2010年12月19日

働かないって、ワクワクしない?。

仕事への意欲が削がれる!…わけではありません。

働かないって、ワクワクしない? [単行本] / アーニー・J. ゼリンスキー (著); Ernie J. Zelinski (原著); 三橋 由希子 (翻訳); ヴォイス (刊)

先ほどの『こころのウイルス』に引き続き、こちらもなかなか誤解を招きそうなタイトルですよね?

タイトルから内容を想像すると、「いかに仕事をさぼって生きるか?」みたいな、ネガティブ要素満載のハウツー本のようですが、

実際の中身は、「人生の目標をきちんと明確にしよう」といった感じの自己啓発本になっています。

まずは「あくせく働く意味」を問うところから話がはじまり、

人生の最終的な目標は、「仕事一辺倒な暮らし」ではないと指摘。

その後、仕事に費やす時間を見直すことで、その他の趣味や余暇の時間を充実させてみてはどうか?と提案した上で、

さらに、自分が本当に求めている夢や目標に向かって、仕事を変えたり、自由時間を有効活用すれば、もっと素晴らしい人生を歩んでいけるはずだと説く。

…とまあ、ざっくりと言えば、こんな感じの内容になっています。


この訳書は2003年発刊ですから、世に出てからもうしばらく経過しているわけですが、

仕事ばかりに邁進し、疲弊してしまう人が多いという現実は、今もなんら変わりがないような気がします。

基本的に「足るを知る」こと。現状の生活にひとまず満足した上で、人生の本当の目的とは何か?という問題にきちんと目を向ける。

あらためて「人生にとって何が大切か?」を考え直すきっかけを与えてくれるような一冊です。


「最近、仕事中毒気味だな〜」なんてお感じの方、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

…なんて、どっぷり仕事中毒なフリーライターが書いて、どれほど説得力があるのかは疑問ですが。。。

posted by もっぴ at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

こころのウイルス。

あなたの心も病魔に侵されていたりして。

こころのウイルス [単行本] / ドナルド ロフランド (著); 上浦 倫人 (翻訳); 英治出版 (刊)

タイトルをぱっと見ると、「平井さん、なんだか大丈夫?」なんてあらぬ憶測を生みそうでちょっと心配ですが、

「こころのウイルス」とは、一般的な「心の病」だけを意味するものではなく、例えば「どうしてもタバコが止められない」とか、「いつも用事を先延ばしにしてしまう」といったクセや習慣の部分などにもスポットを当てたもっと広い意味合いのフレーズでして、

そんな悪い行動や思考の原因を作り出す「因子」を探り当て、うまく付き合ったり、取り除いたりする方法を紹介しているのがこの本です。

なんだか、個人的にはちょっぴり宗教チックな雰囲気が漂っているかな〜なんて思いますので、そういった類の話はゴメン!という方には、ちょっと馴染まないかもしれませんが、

普段の生活の中で「どのように心の平穏を保てばいいのか」を考えたり、

ウツ病にならないための「予防」や「注意喚起」を促す意味においては、

なかなか有効そうな手立てがたくさん紹介されています。

「心の健康を保ちたい!」と考えていらっしゃる方なら、読んでみて損はない一冊ではないでしょうか?
posted by もっぴ at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする