息子があれだけ仕事していたにも関わらず、
実は、ウチの親は、訪問販売にめっぽう弱いです。
先日も、とあるふとん会社の訪問販売員がうちに来て、
母親がしっかり話し込んでいるところを割って入り、
丁重にお断りしたばかり。。。
で、当の本人は、
「話を聞いてあげてただけだから、いいじゃない!」といっていました。
別に僕は、訪問販売自体が悪いとは思っておりません。
それよりもむしろ、この「話を聞いてあげる」という態度の人の方が
かえってタチが悪かったりする。
はっきり断るのは、なんだか申し訳ない、かわいそう。
どうせなら、あいまいに断って、「いい人」でいたい――。
こうした発想は、ある意味「日本人的」なのかもしれませんが、
あくまで相手は、訪問“販売”が目的。単なる「話し相手」とは違うのです。
彼らには、おそらく日々の契約ノルマがあるでしょう。
ひとつの訪問時間が長引けば、その分、見込み客と面談する回数は減ってしまう。
いきおい、「この人に契約してもらわなきゃ、今日は後がない!」という焦りが生じ、
契約を取るために、なんだか押し売りまがいのセールスになってしまう――。
きっぱり断るのは、なんだか気が引けるという、そこのあなた!
もちろん買う気があれば、営業さんの話に耳を傾けるのは結構なことですが、
全く買う気がないのであれば、早めにきちんとお断りしましょう。
「いりません」
「お引き取り下さい」
強い断り文句を発するのに慣れていない人も、
「この営業マンのためにも、早めに断ってあげなければ」という発想でいけば、
きちんと断ることができるはずです。
…って、ホントは、自分の母親に一番いいたんですけど、
息子の意見には、なかなか耳を貸さんだろうなぁ〜。。。