再度登場しましたフリーライターの平井です。
またまた、最近読んだ本の話題です。
![広告マーケティング21の原則 [単行本(ソフトカバー)] / クロード・ホプキンス (著); 臼井 茂之, 小片 啓輔 (監修); 伊東 奈美子 (翻訳); 翔泳社 (刊) 広告マーケティング21の原則 [単行本(ソフトカバー)] / クロード・ホプキンス (著); 臼井 茂之, 小片 啓輔 (監修); 伊東 奈美子 (翻訳); 翔泳社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51l0e9Pvk6L._SL160_.jpg)
この『広告マーケティング21の原則』は、19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した、
アメリカの著名なコピーライター、クロード・C・ホプキンス氏による著作です。
フリーライターという肩書きでブログを書いておりますが、
最近は、いわゆるコピーライター的な仕事もかなりの割合を占めておりまして、
「ここらできちんと広告製作の勉強もしておかないかんな〜」なんて、
一昨年あたりから折を見て自学自習を進めているんですが、
そんな中で出会ったのがこの一冊です。
いや〜、めちゃめちゃ古い本ですが、
さすがいまだに読み継がれる名著だけあって、
本当に奥が深いというか、色あせていないというか。
年末あたりから、すでに何度も読み返しております。
情報に具体性を持たせることの重要性、
見出しがいかに大切なものなのか、などなど、
コピーをを書いたり、広告を製作する際に、
押さえるべきポイントを分かりやすく解説してくれていて、
改めて勉強させられる部分が多いな〜と。
あと、ちょっと嬉しかったのが、こんな一文。
「広告業界で成功している人の多くは元セールスマンだ。その中でも特に優秀な人々は、訪問販売員として戸口に立った経験を持っている。」
え? ホ、ホント??
立ってる! 立ってる!! 僕、立ってますよ(笑)
何を隠そう、私、フリーライターになる前は、戸口に立って訪問販売をしておりました。
世界的な巨匠にこんなことを言われると、なんだか俄然、やる気がでちゃいます!!
…と、まあ、基本的には、広告制作、とりわけコピーライターの方向けの本なんですが、
最近では、ホームページの文章を自分で考える、なんて方も多いと思いますから、
そんな方がキャッチコピーを考える上でもとても参考になる一冊ではないでしょうか?
それにしても、仕事に対する姿勢にはなかなか厳しい方のようで。
「この種の(間違ったコピーを書いた)広告製作者は自分の役割を放棄している。自分がセールスマンであることを忘れ、役者になろうとする。売り上げではなく、喝采を求める。」
う〜ん、深い。そうなんです。特にコピーライターって、この辺のバランスが難しいんですよね。売れる文章とカッコイイ文章は決してイコールじゃない。プロとして改めて肝に銘じておかないといけないことですよね。
そして、
「この業界に怠惰な人間の居場所はない。」
…。
はい、怠けることなく日々精進したいと思います。。。先生。