2010年10月22日

900超え!

このブログも、本日、900回目の記事をアップいたしました!

これもひとえに、ブログを覗きに来て下さる読者の方々のおかげ。

さて、今後はどれぐらいまで更新が続いていくのでしょうか?


ここまできたら、ぜひ1000回は超えたいな〜と思います。


posted by もっぴ at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人間この信じやすきもの。

すでに発刊からだいぶ経過していますが、着実に重刷を繰り返しているようで。


人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書)

人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書)

  • 作者: トーマス ギロビッチ
  • 出版社/メーカー: 新曜社
  • 発売日: 1993/06
  • メディア: 単行本




ずっと中古本を購入したきりで、なかなか読み進めていませんでしたが、ちょっと時間が空いたタイミングで一気に読了いたしました。

内容はタイトルの通り、いかに人間の生活には迷信・誤信があふれているか、ということを一つずつ丁寧に分析した一冊になっています。

例えば、みなさんは、何かのパーティーに呼ばれて、「知人と知人の誕生日が一緒だった」なんて「奇跡の偶然」に遭遇してことはありませんか。

仮に、23人が集まるパーティーが開かれたとして、その列席者の中に「誕生日が一緒の2人」がいる確率は、どれぐらいになるでしょうか?

0.5%?

いやいや、0.02%?

もう少し高くて、5%ぐらい?

この本によれば、正解は、ほぼ50%!!

…冷静に考えてみると、確かにそうです。

ちなみに、35人が集まれば、誕生日が同じ組ができる確率はおよそ85%にもなるといいます。これですと、まったく奇跡でも何でもなくなりますよね。

というわけで、人間が「すごい偶然」「奇跡」「不思議な力」と考えがちな出来事も、冷静に分析してみると、それほど希少なことではなかったりするわけです。


このほかにも、「巷にあふれる胡散臭い健康法がどのようなメカニズムで盲信されるのか」や、「人から聞いた情報はどれぐらいウソが多いのか」など、さまざまなケースで生まれる「誤信」を解説しています。

単純に読み物としても面白いですし、実生活にも役立つ方法論・思考法も満載。

ちょっとボリュームは多いですが、「一度読んでみてソンはない!」と断言できる良書です。

posted by もっぴ at 08:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニーチェ 道をひらく言葉。

話題の「ニーチェ本」ですが、図書館で見つけてみたので。


ニーチェ道をひらく言葉 (智恵の贈り物)

ニーチェ道をひらく言葉 (智恵の贈り物)

  • 作者: ニーチェ
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2010/05/20
  • メディア: 単行本




話題の「ニーチェ本」に触発され、おそらく急きょ発刊された「二匹目のドジョウ」の方になると思うんですが、

ニーチェの哲学が分かりにくいのか、それとも突貫工事で編集した本のサガなのか、

個人的には、あまり「道をひらく」ためには役立ちそうもないな〜という印象です。

むしろこの言葉をきっかけに、「道に迷って」しまいそうな。

…まあ、それがニーチェの哲学の真骨頂なら、それはそれで、本としては成立しているのかもしれませんね。


ともあれ、この手のダイジェスト版でお茶を濁すのではなく、

きちんと原書に当たらないといけない、という教えでしょうか。


次回は、「超訳 ニーチェの言葉」を覗いてみたいなと思います!



…って、懲りてへんやんッ!!

posted by もっぴ at 08:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

頭がよくなる思考法。

タイトルがなんだか安直ではありますが。。。


頭がよくなる思考法 天才の「考え方」をワザ化する (ソフトバンク新書)

頭がよくなる思考法 天才の「考え方」をワザ化する (ソフトバンク新書)

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2009/09/17
  • メディア: 新書




こちらは図書館で手にした一冊。「頭がよくなる」とは、なんだか軽い感じがしないでもないですが、ベストセラー&有名人の著書ですし、どんなものかな〜と読んでみました。

基本的には「物事の考え方」のお話。

発想を柔軟にして新たなアイデアを見つけるためには、既存の前提に縛られるのではなく、一旦「常識」というタガを外してみたり、全く違った視点から見ることがいかに大切なのか、ということが書いてあります。

そうは言っても「常識という色眼鏡」はなかなか外せないもの。それをうまく外す方法論みたいな部分にも踏み込んだ内容になっています。

また、「感情」を上手に隔離しながら、「否定」の議論を繰り返すことで、よりよい正解を導き出していくことが大切だ、とも。

ただ、個人的には、この「感情を切り離す」という部分がかなり難しくて、日本人には「否定」を繰り返すディスカッションの中で何かを生み出すという作業は、お互いに相当な信頼関係とコミュニケーション能力がない限り、人間関係まで崩壊する危険性をはらんでいるような気がします。

もちろん、この本の中でもそのリスクには触れていますが、自分なりのアレンジなり、方法なりを確立することは必要かもしれません。

現に、自分の妻に、この「否定の繰り返しの中から正解を生み出す」という方法を試してみると、最終的には相当に高い確率で「夫婦喧嘩」にまで発展しますから(笑)

あ!、うちの場合は、前提条件である「信頼関係」に問題があるのかも。。。

posted by もっぴ at 07:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする