2013年06月12日

三塁ベースコーチ、攻める。

ちょっとご無沙汰でしたが、本日は読書ネタで。

三塁ベースコーチ、攻める。 ---監督を代行する10番目の選手 [単行本] / 澤宮 優 (著); 河出書房新社 (刊)

三塁ベースコーチ、攻める。 ---監督を代行する10番目の選手 [単行本] / 澤宮 優 (著...

野球とはこんなにも奥が深いものなんですね。そんな風に改めて感じさせてくれる一冊がこちら、『三塁ベースコーチ、攻める。』です。

内容はタイトルそのまま、日本のプロ野球を影で盛り上げてきた「三塁ベースコーチ」にスポットを当てたスポーツノンフィクション。サブタイトルは、「監督を代行する10番目の選手」となっていますが、三塁コーチがこれほどまで判断力、洞察力が要求される職種だとは正直思っていませんでした。

三塁ベースコーチといえば、あの野村監督をして「日本一の三塁ベースコーチ」と言わしめた高代延博氏が有名ですが、それ以外にもいろんな人物が、試合結果を左右する重要なポジションで躍動する姿を描いています。

なんだかコアな野球ファン向けのようですが、僕はライトな方でも十分楽しめる一冊じゃないかと。なかでも、現オリックスの森脇監督と、脳腫瘍により32歳の若さで他界した炎のストッパー・津田投手とのエピソードは、思わず目頭が熱くなること必至です。


posted by もっぴ at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする