先日、タマネギの収穫をしていると、
畑の近くに住む上品な装いのおばさまから、声をかけられました。
「もしよければ、そのタマネギ、分けてもらえませんか」。
僕のタマネギは、契約業者さんの指示で管理しているものなので、
基本、一般のお客さんに直接販売することはしていません。
…と、その方に説明し、丁重にお断りしたのですが、
とっても残念そうに帰宅されるその姿を見て、
「これでよければ」と、選別に漏れたタマネギを渡しました。
「ありがとうございます!」
その弾んだ声に、
こちらも大切な贈り物を貰ったような、
うれしい気持ちになりました。
笑顔がはじけるおすそ分け。
何かとデジタル化する昨今ですが、
こんな人と人との触れ合いが、僕は好きです。
2013年04月30日
2013年04月27日
好きです。
すらりと伸びた細長い首から視線を落とせば、
豊満な肉体を包み隠す薄黄金色の衣の下から、
思わずしゃぶりつきたくなるような純白の素肌が−―。
ああ、
たまらん!
好きです!!
新タマネギ。
……。
え?
そうだす。
私が変なフリーライターです。
いよいよGWに突入しましたね。
今年はなかなか珍しく、休み中の原稿が落ち着いているので、
タマネギの収獲作業に全力投球中です!
で、あまりに抜きすぎて、ちょっと壊れかけております(笑)
2013年04月24日
お仕事のご報告。
日記だけでなく、こちらもかなり更新されていなかったようで。
これでは、フリーライターとして何にも仕事してないみたい(笑)。
なので、ちょっとだけ「お仕事のご報告」です。
本日の中日新聞の朝刊、ご覧いただいたでしょうか?
「医療の現場」の問題点を伝える『プロジェクトリンクト』。
先日、この企画のお手伝いをさせていただきました。
(今日の紙面のタイトル下を探すと、僕の名前が発見できたりします!)
新聞掲載の原稿は、僕が書いたものではないんですけど、
この記事に連動して、各病院で小冊子が配布されていまして、
そちらの原稿をいくつか担当させていただいております。
ちょっと難しい内容かもしれないですが、
今後の医療を考えることは、たぶん、日本人にとってとても大切なこと。
いろんな病院の取り組みをまとめるうちに、
日本の医療は、本当に大変な事態に直面しているんだな、と痛感しました。
ぜひ一度手に取ってもらい、何かを感じてもらえたら幸いです。
これでは、フリーライターとして何にも仕事してないみたい(笑)。
なので、ちょっとだけ「お仕事のご報告」です。
本日の中日新聞の朝刊、ご覧いただいたでしょうか?
「医療の現場」の問題点を伝える『プロジェクトリンクト』。
先日、この企画のお手伝いをさせていただきました。
(今日の紙面のタイトル下を探すと、僕の名前が発見できたりします!)
新聞掲載の原稿は、僕が書いたものではないんですけど、
この記事に連動して、各病院で小冊子が配布されていまして、
そちらの原稿をいくつか担当させていただいております。
ちょっと難しい内容かもしれないですが、
今後の医療を考えることは、たぶん、日本人にとってとても大切なこと。
いろんな病院の取り組みをまとめるうちに、
日本の医療は、本当に大変な事態に直面しているんだな、と痛感しました。
ぜひ一度手に取ってもらい、何かを感じてもらえたら幸いです。
2013年04月13日
嫁と畳と、旦那と薬。
どもです。やっぱり久々更新の、フリーライター平井です。
更新停滞理由の定番ですが、目下、猛烈な「締め切り地獄」と格闘中です!
いや〜、終わらない、終わらない(笑)。よし、明日もまだまだ頑張るぞぉ〜!!
と、ひとしきりカラ元気を出したところで。
今日、近くの耳鼻科に行ってきました。
ブログにも書いていますが、数年前からかなりの花粉症に見舞われておりまして、今シーズン3回目の診察となりました。
で、はじめて「ジェネリック」なるものと遭遇したのです。
そうです。なんだか特許が切れて、安くなるので、というアレです。
クリニックの脇にある調剤薬局で、先日書いたアンケートに「ジェネリック・希望」と印を付けていた関係で、処方箋を持参するなり、若い女性薬剤師さんから「しますよね?」と奨められました。
それにしても、あれだけCMなんかで見ていましたけど、いまだ遭遇しなかったジェネリック医薬品。
初体験はなんでもワクワクするものです。というわけで、パッケージを見てみると、普段使っている「アレグラ」とほとんど一緒。どこぞの国のコピー商品みたいで、なんだか不安になりました。
で、好奇心旺盛な僕は、その人に聞いてみました。「で、どれだけ安くなるんですか?」。そうです、守銭奴フリーライターの本領発揮です。
「ええ…と…」。明らかに焦る薬剤師さん。どうやらこんな質問をしてくる人はあまりいないようで。しばらくPCを操作して、値段をはじき出してくれました。
「そうですね、300円ぐらい違いますね!」
およそ1ヵ月、朝・夕1錠飲み続ける分で、差額は300円。
「それだけ?」と見るのか、「そんなに!」と見るのか…。複雑な心境です。
で、そんな結果を嫁に報告すると、
「値段がどうあれ、私は、後発なんてイヤ!」。
旦那と薬は、新しい方がいいみたいで。。。
更新停滞理由の定番ですが、目下、猛烈な「締め切り地獄」と格闘中です!
いや〜、終わらない、終わらない(笑)。よし、明日もまだまだ頑張るぞぉ〜!!
と、ひとしきりカラ元気を出したところで。
今日、近くの耳鼻科に行ってきました。
ブログにも書いていますが、数年前からかなりの花粉症に見舞われておりまして、今シーズン3回目の診察となりました。
で、はじめて「ジェネリック」なるものと遭遇したのです。
そうです。なんだか特許が切れて、安くなるので、というアレです。
クリニックの脇にある調剤薬局で、先日書いたアンケートに「ジェネリック・希望」と印を付けていた関係で、処方箋を持参するなり、若い女性薬剤師さんから「しますよね?」と奨められました。
それにしても、あれだけCMなんかで見ていましたけど、いまだ遭遇しなかったジェネリック医薬品。
初体験はなんでもワクワクするものです。というわけで、パッケージを見てみると、普段使っている「アレグラ」とほとんど一緒。どこぞの国のコピー商品みたいで、なんだか不安になりました。
で、好奇心旺盛な僕は、その人に聞いてみました。「で、どれだけ安くなるんですか?」。そうです、守銭奴フリーライターの本領発揮です。
「ええ…と…」。明らかに焦る薬剤師さん。どうやらこんな質問をしてくる人はあまりいないようで。しばらくPCを操作して、値段をはじき出してくれました。
「そうですね、300円ぐらい違いますね!」
およそ1ヵ月、朝・夕1錠飲み続ける分で、差額は300円。
「それだけ?」と見るのか、「そんなに!」と見るのか…。複雑な心境です。
で、そんな結果を嫁に報告すると、
「値段がどうあれ、私は、後発なんてイヤ!」。
旦那と薬は、新しい方がいいみたいで。。。
2013年04月07日
そろそろ、本物も。
最近、我が家に「おりがみブーム」が起こっております。
どうやら、iPadで、おりがみの折り方をまとめたサイトを発見したらしく、
「これを折って!」と、しょっちゅうせがまれる毎日です。
で、さっき完成したのが、これ。
分かりますかね? 赤いランドセルです。
赤い折り紙が1枚足らずに、オレンジとのツートンカラーになってしまいましたが。。。
それにしても、こんなものまで折れてしまうんですね。
**
今年の春から、上の娘は、年長さんになりました。
来年は、いよいよ小学生です。
ぼちぼち、「本物」の購入も近付いてきましたが、
折り紙みたいに、僕が手作りできたいいのになぁ〜。
あまりに思い入れが強すぎて、
「重い…」と言われてしまいそうですが。。。
どうやら、iPadで、おりがみの折り方をまとめたサイトを発見したらしく、
「これを折って!」と、しょっちゅうせがまれる毎日です。
で、さっき完成したのが、これ。
分かりますかね? 赤いランドセルです。
赤い折り紙が1枚足らずに、オレンジとのツートンカラーになってしまいましたが。。。
それにしても、こんなものまで折れてしまうんですね。
**
今年の春から、上の娘は、年長さんになりました。
来年は、いよいよ小学生です。
ぼちぼち、「本物」の購入も近付いてきましたが、
折り紙みたいに、僕が手作りできたいいのになぁ〜。
あまりに思い入れが強すぎて、
「重い…」と言われてしまいそうですが。。。
2013年04月03日
伝え方が9割。
お! これは使える、使える。
伝え方が9割 [単行本(ソフトカバー)] / 佐々木 圭一 (著); ダイヤモンド社 (刊)
昨日に続いて、「平井って最近、読書してないんじゃね?」的批判をかわすため、本のご紹介です。
どうやら最近売れている本のようで、おそらく新聞の書評欄か広告で見つけた一冊です。コピーライターの佐々木圭一さん(…といっても知りませんでした、モグリですみません)の著作、『伝え方が9割』です。タイトルは、完全に『見た目が…』のオマージュですね。
それはさておき、肝心の内容の方ですが、いわゆるハウツー本です。普遍的な名著にはなりえませんが、文章でモノを表現したい、とりわけキャッチコピーづくりに悩んでいらっしゃる方には、かなり役立つんではないかと。
少しだけ紹介すると、なんでも著者いわく、「強いコトバ」を作るには、定型のテクニックがあるんだそうな。そのひとつが「サプライズ法」です。
例えば、
好き
好き!
なんだか後者の方が強いですよね。
さらに、
今日はいい天気。
お、今日はいい天気。
こちらも後者の方がインパクトがありますよね。
…とまあ、これは簡単な例ですが、こんな定型のテクニックをいくつか紹介しつつ、どんな風に言葉を紡いでいけばいいのかを簡単かつ丁寧にレクチャーしています。
僕は元々、雑誌ライターからスタートしたんですけど、最近はいわゆる情報誌からは距離を置いて(…といってもそれなりにこなしてますが、、、)、コピーライター的なお仕事をすることも多いです。そのせいか、なるほどなぁ〜なんて勉強になる点も多く、今後の仕事の糧にさせていただこうかと思っております。
ちょっとボリューム感には欠けますが、個人的にはいわゆる同業者のノウハウを垣間見られて、1400円+税なら安いと思います。昨今はブログやツイッター、フェイスブックと、一般の方でも情報発信が常になっていますので、一度参考にしてみるといいかなと思う一冊です。表紙を開いたすぐのところに、本の内容のダイジェストが挟み込んであるので、立ち読みでさらりと見てみるのもよろしいかと。
伝え方が9割 [単行本(ソフトカバー)] / 佐々木 圭一 (著); ダイヤモンド社 (刊)
昨日に続いて、「平井って最近、読書してないんじゃね?」的批判をかわすため、本のご紹介です。
どうやら最近売れている本のようで、おそらく新聞の書評欄か広告で見つけた一冊です。コピーライターの佐々木圭一さん(…といっても知りませんでした、モグリですみません)の著作、『伝え方が9割』です。タイトルは、完全に『見た目が…』のオマージュですね。
それはさておき、肝心の内容の方ですが、いわゆるハウツー本です。普遍的な名著にはなりえませんが、文章でモノを表現したい、とりわけキャッチコピーづくりに悩んでいらっしゃる方には、かなり役立つんではないかと。
少しだけ紹介すると、なんでも著者いわく、「強いコトバ」を作るには、定型のテクニックがあるんだそうな。そのひとつが「サプライズ法」です。
例えば、
好き
好き!
なんだか後者の方が強いですよね。
さらに、
今日はいい天気。
お、今日はいい天気。
こちらも後者の方がインパクトがありますよね。
…とまあ、これは簡単な例ですが、こんな定型のテクニックをいくつか紹介しつつ、どんな風に言葉を紡いでいけばいいのかを簡単かつ丁寧にレクチャーしています。
僕は元々、雑誌ライターからスタートしたんですけど、最近はいわゆる情報誌からは距離を置いて(…といってもそれなりにこなしてますが、、、)、コピーライター的なお仕事をすることも多いです。そのせいか、なるほどなぁ〜なんて勉強になる点も多く、今後の仕事の糧にさせていただこうかと思っております。
ちょっとボリューム感には欠けますが、個人的にはいわゆる同業者のノウハウを垣間見られて、1400円+税なら安いと思います。昨今はブログやツイッター、フェイスブックと、一般の方でも情報発信が常になっていますので、一度参考にしてみるといいかなと思う一冊です。表紙を開いたすぐのところに、本の内容のダイジェストが挟み込んであるので、立ち読みでさらりと見てみるのもよろしいかと。
2013年04月02日
イノベーション・オブ・ライフ。
いまのところ、今年のベスト、です。
イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ [単行本] / ク...
先ほどの記事にも書きましたが、いよいよ平成25年度ですね。僕のブログをご覧いただいている方に、どれだけ新社会人の方がいるかは不明ですが、新たなスタートを切るそんな方にこそ読んで欲しい一冊、それがこの『イノベーション・オブ・ライフ』です。
手に取ったきっかけは、昨年末から今年はじめにかけてくらいの日経新聞の書評欄。どこかの大学教授が、「僕の書評はいいから、とにかく一読を!」と激称していたのを見て購入しました。実は読んでからしばらく経過していますが、冒頭でも書いた通り、今年読んだビジネス書では、個人的に現状、ベストです。
本のタイトルやアマゾンのリンクを見て、ピンと来た方もいるかもしれません。そう、この本の著書は、ビジネス雑誌や新聞でもたびたび引用される、世界的なベストセラー『イノベーションのジレンマ』のクレイトン・クリステンセン氏です。でも、この本の内容はかなり毛色が違います。実は、経営や経済のお話ではなく、企業経営の理論を「人の生き方」に置き変えた、いわば「人生指南書」です。
どうやらこのクレイトン・クリステンセン氏は、毎年ハーバード・ビジネススクールで受け持つ講義の最終日、ビジネスや戦略ではなく、どうすれば幸せで豊かな人生を送れるかについて学生たちと話し合うらしく、その内容をもとに構成されているのが本書です。
発端は、自身の経験にあるようです。本書でも語られていますが、ハーバード・ビジネススクールを卒業した同級生たちは、当初輝かしい人生を歩んでいるように見えていました。ただ、同窓会を重ねるごとに、職業人としては成功を収めながらも、明らかに不幸な人生を送っている人が増えていったのです。
何度も離婚を繰り返したり、望まない仕事で葛藤していたり。なかには犯罪行為に走ってしまう人までも。だれ一人としてそんな人生を望んでいなかったはずなのに、どうしてそんな運命をたどってしまうのか――。本書では、そんなジレンマを解決するため、企業の経営理論をあてはめて「人生の経営学」を模索しています。
で、肝心の内容なんですが、これは結局のところ、僕も「読んでみてください!」と言いたい。特に、これから新たなステージへと向かう社会人の方々にはぜひ手に取っていただきたいと思います(なんだか上からで恐縮ですが…)。下手な解説は無用なので、ちょっとだけですが、感銘を受けた部分を引用させていただこうと思います。ちょっと長めですが。
***
戦略は――企業戦略であれ人生の戦略であれ――時間や労力、お金をどのように費やすかという、日々の無数の決定をとおして生み出される。あなたは一瞬一瞬の時間の過ごし方や、労力とお金の費やし方に関わる一つひとつの決定をとおして、自分にとって本当に大切なのはこういうことだと、公に宣言しているのだ。人生に明確な目的と戦略をもつことはたしかに大切だが、自分のもてる資源を、戦略にふさわしい方法で投資しない限り、何にもならない。結局のところ、戦略は正しく実行されなければ、ただの善意でしかないのだ。
自分が心から実行したいと思う戦略を、実際に実行しているかどうかを確かめるには、どうすればいいだろう? 自分の資源が流れている場所に、つまり資源配分プロセスに目を配ろう。自分の立てた戦略を支えるような配分がなされていない場合、深刻な問題が起こるおそれがある。たとえば自分は慈善心のある人間だと自負している人は、自分の気にかけている大義や組織に、それだけの時間やお金を費やしているだろうか? 家族が何より大事だと言うなら、ここ一週間の時間の使い方の選択で、家族を最優先しているだろうか? 自分の血と汗と涙をどこに投資するかという決定が、なりたい自分の姿を映し出していなければ、そのような自分になれるはずもない。
(第4講 口で言っているだけでは戦略にならない より)
*
<家族や親しい友人との関係は、人生で最も大切な幸せのよりどころの一つだ。だが気をつけなくてはいけない。家族生活が万事うまくいっているように思われるときは、家族との関係への投資を後回しにできると、ついつい考えてしまう。これは大きな間違いだ。深刻な問題がもちあがる頃には、関係を修復しようとしても、もう手遅れであることが多い。つまり、矛盾しているようだが、家族との強力な関係、友人との親密な関係を築くことに最も力を入れる必要があるのは、一見その必要がないように思われるときなのだ。
(第5講 時を刻み続ける時計 より)
***
う〜ん。いかがでしょうか。ぼく自身も「なりたい自分」をきちんと見つめ、正しい資源配分を心掛けていきたいと思います。
イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ [単行本] / ク...
先ほどの記事にも書きましたが、いよいよ平成25年度ですね。僕のブログをご覧いただいている方に、どれだけ新社会人の方がいるかは不明ですが、新たなスタートを切るそんな方にこそ読んで欲しい一冊、それがこの『イノベーション・オブ・ライフ』です。
手に取ったきっかけは、昨年末から今年はじめにかけてくらいの日経新聞の書評欄。どこかの大学教授が、「僕の書評はいいから、とにかく一読を!」と激称していたのを見て購入しました。実は読んでからしばらく経過していますが、冒頭でも書いた通り、今年読んだビジネス書では、個人的に現状、ベストです。
本のタイトルやアマゾンのリンクを見て、ピンと来た方もいるかもしれません。そう、この本の著書は、ビジネス雑誌や新聞でもたびたび引用される、世界的なベストセラー『イノベーションのジレンマ』のクレイトン・クリステンセン氏です。でも、この本の内容はかなり毛色が違います。実は、経営や経済のお話ではなく、企業経営の理論を「人の生き方」に置き変えた、いわば「人生指南書」です。
どうやらこのクレイトン・クリステンセン氏は、毎年ハーバード・ビジネススクールで受け持つ講義の最終日、ビジネスや戦略ではなく、どうすれば幸せで豊かな人生を送れるかについて学生たちと話し合うらしく、その内容をもとに構成されているのが本書です。
発端は、自身の経験にあるようです。本書でも語られていますが、ハーバード・ビジネススクールを卒業した同級生たちは、当初輝かしい人生を歩んでいるように見えていました。ただ、同窓会を重ねるごとに、職業人としては成功を収めながらも、明らかに不幸な人生を送っている人が増えていったのです。
何度も離婚を繰り返したり、望まない仕事で葛藤していたり。なかには犯罪行為に走ってしまう人までも。だれ一人としてそんな人生を望んでいなかったはずなのに、どうしてそんな運命をたどってしまうのか――。本書では、そんなジレンマを解決するため、企業の経営理論をあてはめて「人生の経営学」を模索しています。
で、肝心の内容なんですが、これは結局のところ、僕も「読んでみてください!」と言いたい。特に、これから新たなステージへと向かう社会人の方々にはぜひ手に取っていただきたいと思います(なんだか上からで恐縮ですが…)。下手な解説は無用なので、ちょっとだけですが、感銘を受けた部分を引用させていただこうと思います。ちょっと長めですが。
***
戦略は――企業戦略であれ人生の戦略であれ――時間や労力、お金をどのように費やすかという、日々の無数の決定をとおして生み出される。あなたは一瞬一瞬の時間の過ごし方や、労力とお金の費やし方に関わる一つひとつの決定をとおして、自分にとって本当に大切なのはこういうことだと、公に宣言しているのだ。人生に明確な目的と戦略をもつことはたしかに大切だが、自分のもてる資源を、戦略にふさわしい方法で投資しない限り、何にもならない。結局のところ、戦略は正しく実行されなければ、ただの善意でしかないのだ。
自分が心から実行したいと思う戦略を、実際に実行しているかどうかを確かめるには、どうすればいいだろう? 自分の資源が流れている場所に、つまり資源配分プロセスに目を配ろう。自分の立てた戦略を支えるような配分がなされていない場合、深刻な問題が起こるおそれがある。たとえば自分は慈善心のある人間だと自負している人は、自分の気にかけている大義や組織に、それだけの時間やお金を費やしているだろうか? 家族が何より大事だと言うなら、ここ一週間の時間の使い方の選択で、家族を最優先しているだろうか? 自分の血と汗と涙をどこに投資するかという決定が、なりたい自分の姿を映し出していなければ、そのような自分になれるはずもない。
(第4講 口で言っているだけでは戦略にならない より)
*
<家族や親しい友人との関係は、人生で最も大切な幸せのよりどころの一つだ。だが気をつけなくてはいけない。家族生活が万事うまくいっているように思われるときは、家族との関係への投資を後回しにできると、ついつい考えてしまう。これは大きな間違いだ。深刻な問題がもちあがる頃には、関係を修復しようとしても、もう手遅れであることが多い。つまり、矛盾しているようだが、家族との強力な関係、友人との親密な関係を築くことに最も力を入れる必要があるのは、一見その必要がないように思われるときなのだ。
(第5講 時を刻み続ける時計 より)
***
う〜ん。いかがでしょうか。ぼく自身も「なりたい自分」をきちんと見つめ、正しい資源配分を心掛けていきたいと思います。
新年度。
昨日から、平成25年度がはじまりましたね。
だからといって、何か新しいことを始めるわけではないのですが、新鮮な気分になれるから不思議なものです。
さて、昨日は、岡崎の方へ取材に手掛けておりました。
名鉄東岡崎駅を降りてしばらく歩くと、矢作川の支流、乙川の両岸に満開の桜が見えてきました。この時期限定なのか、川面には風流な屋形船が浮かんでいて、なんだか仕事気分も一気に消失(笑)。絶景を拝めてちょっぴり得した気分になりました。
帰り、駅のホームに向かうと、改札前に行列ができておりました。よ〜く見ると、列の先頭には「定期券販売」の文字。これも新年度ならではの光景なんですね。初々しい学生さんや新社会人たちが大勢集まっておりました。
すっかり30代も後半戦に突入ですが、せっかくの新年度のスタート。僕も初々しいフレッシュな気分で、いろんなことに挑戦してみたいと思います!!
…なんだか、○ーキャンのCMみたいですけど。。。
だからといって、何か新しいことを始めるわけではないのですが、新鮮な気分になれるから不思議なものです。
さて、昨日は、岡崎の方へ取材に手掛けておりました。
名鉄東岡崎駅を降りてしばらく歩くと、矢作川の支流、乙川の両岸に満開の桜が見えてきました。この時期限定なのか、川面には風流な屋形船が浮かんでいて、なんだか仕事気分も一気に消失(笑)。絶景を拝めてちょっぴり得した気分になりました。
帰り、駅のホームに向かうと、改札前に行列ができておりました。よ〜く見ると、列の先頭には「定期券販売」の文字。これも新年度ならではの光景なんですね。初々しい学生さんや新社会人たちが大勢集まっておりました。
すっかり30代も後半戦に突入ですが、せっかくの新年度のスタート。僕も初々しいフレッシュな気分で、いろんなことに挑戦してみたいと思います!!
…なんだか、○ーキャンのCMみたいですけど。。。