光市母子殺害事件で、今日、元少年の死刑が確定したようです。
一応、大学時代、刑法のゼミに所属していたこともあり、
この手のトピックは注目してみていることが多いんですが、
それにしても、今回は死刑が確定したとはいえ、10年以上前に勉強した「永山基準」が、これだけ時代の変化が激しい世の中で今なお幅を効かせているなんて、
一体、どうなっているんだろう、なんて思ってしまいます。
判例を基準にして、刑の不均衡をなくす意味合いがあるのは解りますが、
前例にならって判決を下すだけなら、裁判官はそもそも必要ないのでは?
また、これも学生時代にしこたまディベートしましたが、
なんで日本は、これだけ「無期懲役」と「死刑」との差が大きいのに、
もっと長期の有期刑や、終身刑の創設について熱心に議論しないんでしょうか。
…僕も、人の親になったからなおさらですが、なんだか、本当にいろんなことを考えさせられる事件です。