![テレビの大罪 (新潮新書) [新書] / 和田 秀樹 (著); 新潮社 (刊) テレビの大罪 (新潮新書) [新書] / 和田 秀樹 (著); 新潮社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41bmuk-lElL._SL160_.jpg)
テレビの大罪 (新潮新書) [新書] / 和田 秀樹 (著); 新潮社 (刊)
図書館で衝動「借り」した一冊。「テレビの大罪」というタイトルですから、内容もある程度察しがつくと思いますが、まあ、そっち方面のお話です。
それにしても、著者の和田さんって、本当に多作ですよね。精神科医で、大学教授なんかもされているみたいですけど、これだけ書けるなんてすごいな、と純粋に思います。
内容については、それほど目新しいものはなかったんですけど、和田さん自身のテレビ出演経験なんかも踏まえて書かれていて、それなりに読みごたえはあるのかな、と。
テレビで痩せたタレントが活躍することの弊害や、自殺報道が自殺をつくるといった項目には、個人的にも激しく同意する次第です。
ただ、本書であえて語られるまでもなく、すでに最近の若者たちは、テレビからどんどんと離れていっているような気が。正直、あんまりホントのことってないですからね。そういう意味では、マスメディアが果たすべき役割というのは、以前とだいぶ様変わりしてきたのかなと思います。
これからは、逆に「ローカルメディア」が台頭する時代なのかな、なんて感じた一冊でした。