2013年05月25日

幸福のカタチ。

どうも、久々にブログ更新のフリーライター・平井です。最近はかなり暑くなってきましたが、みなさんは体調いかがですか? 熱中症なんかもそろそろ出る季節だと思いますので、くれぐれもご自愛ください。

さて、ブログの更新が滞っているということは、仕事が忙しい裏返しなんですけど(言い訳しちゃいかんな)、近頃は、取材で北海道に行ってみたり、地元でいろんな初顔合わせがあったり、そして農作業も徐々に佳境に…と、かなりハードな毎日を過ごしております。あ、あとは子育ても、ね!

ちなみに今日は、朝から農作業をして、小学校に行って運動会の応援、午後から奥さんの買い物に付き合い、夕方から勉強会?に参加、そして今は、i-ビル内の図書館で原稿の修正作業を終えたところです。

そんななか、先日、とある自治体のトップの方にインタビューさせていただく機会がありました。まあ、詳しい内容は雑誌が出てからそちらで、と思いますが、ちょうど世代が近いこともあり、かなり饒舌にいろんな質問にお答えいただきました。

そのなかでも面白かったのが、「幸福感」の話です。どうも、その首長さんは「幸福実感」というのを一番のテーマに掲げていらっしゃるらしく、インタビューでもそれに紐付いた内容が多かったのですが、僕が気になったのは、「幸福」というカタチのないものをどう定義するか、でした。

幸せのカタチ。それは人それぞれです。最近では、「今が幸福」と答える若者が増えているらしく、「これは将来に希望を持てないから、現状に満足しようという表れだ」なんて主張する社会学者の方もいます。で、その手の質問をぶつけてみたところ、「そんな人が希望を持てることが大事だと思う」といった趣旨の回答を得たのですが。


つまるところ、「幸せ」とは、自分次第なんじゃないか、と個人的には思います。インタビューでも、「行政から受け身のサービスを受けるのではなく、自分が主体となって活動することで、達成感が得られ、幸せを実感できるのでは」といった話が出てきたのですが、確かに、幸せは自分で掴むもの、だと思います。もっとも、年収600万円ぐらいまでは、年収の伸びと比例して幸福感も上昇するらしいですから、ある程度の経済基盤は大切なのでしょうか。

僕なりに幸せを定義するなら、「主観」でしょうか。いや、これもちょっと違うのかな…。だけど、客観的な条件で幸せって感じるものじゃない。同じ状況下に置かれても、「ついてないな」と思う人もいれば、「俺はラッキーだ!」と感じる人もいる。それって、自分の見かたや考え方次第ですよね? であれば、「幸せだ」と思った方が、ずっと得な気がします。

…とまあ、こんなところで持論をぐだぐだ展開してもアレですが、ともかく、いろんな人に話が聞けて、そこにはいろんな刺激がある。フリーライターって、つくづく楽しい仕事だな、と思う今日この頃です。

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2013年05月19日

夢の実現。

今日、地元の小学校で開催された町内運動会に参加してきました。

早朝からの畑作業を途中で切り上げ、

我が家に戻り、自転車を飛ばしてグランドへ!

で、間一髪でなんとか間に合いました!



上の娘のダンスでも、



下の娘のかけっこでもなく、



相方の「パン食い競争」に、です(笑)



子供をこちらで引き取り、いざ、決戦の舞台へ!

号砲とともに、一目散に駆けだす相方!

そして、見事、アンパンをほおばったのでした!!



「いや〜、人生のやりたいことが一つ達成できてよかった!!」

興奮気味に話す相方の姿を見ながら、

この夫にして、この妻あり、だと感じた一日でした。


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2013年05月17日

お仕事のご報告。

最近、フェイスブック方面でつながった高校の同級生から、「農家に転職?」なんて言われる次第でして、確かに、あっちはその手の更新ばかりなのでごもっともなんですけど。というわけで、ライターも?やってますよ的な意味を込めて、ちょうどタイミングよく届いた見本誌から、お仕事のご報告。

北欧STYLE HOUSE (GEIBUN MOOKS 899) [大型本] / 芸文社 (刊)

北欧STYLE HOUSE (GEIBUN MOOKS 899) [大型本] / 芸文社 (刊)

芸文社さんから発行された『北欧 STYLE HOUSE』というムック本。こちらでフィンランドの取材記事を…と言いたいところですが(笑)、僕は軽井沢のお宅訪問取材と、ログハウスを手掛ける設計事務所の社長さんのインタビューを担当させていただきました。

原稿制作にあたっては、先方さんの意向にそぐわず、何度か原稿を書き直し…。まあ、ライターをやってるとそんなこともたまにはあります。ただ、編集者さんにはいろいろとお手間をかけさせてしまって…。Kさん、すみません!

とまあ、いろいろあったわけですが、やっとの思いで本になってひと安心! 北欧…のタイトルどおり、そちら方面のライフスタイルに興味のある方には、なかなかに面白い一冊かと。よかったら、本屋さんでちらりと覗いてみてやってくださいね!
posted by もっぴ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 著書&お仕事報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月13日

内緒の話。

仕事の合間に少し。


昨日は「母の日」でしたね。

我が家でも、僕と娘たち3人で、

ママへのプレゼントを買いに出掛けることにしました。



僕が小さな声で、上の娘に言いました。

「じゃあ、ママに内緒で買いにいこう」。


すると、上の娘が、下の娘に小声で言いました。

「よし、ママに内緒で買いにいくよ!」。


そして、下の娘も、ひそひそ声で言いました。

「ママに内緒で買いに行くんだよ!」




誰にかって? もちろん、ママです(笑)


posted by もっぴ at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月11日

日本農業への正しい絶望法。

ここまできたら、今週中は読書一辺倒で。

日本農業への正しい絶望法 [ 神門善久 ]

日本農業への正しい絶望法 [ 神門善久 ]

前回の本が農業でしたし、著者の神門善久さんが昨日の日経新聞朝刊に寄稿されていたので、今日は、昨年ちょっと話題になった『日本農業への正しい絶望法』です。

なんとも刺激的なタイトルですが、本の内容をざっくりまとめると以下の4点(終章より引用)。

@日本農業の本来の強みは技能集約型農業にある。

A耕作技能の発信基地化することにより、農業振興はもちろん、国民の健康増進、国土の環境保全、国際的貢献など、さまざまな好ましい効果が期待できる。

Bしかし、その農地利用の乱れという「川上問題」、消費者の舌の劣化という「川下問題」、放射能汚染問題の三つが原因となって、農業者が耕作技能の習熟に専念できず、肝心の耕作技能は消失の危機にある。

Cマスコミや「識者」は耕作技能の消失という問題の本質を直視せず、現状逃避的に日本農業を美化するばかりで、耕作技能の低下を助長している。


※詳しくは「神門善久」で検索すれば、いっぱい記事が出てきます。

自分も就農して分かったことは、やはり日本の農業は危機的状況だということ。地元・一宮市でも、圧倒的な高齢化が進んでいますし、本書が指摘するように、日本の農業は確かに「絶望」と表現するに相応しい事態だと思います。とくに、技術継承という意味では、すでに長年培われてきた農業技術が継承されないまま消えている公算が高く、これになんとか歯止めをかけないと、「農業をなんとかしよう!」と思い立った時にはすでに手遅れ、となりかねません。(もう手遅れな感は否めませんが…)

そんなわけで、僕も、地元に伝わるタマネギ採種の技術を「なんとか伝承していかねば」と参入したわけですが、同じような志を持って、とにかく始めてくれる方が増えてくれることを切に願います! 生物の絶滅危惧も大事だと思いますが、こうした「技術の絶滅危惧」に目を向けることも大事だと思うんだけどなぁ〜。

平時は農業、戦時は武士…みたいなことが昔もあったようですし、この際、兼業でもなんでもいいので、みんながもっと「人間が生きるための基本技能」に注目したら面白いと思うんだけど。まだまだ未熟な僕が言うのもなんですけどね。何かの雑誌にも寄稿した気がしますけど、インフレリスクがくすぶる昨今、リスクヘッジの意味でも、食糧自給のスキルは活きると思いますし。

日本の食糧自給率が40%だ!と騒ぐまえに、自分自身の食糧自給率を40%超にしてみる。そんなことから始めてみてもいいような気がします。とにかく変わるといいな、日本の農業。

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2013年05月09日

お仕事のご報告。

最近、読書ばかりでしたが、お仕事のご報告。

週刊 東洋経済増刊 名古屋ものづくり宣言 2013年 5/15号 [雑誌] [雑誌] / 東洋経済新報社 (刊)

週刊 東洋経済増刊 名古屋ものづくり宣言 2013年 5/15号 [雑誌] [雑誌] / 東洋...

近年はすっかり毎年定番のお仕事になってきました、週刊東洋経済の名古屋特集号。今年もいくつか記事を担当させていただきました!

今年のテーマは、ものづくり。「名古屋ものづくり宣言 2013年」と題して、名古屋エリアのいろんな人や会社を紹介した一冊になっております。僕が担当したのは、フロントランナーという特集。若手農家さん、名古屋市科学館の館長さん、注目の企業経営者さんの記事を書かせてもらってます。

今週発売されたばかりですから、いまならそこらへんの書店でどっさり平積みされているかと。ビジネス雑誌コーナーにお立ち寄りの際は、ぜひ僕の名前を探してやってください(笑)。

それにしても、巻末の奥付には、僕の略歴が掲載されているんですが、ジャーナリストとか、専門分野のライター、研究員なんて肩書きの方ばかりのなか、僕だけが「フリーライター」。経歴もなんだか軟派な感じだし(笑)。僕もジャーナリストとかって語ればよかったかなぁ〜。

まあ、いまいちちゃらんぽらんな感じが、僕らしくていいですけど。。。


posted by もっぴ at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 著書&お仕事報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月08日

儲かる農業。

まだまだ書きます、読書ネタ(笑)。

儲かる農業―「ど素人集団」の農業革命 (竹書房新書) [単行本] / 嶋崎 秀樹 (著); 竹書房 (刊)

儲かる農業―「ど素人集団」の農業革命 (竹書房新書) [単行本] / 嶋崎 秀樹 (著); 竹...

GW明け2日目です。みなさんはどうですか、世間的には五月病なんて言われる時期なんでしょうが、僕はかなり好調! …まあ、以前から悩まされてきた花粉症が「アレグラ」(正確には、そのジェネリック薬)で収まっているのが大きいのかもしれませんが。

もしかしたら、五月病は花粉症が原因では?なんて話もあるそうですから、最近になって花粉症が解明されたというだけで、以前から「五月病」という名で存在していたのかもしれませんね。花粉症をひどくするという黄砂は昔から日本に降ってきてるみたいですし。

さて、GW明け一発目も、やっぱり読書です。いつまで続くの?という感じもしますが、まあ、本だけは結構読んでいるもので。まだまだネタはありますよ! プロフィールに年間300冊!と書いているのがウソにならない程度には(笑)

前回の予告通り、今日はビジネス書から。トップリバーという会社の社長さんが書いた『儲かる農業』という本です。昨年末に新書版を購入したのですが、ずっと眠っていたので最近改めて読んでみました。

内容はもちろん農業。この社長さん、以前、村上龍さんが司会する番組『カンブリア宮殿』にも出演し、たちまち話題となった農業界の風雲児。いわゆる新規参入組であります。

本のなかでは、いかに農業が閉鎖的で、いかに立ち遅れた業界なのかを解説。そして、社長がそんな業界に風穴を開けようと奮闘する様が描かれています。

本によれば、すでに現場作業に立つことはほとんどなくて、実作業は社員さんが行っているみたいですね。経営者としてマネジメントに徹している、といった感じでしょうか。

このトップリバーでは、社員の福利厚生はもちろん、給与も民間企業並みか、それ以上を支給する厚遇ぶり。ただ、その分、農繁期は朝4時出勤が当たり前で、ハードさもかなりのもののようです。

もちろん、農業に参入したものとして、学ぶべきことは多いのですが…、

ただ、僕の目指す農業はこのスタイルではないかな、と。大規模化にまい進するよりも、個人の農家として、もっと効率よく利益が上げられるシステムを作り上げるのが僕の目標です。僕がやってるタマネギ採種というのは、おそらくこれができる、と思いますから。(まあ、5年後、10年後は分かりませんけど。。。)

個人的には、やはり、就農のきっかけを作ってくれた、『農で起業する!』のスタイルが好きかな。

農で起業する!―脱サラ農業のススメ [単行本] / 杉山 経昌 (著); 築地書館 (刊)

農で起業する!―脱サラ農業のススメ [単行本] / 杉山 経昌 (著); 築地書館 (刊)

農で起業!実践編 [単行本(ソフトカバー)] / 杉山 経昌 (著); 築地書館 (刊)

農で起業!実践編 [単行本(ソフトカバー)] / 杉山 経昌 (著); 築地書館 (刊)

収益性の高い作物に目を付け(著者の場合は、ブドウ)、徹底的に無駄な作業を省いて労働時間を短縮。さらに、体験農園、贈答用、加工品…などと、数段構えでB級品を含めたブドウを売り切る販売システムを構築。売上は1000万円弱に押さえ(消費税を納税しなくていい!)、税金的にも効率のいい売上の範囲内に収める。これが「豊かな人生」という意味では、やっぱり理想の就農のあり方かな、と。

以上、農業本のご紹介でした(笑)。

…すみません、一般の人には全く分からん話ですね。。。

posted by もっぴ at 20:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月06日

64。

いや〜、面白いですよ。分厚いですけど(笑)

64(ロクヨン) [単行本] / 横山 秀夫 (著); 文藝春秋 (刊)

64(ロクヨン) [単行本] / 横山 秀夫 (著); 文藝春秋 (刊)

今日でGWも終了ですね。なかには10連休なんて方もいらっしゃったようで、なんともうらやましい限りですが、今年は僕もそれほど原稿に追われることもなく、リフレッシュさせていただいたGWでした。

あ、でも、結局、農作業が立て込んだり、原稿の直しの依頼が入ったりして、1日まるっと休んだ日はなかったかも(笑)。自営業としては、あまり暇すぎるのも精神衛生上もよろしくないですから、まあおおむね良いGWだったと思います。。。

さて、このGWは読書の話題でかなりブログを更新させていただきました。というわけで、最終日もお勧めの本を一冊。しばらく前に読んだのですが、『64(ヨクロン)』です。

この手のジャンルの内容を「警察小説」って呼ぶんですね。推理小説は好きですが、警察組織自体がメインになった小説ってあまり読んでなかったかも。

で、最初は「とっつきにくいなぁ…」なんて思いながら読み進めていました。でも、後半からぐいぐいと引き込まれ、終盤は思わず息を呑むような衝撃の展開!

これで本屋大賞2位なんですね。1位の『海賊とよばれた男』はどれだけ面白いんだろ。

およそ650ページ。長期休暇でもないと、子育てパパには難しいボリュームですが、読んでみて損はない作品だと思いますよ!

…それにしても、小説のレビューは難しいですね。「ネタばれ」では、せっかくの紹介が台無しですし。やっぱりビジネス書の方がいいのかも。というわけで、次回はおそらくそっち系です(笑)

posted by もっぴ at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月05日

リフレはヤバい。

「ヤバい」って、いろんな意味があるようですが。

リフレはヤバい (ディスカヴァー携書) [新書] / 小幡 績 (著); ディスカヴァー・トゥエンティワン (刊)

リフレはヤバい (ディスカヴァー携書) [新書] / 小幡 績 (著); ディスカヴァー・トゥ...

いよいよGWも明日で最終日。皆さんはいかがお過ごしですか。僕はというと、少しだけライターの仕事をしたり、結構がっつり畑仕事をしたり、家族とバーベキューを楽しんだり。

あ、そうだ、今日は、地元・一宮市の真清田神社で開催された「杜の宮市」にも行ってきました! はじめてしっかり会場を歩き回りましたが、楽器の演奏があったり、クリエイターさんの作品展示・販売があったりと、なかなか楽しいお祭りですね。チビ連れには正直ちょっと厳しいですが、次回はもう少しゆっくり巡ってみたいなと思いました。

さて、冒頭から話がかなりそれましたが、今日の一冊は、先日の『ヤバい経営学』に続く「ヤバい」つながり、何かと話題のアベノミクス批判本『リフレはヤバい』です。

僕もそれほど詳しくないのでなんですけど、おそらく「リフレ」と言われても何のことかさっぱり…なんて方もいらっしゃると思います。なので、少し解説。「リフレ」とは、「わざとインフレを起こすこと」。今、安倍政権では、デフレ脱却に向け、意図的にインフレを起こす、この「リフレ」政策が実行されています。

で、そんなリフレが「ヤバい」と説いているのがこの本です。

個人的には、世の中にじゃぶじゃぶお金があふれ、物価が上がってこれば、みんながお金を使わなきゃ!と思い、モノが売れ始めて、給料が上がって…なんてサイクルが起これば、世の中ハッピーじゃん!なんて考えていたんですけど、金融政策というのは、それほど単純な代物じゃないんですね。。。

この本によれば、インフレが起こったからって、そんなに簡単に給与は上がってこないんだそうな。それに、そもそも、インフレになる→景気が良くなる、という順序ではなく、景気がよくなった→インフレになる、とう順序が正解で、因果関係が逆だというのです。

そうかぁ。確かにそうとも考えられるなぁ〜なんて納得できる部分もあるんですけど、個人的には、ちょっとどうなのかな〜なんて思う部分もちらほら。先ほどの給与の話なんかも、すでに安倍首相は、なんとか上げて!と企業に働きかけていますし、この本の論調のように「なんも分かっとらん!」的な感じではない気がします。

まあ、この手の経済の話は、昔から「当たるも八卦、当たらぬも八卦」なわけで。「そんなに経済のことがビシバシいい当てられるなら、株や何かで大儲けして、エコノミストや経済学者なんてやってないですから」なんて笑い話があるぐらいですから、まあ、何事も、話半分で聞いておくのがいいのかも。

ともあれ、どっちに転ぶかは、数年後には白黒はっきりする話ですし。

***

僕らの世代ぐらいまでは、「ヤバい」といえば、「大変」とか「厳しい」みたいなマイナスの言葉ですが、今の若い世代は、「ヤバい」をプラスの意味で使うことも多いようですね。

「ええ、あのタイトルの「ヤバい」は、もちろん、若者がいう「ヤバい」の意味ですよ、アハハ…」。

…なんて、この本書の著書が、数年後に苦笑いを浮かべているぐらいが、理想的なシナリオなのかもしれませんね。



そういえば、先日、とあるグローバル企業で社長を務めた方がおっしゃてました。

「円安で利益が出たなんて浮かれていてどうするのかと。モノが売れて利益が出たわけでもないのに。汗水たらして稼いだ利益じゃなきゃ、なんの意味もない」と。

結局、デフレだ、インフレだ、円安だ、円高だ、なんて金融に振り回される前に、目の前のやるべき努力をきちんと続ける。それこそが日本の未来を明るくする唯一の方法なのかな、なんて思います。(僕のような、超零細・個人事業主は特に!)

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2013年05月04日

永遠の0。

昨日が憲法記念日だったから、ではないですけど。

永遠の0 (講談社文庫) [文庫] / 百田 尚樹 (著); 講談社 (刊)

永遠の0 (講談社文庫) [文庫] / 百田 尚樹 (著); 講談社 (刊)

昨日は憲法記念日でしたね。巷は憲法改正の議論で喧しい感じですが、どうしても憲法改正→9条を守れ→あの戦争の惨禍を忘れるな!という話になりますよね。

でも、僕らのような団塊ジュニア世代は、戦中はおろか戦後の混乱でさえ「ファンタジー」な人がほとんどなわけで、まったく実感がわかないというのが率直な心境ではないでしょうか。

戦争について各方面から伝聞したとしても、そこには発信者のバイアスが必ずかかります。戦争の捉え方次第で、よくも悪くもなるわけで。これからの議論というのは、過去の戦争のうんぬんを語るだけでなく、もっと未来志向で進めないといけないのでは、なんて個人的には思います。

…まあ、このへんのことを書き出すと、きっと長くなるので、そろそろ本の話題に戻りまして。。。

冒頭からこんな話題を持ち上げるあたり、勘のいい方であればピンと来たと思います。そう、タイトルの0とは、零。つまり、この本は、零戦のパイロットを描いた小説です。

小説なので詳しい内容は伏せますが、僕はとても面白く読ませていただきました! 今まで戦争モノを読んだことなんてなかったのですが、1人の男の生きざまを描いたストーリーに、思わず目頭を熱くしました。

アマゾンのレビューなんかによれば、「実在の戦闘機パイロットが書いた本の、リライトじゃん!」なんて批判もあるみたいですが、この手の本に縁がなかった方には、とてもとっつきやすい代物じゃないかと。

もちろんこれが戦争の真実ではなく、あくまで「ファンタジー」なのでしょうが、僕たち戦争をリアルに感じられない世代が、少しでも興味を持つきっかけとしては、なかなかの良書だと思います。

GWもいよいよ終盤です。先日、この本を書いた百田尚樹さんは『海賊と呼ばれた男』で第10回本屋大賞を受賞したばかりですし、ぜひこの機会に手にとってみてはいかがでしょうか?

きっと面白いと思うなぁ。いろんな意味で。

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2013年05月03日

お仕事のご報告。

先日、取材・執筆させていただいたムック本が発売されました。

リフォームスタイルブック (NEKO MOOK 1912) [ムック] / ネコ・パブリッシング (刊)

リフォームスタイルブック (NEKO MOOK 1912) [ムック] / ネコ・パブリッシン...

ネコ・パブリッシング発行『リフォームスタイルブック』です。

僕は、愛知県内のお宅2軒の取材を担当させていただいております!


きっと、リフォーム(リノベーション)を考えている方には、

部屋づくりの参考になる情報がたっぷり詰まった一冊じゃないかと!


もし書店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいませ!!

posted by もっぴ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 著書&お仕事報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月02日

ヤバい経営学。

あなたも、単に誰かの真似をしているだけ、だったりして。

ヤバい経営学: 世界のビジネスで行われている不都合な真実 [単行本] / フリーク ヴァーミューレン (著); Freek Vermeulen (原著); 本木 隆一郎, 山形 佳史 (翻訳); 東洋経済新報社 (刊)

ヤバい経営学: 世界のビジネスで行われている不都合な真実 [単行本] / フリーク ヴァーミュ...

表紙のデザインをご覧になって「あれ?」とお感じになった方は、かなりのビジネス書フリークだと思います。そう、このデザイン、ベストセラーになった『ヤバい経済学』とウリ二つ。タイトルも「経済」→「経営」に変わっただけ、という代物です。

そうなると、肝心の内容は“二匹めのドジョウ”でイマイチなんじゃ?と勘繰られそうですが、いえいえ、そんなことはありません! これがなかなか秀逸で、「ヤバい」の題名に偽りなしの面白さです!

著者の方は、どうやらロンドンのビジネススクールで教鞭を取る教授のようですが、本作が処女作で、発表以降、イギリスやアメリカで話題を集めたんだそうな。確かに注目されるのもうなづけます。

**

唐突ですが、みなさんは、以下の4つのメッセージ、どれが一番節約に効果があると思いますか?

@節約しよう! 環境のために。
A節約しよう! 社会のために。
B節約しよう! あなたの出費も減らせるのだから。
C節約しよう! みんなもやっているのだから。

この4つのメッセージをとあるマンションの住人に配った結果、最も節約に効果があったのは、意外にもCだったといいます。「他人がやっている」という事実は、予想以上に人々の行動に影響を与えているというのです。

そして、これは個人だけでなく企業にも当てはまるんだとか。「競合他社もやっているから」、「流行の経営手法だから」という理由で、周りと同じ選択をしている経営者が少なくない。しかも、それが非合理な状況だったとしても…。

とまあ、こんな調子で、普段「よかれ」と思って行っている企業行動に、「ちょっと待った!」と厳しいツッコミを入れてくれるのが本作。この他にも…、

・短期間に爆発的に成長しようとしても、思った通りの結果は生まれない(「時間圧縮の不経済」)
・ほとんどの買収は失敗に終わる
・低迷企業が一つの事業に集中していないのは、もっと儲かるビジネスを探そうとして多角化した結果
・ISO9000を導入すると、イノベーションが犠牲になる
・イノベーションをおこす会社は早く死ぬ、ほとんど例外なく…

終始こんな具合で、経営の常識を次々と喝破していく痛快さがヤミツキになること請け合い。真偽のほどはまぁ分かりませんが、目の前のセオリーを一度疑ってみる、そんな姿勢が養える一冊かと。

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2013年05月01日

おおかみこどもの雨と雪。

やっと見れそうになってきました。

おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚) / 宮崎あおい, 大沢たかお, 菅原文太 (出演); 細田守 (監督)

おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚) / 宮崎あおい, 大沢たかお, 菅...

学生時代には、あんなにレンタルビデオ屋に通っていたのに(当時の三重大生なら分かる『水戸黄門』ww)、

子供が生まれてからというもの、大人向けの映画はほとんど鑑賞する機会がなくて。

このカテゴリも、あってないような休眠状態が続いておりましたが、

最近、やっと見れそうな感じになってきて、今後はちょっと楽しみが増えそうです。


で、以前から見てみたいなと思っていた1本。『おおかみこどもの雨と雪』です。

(まあ、ギリギリ親子鑑賞できるかな、という苦肉の策ですが…)。



このカテゴリの前回記事がたまたま『サマーウォーズ』なんですけど、

前作よりは、だいぶ見ごたえのある内容なんじゃないかと。

個人的にも「子育て」や「農作業」といった身近なテーマが絡んでいて、

かなり楽しませていただきました!


それにしても、主人公に農作業を教える近所のおじいさん。

まさしく、僕の農業のお師匠さんみたいだ……(苦笑)。(もう少しソフトですけど)。

posted by もっぴ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする