![働かないって、ワクワクしない? [単行本] / アーニー・J. ゼリンスキー (著); Ernie J. Zelinski (原著); 三橋 由希子 (翻訳); ヴォイス (刊) 働かないって、ワクワクしない? [単行本] / アーニー・J. ゼリンスキー (著); Ernie J. Zelinski (原著); 三橋 由希子 (翻訳); ヴォイス (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51TXMHVMHTL._SL160_.jpg)
先ほどの『こころのウイルス』に引き続き、こちらもなかなか誤解を招きそうなタイトルですよね?
タイトルから内容を想像すると、「いかに仕事をさぼって生きるか?」みたいな、ネガティブ要素満載のハウツー本のようですが、
実際の中身は、「人生の目標をきちんと明確にしよう」といった感じの自己啓発本になっています。
まずは「あくせく働く意味」を問うところから話がはじまり、
人生の最終的な目標は、「仕事一辺倒な暮らし」ではないと指摘。
その後、仕事に費やす時間を見直すことで、その他の趣味や余暇の時間を充実させてみてはどうか?と提案した上で、
さらに、自分が本当に求めている夢や目標に向かって、仕事を変えたり、自由時間を有効活用すれば、もっと素晴らしい人生を歩んでいけるはずだと説く。
…とまあ、ざっくりと言えば、こんな感じの内容になっています。
この訳書は2003年発刊ですから、世に出てからもうしばらく経過しているわけですが、
仕事ばかりに邁進し、疲弊してしまう人が多いという現実は、今もなんら変わりがないような気がします。
基本的に「足るを知る」こと。現状の生活にひとまず満足した上で、人生の本当の目的とは何か?という問題にきちんと目を向ける。
あらためて「人生にとって何が大切か?」を考え直すきっかけを与えてくれるような一冊です。
「最近、仕事中毒気味だな〜」なんてお感じの方、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
…なんて、どっぷり仕事中毒なフリーライターが書いて、どれほど説得力があるのかは疑問ですが。。。