![第3の案 成功者の選択 [単行本] / スティーブン・R・コヴィー, ブレック・イングランド (著); フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳); キングベアー出版 (刊) 第3の案 成功者の選択 [単行本] / スティーブン・R・コヴィー, ブレック・イングランド (著); フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳); キングベアー出版 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41mwWwL7tEL._SL160_.jpg)
第3の案 成功者の選択 [単行本] / スティーブン・R・コヴィー, ブレック・イングランド ...
『7つの習慣』に衝撃を受けて以来、ずっと追い続けているスティーブン・R・コヴィー氏の新作。先日、東京に出張した際、駅ナカの本屋で「これは!」と衝動買いした一冊です。
タイトルからも推察できると思いますが、「二者択一で物事を決めるのではなく、両者が深い理解をすることで、お互いがwinになれる三つ目の案を探しましょ!」というのがこの本のテーマ。
お互いの考え方がぶつかりあい、どうしても「勝ち負け」を付ける形になりがちな関係性を、どうやってベストな方向に導いていけばいいのか――。
本の中でも頻繁に登場しますが、簡単にいえば「シナジー」の構築法とでもいえばいいでしょうか、そんなことが書かれています。
まあ、「シナジー」というとすでに使い古された感もありますが、本書の中では、「良好なシナジーの形成のしかた」を、数多くの具体例とともに解説してくれていて、なかなか読みごたえのある内容になっています。(ページ数も500超ありますし。。。)
大切なのは、相手を深く理解すること。
これは、先日、フェイスブックにも書きましたが、
「相手に全神経を向け、他のことをしながら話を聴かない。判断しない、評価しない、分析しない、助言しない、些末な問題とみなさない、同情しない、批判しない、喧嘩しない。相手はあなたを自分の側に引き込みたいわけではない。相手が必要としているのは、あなたが肯定的な関心を向けてくれることだけである」
なんて「傾聴のしかた」のアドバイスは、すぐに実践できて、しかも効果大だと思います。
…ちなみに、娘に早速試してみましたが、なかなかの好感触。
よく女の人は、「意見を求めているんじゃない、ただ聞いてほしいだけ」なんていいますが、
うちは、僕以外、みんな女子(?)ばかり。この傾聴法をしっかり頭に叩き込んでおきたいと思います!
そんなわけでいろいろタメになることの多いこの本。あえて難点をひとつ言えば、ベースとして『7つの習慣』を読んでいないと、なかなか理解に苦しむこと。
というわけで、興味のある方は、ぜひ『7つの習慣』から読んでみることをお勧めします!
…まあ、僕はある意味「コヴィー信者」みたいなもんですから(笑)、アテにならないかもしれないですけどね。。。