2012年01月29日

成功の実現。

これは、名著だわ! 巷の自己啓発本の存在がかすんじゃいます。。。

成功の実現 [単行本] / 中村 天風 (著); 日本経営合理化協会出版局 (刊)

成功の実現 [単行本] / 中村 天風 (著); 日本経営合理化協会出版局 (刊)

日経新聞の記事で、大企業の社長さんが「私のバイブル」みたいなコーナーで紹介していたので、早速ネットで検索してみると、なんと! 驚愕の1万円!!

でも、待てよ。1万円で売れるということは、それだけいい本に違いない!!

ということで、すぐさま地元の図書館で検索して発見しました(笑)。…本を作る側の人が、こんなんでいいんだろうか。。。

で、内容は?というと、予想通りの「当たり」。ざっくり言うと、日本版の『思考は現実化する』といったところでしょうか? 「常に心を積極的にすることで、成功を手にできる」といった事が、著者の実体験を交えて語られています。



それにしても、中村天風さんなんて今まで全く知りませんでしたが、著者紹介の文面を見てみると、「松下幸之助氏、稲盛和夫氏らも共鳴」などとあり、そんなにスゴイ方なんですね。

なかには「霊魂」なんて宗教的なフレーズも出てきますから、そのあたりでは好みが分かれるかもしれませんが、巻末には日常心掛けるべき行動内容などもまとめられていて、単に「心を変えろ!」というだけでなく、「具体的にこうすればいい!」というところまで落とし込んでくれているのがとてもいいです。

また、元々講演を書き起こしたものみたいで、皮肉やユーモアを込めた著者独特の言い回しもなかなか面白かったりします。

アマゾンのカスタマーレビューがすこぶるいいのも、なるほど納得。興味のある方はご一読を! かなりお勧めです!

posted by もっぴ at 09:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お金の科学。

『7つの習慣』を日本に広めた人らしいですけど。

【CD-ROM付】お金の科学〜大金持ちになる唯一の方法〜 [単行本] / ジェームス・スキナー (著); フォレスト出版 (刊)

【CD-ROM付】お金の科学〜大金持ちになる唯一の方法〜 [単行本] / ジェームス・スキナー...

日本に『7つの習慣』を広めた事で知られ、最近ではテレビでもすっかりお馴染みの顔となりつつある経営コンサルタント、ジェームス・スキナー氏の著書です。

『お金の科学』というタイトルから、節税や資産運用などのテクニック的な本かと思いきや、中身はビジネス関係の自己啓発本。

もっとテクニカルな内容を求めていたからなんでしょうか、中身が『7つの習慣』をはじめ、『思考は現実化する』『金持ち父さん貧乏父さん』など、代表的なビジネス系の自己啓発本のいいとこどりをしたいような内容だったこともあり、個人的にはちょっとモノ足りない感じでした。

普段あまり自己啓発本を読まない人にとっては、各方面の名著のエッセンスにさらりと触れられてなかなかグッドかなと思います。ただ、ビジネス書をガッツリ読んでいる人にはあまりお勧めできないかも。
posted by もっぴ at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

25歳からのひとりコングロマリットという働き方。

個人的に、いたく共感!

225歳からのひとりコングロマリットという働き方 〜仕事も肩書きもひとつじゃなくていい.〜 [単行本(ソフトカバー)] / おち まさと, 本田 直之 (著); 大和書房 (刊)

25歳からのひとりコングロマリットという働き方 〜仕事も肩書きもひとつじゃなくていい.〜 [単...

放送作家などとして知られるおちまさと氏、レバレッジシリーズで有名な本田 直之氏の共著。多方面で活躍されるおふたりの、仕事への考え方が書かれた本です。

フリーライターだけでなく、農業、ファイナンシャルプランナー…と、いろんな方面に手を伸ばしている昨今、仕事関係の方々から、どうも「本業=ライター」、「副業=農業」と認知されてしまっていて、個人的には「本意ではないなぁ〜」なんて思っていたんですが、そんな自分の考え方を代弁してくれているようで、とても心強い一冊です!

なんだか「副業」というと、「こちらは片手間」というニュアンスが付いてまわりますが、僕が目指したいのは、「すべて本業」。異分野の仕事で収入のリスクヘッジをしつつ、同時にこれらをうまくつなげて新たな付加価値を創出するという意味で、「ひとりコングロマリット」というフレーズがとてもしっくりくるような気がします。

また、本書には、「副業」ではなく「複業」とも書いてありましたが、確かに僕も、そんな感覚で仕事をしているつもりです。


これからは、収入のリスク分散の意味でも、いろんな肩書を持って働くのがベターだと思います。

サラリーマンという職業が誕生したのも、人類の歴史を考えれば本当にここ最近ですし、専門分野だけで飯が食えるというのもレアなお話。

今ではすっかり「百姓=農民」という定義ですが、「百姓」という言葉通り、例えば、武士+農民、農民+だったり、多様な「姓=生業」を持つ人が多かったといいます。

しかも、自分が興味のある分野で仕事の幅を広げていくだけですから、忙しくなっても別にそんなに苦ではありませんし。

こんなワーク・スタイルが一般化してくれば、もっと「楽しく働ける社会」になるんだろうになぁ〜なんて思います。

posted by もっぴ at 07:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする