2014年01月13日

知的幸福の技術。

新年一発目がコレというのも、僕らしいと言うべきか(笑)。

知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 (幻冬舎文庫) [文庫] / 橘 玲 (著); 幻冬舎 (刊)

知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 (幻冬舎文庫) [文庫] / 橘 玲 (著); ...

先日、名古屋駅の三省堂書店に立ち寄った時、書店おすすめコーナーに並んでいたので、気になって購入してみました。文庫本で、価格も457円+税とワンコインだったので、財布的にもちょうどよかったですし。

さて、この本。『知的幸福の技術』という書名なんですけど、サブタイトルは「自由な人生のための40の物語」。まさにこの言葉通り、人生をうまく設計するためのヒントを、いろんな角度から考えさせてくれるストーリーが色々と盛り込まれています。

元々、日経新聞の連載だったものをまとめたもののようですので、テーマごとに短い文章になっていて、どこからでもささっと読めて、なかなかお手軽な感じに仕上がっています。

ただ、「お手軽」と書いたものの、中身はなかなか深みのある内容が多い気がします。著者の橘玲さん(ペンネームみたいですね)の本はいつくか読んでいますが、氏の一貫した主張を僕なりに咀嚼して表現すると、「世間の常識や周りの意見に惑わされることなく、よりよい人生を歩むための効率的な選択肢を選びましょう」といったところでしょうか。

例えば本書では、生命保険が、基本的に「損をすることに意味のある宝くじだ」と指摘してみたり、マイホームの購入は、「危険な投資だ」と言ってのけたり。まあ、ホント、ばっさばっさと斬りまくっております(笑)

ちょっと過激だなと思わせる部分もありますが、世の中の当たり前を改めて見つめ直してみると、「?」と思うことは結構多いものです。

今までとは違った視点を養う意味で、一度読んでみると面白い一冊なんじゃないかと思います。「こうやったら儲かる!」的なハウツーはほとんどないですが、新年もスタートしたことですし、自分の今後を見つめ直したいという人には、その手助けになる一冊かと。なかなかお勧めです。

posted by もっぴ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする