふと目にとまったので借りてみることにしたのがこの本。

正直、あまり期待はしていなかったんですが、でも、なかなかの当たりでした。

副題は「騙されないための裏読み経済学」。「デフレは終わらない」というよりも、こちらの方がメインタイトルにふさわしい内容になっています。

発刊は2008年5月。なのであのリーマン・ショック前の「戦後最長の好景気」と呼ばれていた頃の執筆ですが、その後の状況をなんとなく予期している節も読み取れ、なかなかバランス感覚に優れた思考をお持ちの方だな〜と思いながら読み進めました。

面白かったのは、新聞や雑誌、テレビなどのコメントが「いかに信用できないか」を説明する部分。新聞記者の仕事ぶりや内情が垣間見え、「それじゃあなかなか正確な記事は書けんわなぁ」と、同じ書き手のはしくれとして同情してしまう部分も。

あと、この手の記事だけでなく、政府の財政政策、日銀の金融政策においても、「直線的シナリオを描く」というバイアスがかかっている、という指摘はとても面白いと感じました。

未来とは本来「予測不可能」なもので、今がよければ、必ず将来には悪い時期が訪れるもの。そういう見込みなしに、しばしば「現在の状態の延長線上」で未来が語られることが多い、と筆者は指摘しています。

確かに。いい時もあれば、悪い時もある。それが世の常ですよね。だからこそ、「いい時期に先手を打つ」ことが常々大切だと痛感しますが。


本の後半には、「デフレの時代、私ならこうする。」という提言が示されていて、あたらめて「自己投資」への重要性を説くなど、経済の見識を広げるだけでなく、日々の生活に活きるエッセンスも。

単に「金融・経済の本」としてかたずけるには惜しい、今読んでも面白い良書だと思います。

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一宮創業塾。

昨年9月、地元・一宮市の商工会が主宰する「一宮創業塾」に参加したのが縁で、現在、モーニングサービスで有名な一宮にちなんだ朝の勉強会「一宮ビジネスモーニング」(略してIBM)にたびたび参加させていただいているんですが、

今年も同じような「一宮創業塾」が全5回の日程で開催されるということで、初回の後に行われた懇親会に参加してきました。

今年の創業塾に参加されている方には当日のご案内だったらしく、スケジュールの合わない方が多数いらっしゃったようですが、

それでも、08年、09年のOBの方を含め、総勢20名ほどが参加する、ちょっとした異業種交流会のようになりました。

ハウスクリーニングで独立・開業された方や、元イラストレ―タ―で鍼灸院の開設のために勉強を続けていらっしゃる方、メーカー勤務で将来的には宇宙ビジネスの展開を模索しているという方まで、バラエティーに富んだ方々をお会いすることができ、いい刺激を受けることができました!

まあ、創業するのもそんなに楽じゃないですし、「時の運」という要素も大きいので、創業する・しないは結果的にどちらでもいいと思いますが、

こうした向上心・勉強意欲の高い方たちとお話するのは、仕事のインタビューでも、そうではなくても、とても心地がいいものです。

単に飲んだり食べたりするだけでなく、次の取材ネタをきちんとリサーチするという、いい意味での「したたかさ」も存分に発揮しながら、

とても有意義な時間を過ごさせていただきました! ありがとうございました!!

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子どもの心のコーチング。

目下、コーチングを勉強中の友人が「売れているよ!」と薦めてくれた一冊。


子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

  • 作者: 菅原 裕子
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 文庫




朝夕の保育園への送り迎え、夕食の後のお風呂、歯みがき、皮膚炎対策のクリーム塗り…。

…と、自宅兼事務所でフリーライターをしている性質上、おそらくご主人がサラリーマンというご家庭よりは、育児への参加率が高い方だと自負している2児のパパ・ライターの僕ですが、

まだまだいろんなシーンで戸惑いながら、子育てをしているという感じがします。

自営業のため、組織に属している方ほど「コーチング」への興味はないんですが、それでも、ビジネス書を読んでいるとその類の書物には数多く遭遇するわけで、

まあ、自然とその手の情報には詳しくなりつつある今日このごろなんですが、

この本の著者の方は、人材開発コンサルタントで活躍した経験を活かし、そのノウハウを使った子供へのコーチングにも力を入れている方のよう。

この本のほかにも、類書を数多く出版されているみたいです。


で、肝心のこの本の内容ですが、手軽に買える文庫本でさらっと読めるので、なかなかいいかな〜と思います。

ただ、この手の育児関係の本を結構読んでいらっしゃる方には、そんなに目新しさはないかもしれないというのが率直な印象です。

親の「ヘルプ」が子どもをダメにする
親子から子への最高の贈り物「サポート」
親は子どもをサポートし、才能を開花させるコーチ

…といった内容は、タイトルそのまま、「子どもをコーチングする」という趣旨のことが書かれているんですが、「そうはいってもなかなか難しいよねぇ」と感じる親御さんも多いのではないでしょうか? 

あと、「第4章 心を結ぶ聴き方・伝え方」には、子供との会話をロールプレイング風に書いているんですが、なんだか同じような内容を自己啓発本系のビジネス書で見たような記憶が…。 

ただ、おそらく育児本を読む方にはビジネス系の本に馴染みのない方も多いと思いますので、そういった方には、こうした会話のトレーニングはとても参考になると思います。


個人的に一番興味深く読んだのは、「子どものコミュニケーションは親次第」という内容。

簡単に言うと、親はきちんと自分の意思表明をして子供に話すべき、というもの。

例えば、「先生からもいってやってください」とか、「ママに怒れるよ」とか、他人を借りて自分の意思表示を回避したコミュニケーションの取り方は、自分の言ったことに責任を取らない話し方を教えているようなもの、だとこの本の著者はいっています。

確かに、子どもへの影響はもちろん、一人の社会人としてこうした発言の仕方には注意しないとな、と考えされられました。

…まあ、つまるところ、子供に「ああして欲しい」「こうして欲しい」と言う前に、自分自身の襟元を正せ、ということなんでしょうね。


ちなみに、以前読んだビジネス書によると、子育て情報には一種のバイアスがかかっていて、統計的な情報から冷静に判断すると、「親が思っている程、子供のその後の人生には、親の人格・しつけ、経済的な援助などは影響しない」らしいので、

(※ちなみに、影響力が最も大きいのは「友人などとの人づき合い」らしい。そういう意味では、まあ、親の経済力は「いい学校に入学できる」という意味で、あながち無関係でもないと思いますが)

必要以上に悩みすぎて、親自身がストレスを抱え込むのが一番の問題じゃないかと思いますが、

それにしても、親として最低限の子育ての理解は必要だろうなと思いますので、機会があればざっと読んでみて損はない一冊かなとは思います。

文庫本でたったの580円。読書時間もせいぜい1時間。これで一つでもタメになることが得られれば、とても安い自己投資だと思いますが、いかがでしょうか?

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ストラテジック・マインド。

有名なコンサルタントの代表作のひとつ。


ストラテジック・マインド―変革期の企業戦略論

ストラテジック・マインド―変革期の企業戦略論

  • 作者: 大前 研一
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 1984/01/15
  • メディア: 単行本





どんな本を読んだらいいのか?と悩んだ時、僕はよく「●●が選ぶお勧めの本」みたいなガイドから当たりをつけるんですが、

先日、「MBAが選ぶおすすめの一冊」みたいなガイドに書いてあったのがこの本。

大前研一氏のことは、頻繁にビジネス雑誌に登場する人ですし、知らないわけではなかったんですが、

実際に氏の著書を読むのははじめて。一体どんな内容なんだろう?と興味津津で手に取りました。

で、内容は?というと、なかなか読み応えがあり、1984年に発刊されたとは思えないほど、現代のビジネスシーンにも活かせる思考法が満載されていました。

具体的な事例を挙げつつ、事業の問題を解決に導く考え方のヒントを提示。

単に「こうすればいい」という答えを教えるのではなく、どんな状況にも対応できる思考力を養うための本、といった感じでしょうか?

「論理的な考え方のトレーニングをしたい」という方には、うってつけの一冊なのではないかなと思います。

…ただ、だいぶ古い本なので、本の中に登場する経済の状況は今とは全く異なります。まだインターネットや携帯電話もない時代ですからねぇ〜。そのあたりはご納得の上で手に取っていただきたいな、と。

それにしても、昭和から平成への時代の流れの中で、いろんな機械やサービスが登場しましたが、一見便利になったようで、余計に忙しくなったような気がしてならないのは僕だけでしょうか?

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2010年09月04日

非才!

タイトルに興味をそそられて…。


非才!―あなたの子どもを勝者にする成功の科学

非才!―あなたの子どもを勝者にする成功の科学

  • 作者: マシュー サイド
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2010/05
  • メディア: 単行本




僕の父親は、高校時代に卓球に情熱を燃やしていたようで、出身地の渥美半島で上位入賞したというのを、ことあるごとにひけらかしてきてかなわんのですが(笑)

そんな(どんな?)、卓球でオリンピックに出場した経験を持つという、ウチの父親とはまさしく雲泥の差の実績を誇る、気鋭のスポーツジャーナリストが書いた本です。

で、その内容は、至極単純明快!

タイトルが示す通り、"「天才」は存在しない、すべては「努力」だ”という筆者の主張が、それを証明するという事例とともに書きつづられています。

まあ、内容は本当にこれに終始するので、それを伝えるとなんだかつまらない本のように思われるかもしれませんが、努力がいかに人の成功に影響するのかを、とりわけスポーツの面から実例を挙げて解説していて、「どうせ俺には才能がない」なんていうネガティブ思考をお持ちの方には、とても大きな勇気を与えてくれる一冊だと思います。

しかも、とりわけ「生来の才能」がモノを言うと考えられがちなスポーツの世界においても、どうしようもない身長さ、体格の違いを除き、基本的には「努力の違い」「練習の量×質」が成功を左右する一番の要素だというのが筆者の主張です。

もちろん、この内容の意義を唱える方も多いと思いますし、そもそも「じゃあこの主張が目新しいか?」と言われると、決してそうではないと思いますが、

自分の才能を悲観するのではなく、まずは情熱を持って努力を続けるようにしよう!なんて思わせてくれるのが、この本のいいところではないかな〜と。

…そんな、ポジティプ・シンキングに浸りたい人には、なかなかの良書だと思います。

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兼業農家に向けて。

先日、地元・一宮市の農業研修が終了したのは書いたと思いますが、

その後、市役所の方や農協の方々の計らいもあり、

地元の農家の一員として、新規就農させていただく準備が着々と進行しつつあります。

もちろん、あくまで本業はフリーライターのままですけどね(笑)


それにしても、実家が農家ではない、いわゆる「非農家出身者」が

新たに農業をはじめるのがどれほど大変なのかというのを痛感。

周りの皆さんの計らいがなければ、こうスムーズに事が運んだとは思えません。



いよいよ9月下旬からは、オフィス・ヒライの農業事業部が本格始動の予感。

できれば別サイトを設けて、その模様もお伝えしていきたいな、と思います。

posted by もっぴ at 04:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする