先日、タマネギの収穫をしていると、
畑の近くに住む上品な装いのおばさまから、声をかけられました。
「もしよければ、そのタマネギ、分けてもらえませんか」。
僕のタマネギは、契約業者さんの指示で管理しているものなので、
基本、一般のお客さんに直接販売することはしていません。
…と、その方に説明し、丁重にお断りしたのですが、
とっても残念そうに帰宅されるその姿を見て、
「これでよければ」と、選別に漏れたタマネギを渡しました。
「ありがとうございます!」
その弾んだ声に、
こちらも大切な贈り物を貰ったような、
うれしい気持ちになりました。
笑顔がはじけるおすそ分け。
何かとデジタル化する昨今ですが、
こんな人と人との触れ合いが、僕は好きです。