2011年08月22日

介護の現実。

今日の日経新聞の夕刊に、「仕事と介護 両立の壁」というタイトルの記事を見つけました。

折しも、先日、介護従事者を中心とした読書会を取材したばかり。

現役世代が直面する、「仕事と介護との両立の難しさ」をあらためて痛感させられました。



僕の自己紹介にもある通り、09年秋、これから起業しようと考える方たちを対象とした「創業塾」というセミナーに参加したんですが、

参加者の中に、「親の介護で仕事を続けるのが厳しいから」という理由で、起業を考えている方がいらっしゃいました。

今は親が元気だからいいけど、実際、認知症などで介護が必要になったとしたら、どうやって家族を養いながら面倒を見ていけばいいのか…。

とても考えさえられたのを覚えています。


今日、新聞で見つけた記事には、小見出しで「ある日突然やってくる」とありました。

でも、常日頃から「いつかはやってくる」と考え、事前に知識を身に付けておくことはできるはずです。

確実にやってくるとは限らないが、かなり高い確率でやってくる「親の介護」。

迫りくる現実から目をそむけるのではなく、きちんと「備え」だけはしておきたいものです。

posted by もっぴ at 23:16| Comment(2) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

予想どおりに不合理。

以前から読みたいなぁ〜と思っていた一冊。

予想どおりに不合理[増補版] [ペーパーバック] / ダン アリエリー, Dan Ariely (著); 熊谷 淳子 (翻訳); 早川書房 (刊)

最近、個人的にはまっている「行動経済学」について書かれた本のひとつ、ダン アリエリー著『予想どおりに不合理』(早川書房)です。

本来、経済学とは、「合理的に動く人間」を想定しているわけですが、実際、人の行動を観察してみると、そんなに合理的なものばかりではありません。

この本では、そんな「人が非合理に動く事例」を数多く紹介していますが、その中には、ビジネスにそのまま応用できるネタもたくさんあります。


例えば、(ちょっと本の中身とは違いますが…)

とある飲食店に、600円と800円のメニューが並んでいるとします。

店主とすれば、利益を考えると800円のメニューを注文してほしい。でも、実際にはなかなか800円の方を注文してもらえない。

そんな時は、より高いメニュー、例えば1000円のメニューを追加してみる。

それだけで、ぐっと800円のメニューを注文してもらえる確率が高くなるそうです。


…とまあ、こんな、思わずへぇ〜と言いたくなるようなネタがいっぱいでして、

なかには、合コンには、自分よりも少しだけ不細工なぐらいの人を連れていくと、自分の魅力がアップしてみえる、なんていう「明日にも使えそうな恋愛高等テク」も!(笑)


単なる筆者の主張や経験則ではなく、きちんとした統計や実験に基づいたものばかりのようですし、、

この手のトピックがお好きな方はもちろん、そうでない方も興味深く読める一冊だと思います!
posted by もっぴ at 14:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする