2012年04月10日

テレビの大罪。

罪深き、テレビ。

テレビの大罪 (新潮新書) [新書] / 和田 秀樹 (著); 新潮社 (刊)

テレビの大罪 (新潮新書) [新書] / 和田 秀樹 (著); 新潮社 (刊)

図書館で衝動「借り」した一冊。「テレビの大罪」というタイトルですから、内容もある程度察しがつくと思いますが、まあ、そっち方面のお話です。

それにしても、著者の和田さんって、本当に多作ですよね。精神科医で、大学教授なんかもされているみたいですけど、これだけ書けるなんてすごいな、と純粋に思います。

内容については、それほど目新しいものはなかったんですけど、和田さん自身のテレビ出演経験なんかも踏まえて書かれていて、それなりに読みごたえはあるのかな、と。

テレビで痩せたタレントが活躍することの弊害や、自殺報道が自殺をつくるといった項目には、個人的にも激しく同意する次第です。

ただ、本書であえて語られるまでもなく、すでに最近の若者たちは、テレビからどんどんと離れていっているような気が。正直、あんまりホントのことってないですからね。そういう意味では、マスメディアが果たすべき役割というのは、以前とだいぶ様変わりしてきたのかなと思います。

これからは、逆に「ローカルメディア」が台頭する時代なのかな、なんて感じた一冊でした。
posted by もっぴ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする