2014年03月30日

減速して自由に生きる。

結局、僕の場合は、「加速」してる気がするけど。。。

減速して自由に生きる: ダウンシフターズ (ちくま文庫) [文庫] / 高坂 勝 (著); 筑摩書房 (刊)

減速して自由に生きる: ダウンシフターズ (ちくま文庫) [文庫] / 高坂 勝 (著); 筑...

あああああ、忙しい、忙しい、忙しい! はぁ〜、ちょっとすっきりした(笑)。

「忙しい」は「心を亡くすこと」だからイカン!なんて話を聞くことが多いけど、だって、しょうがないじゃん、忙しいものは忙しい! 

と、こんな僕にご依頼を頂けることに感謝し、心を亡くさないよう精一杯、忙しさを堪能している今日この頃です。…単なる「増税前の駆け込み需要」だとしたら、4月以降がちょっと怖いですが。。

毎度毎度のことながら、忙しさにかまけてブログの更新がすっかり停滞中。というわけで、日曜日の朝の時間を利用して、ちょっとだけ記事を書いてみようかなと思った次第です。こんなブログでも、結構楽しみにしてくれている方がいるみたいですから(…恐縮です)。

さて、本日の一冊は、昨年末あたりに読了した文庫本から。高坂勝さんの著書『減速して自由に生きる ダウンシフターズ』です。なかなか楽しく読ませていただきました。

この高坂さん、東京都内で『たまにはTSUKIでも眺めましょ』という一風変わった店名のバーを営む飲食店オーナーさんのようで、その経営スタイルというか、生き方にフォーカスした自伝的な一冊がこの本です。

冒頭は、日々の仕事に忙殺されていたサラリーマン時代の回顧録が続き、その後、第3章あたりから、個人事業主としてどのような生き方をしていけばいいのかについて、氏が考えた具体的な戦略などを細かく紹介しています。

その戦略をざっくり言うと、ほどほどの暮らしができる年収はどれぐらいかを割り出し、そこからビジネスの原価率を加味しながら、必要となる売上をはじき出す。さらに、その売上を達成するためには、1日どれだけの集客、仕事量がいるのかを計算していく。そんな感じでしょうか。

そして、著者の戦略が面白いなと思うのが、「目標売上を超えないように頑張ること」。時間的・精神的にゆとりのある生活を送るため、あえて稼ごうとせず、「ほどほど」を追求するというのです。

***

僕も経営者のはしくれですが(まあ、零細の個人事業主ですけど)、どうしても売上アップばかり考えてしまいがちで、僕なんかはダウンシフターの粋にはまだまだ程遠いな、と思います。事実、サラリーマン時代よりも(といっても10年以上前ですが)、確実にシフトアップしちゃってますから。

でも、あんまり売上を上げすぎちゃうと、結局どこかで無理がたたってきてしまう。何事も「足るを知る」が大切だ、ということなんでしょうね。

ちなみにこの高坂さん、本書の中で「総自営業的社会」を提唱していると書いているんですけど、僕も「最近、仕事が大変で…」と話す若いサラリーマン諸氏をつかまえては、「独立したら?」なんて説いているので、この点では激しく共感します。

しかも、生活の中に農業を組み入れて、自給自足的な暮らしを実践されているんだそうな。う〜ん、業種は違いますけど、なんだか僕とそっくりだ(笑)。

****

ダウンシフトするかどうかはさておき、サラリーマンって、感覚的には、目的地が定かではない高速バスに相乗りしてる感覚だと思うんですよね。

会社という高速バスに乗っている間は、自分で運転しなくてもいいですから、なんだか居心地はいい。けれど、舵取りを任された運転手=経営者の目指すべき方向性が正解かどうかは、あんまり分からない。適切なスピードかも、時代というレールにきちんと乗っかっているかどうかすらも。

優秀な運転手=経営者に恵まれた人はいいかもしれないけれど、「恵まれたかどうか」なんて、これだけ不確定要素が多い時代、単なる結果論でしかないと思います。

それならば、自分でハンドルを握り、自由にシフトチェンジする。アップ・ダウンは人それぞれでいいと思いますが、自分で「こっちだ!」と思った方向へと走り始めた方が、意外と安全なのでは、なんて気がします。

もちろん、自らハンドルを握るということは、運転技術もいるでしょうし、目的地を見定めるための努力も続けないといけない。それなりに大変ではあると思いますが。

だけど、なんだかそれが、すこぶる楽しかったりするんですよねぇ〜。

***

…すみません、少し脱線しましたが、この本、自分の好きなことをしてほどほどに暮らす生活を目指している方にとっては、とても参考になると思います。

特に今後、消費税が段階的に増税されてくると、売上を1000万円以下に抑え、免税事業者の枠内で時間短縮と利益率を高めて効率的な経営を図るという考え方は、さらに活きてくるのではと思います。

うまく税を逃れるようなやり方には、「既存の社会にパラサイトしているだけでは?」なんて批判もありそうですが、それはそれでルールを知るというのは有意義なことだと僕は思います。それ以外にも、サラリーマン生活をいつかは抜け出したいという方にとって、普段なかなか発見できない独立のアイデアや、新たな着眼点に気付けたりする内容が多くて、きっと面白いと思います。

詳しい内容は本を読んでもらえばと思いますが、最終章で紹介されている好きなことで自立するためのハウツーから、そのエッセンスだけでも少々。

1、借金しない
2、開業は商品券で
3、ライフスタイル基準金額
4、大量消費型生活から降りること
5、ミニマム主義 〜スモールメリットが活かせる適正規模〜
6、余計な設備投資はしない 〜Do it yourself 〜/中古/買う
7、引き算思考
8、稼がない自由
9、友産友消
10、真似られ上手/手放し上手
11、セルシェアリング/商売の分かち合い
12、マルチブル・インカム(月3万円ビジネス/持ち寄り家計)
13、商売多様性/使命多様性
14、好きなことを全て入れてオンリーワン
15、人をつなぐための場にする
16、市街地と周辺農山漁村を繋げる
17、心の効率性


詳しい内容を見てみると、なるほどねぇ〜と納得されることも多いと思いますよ。

ちなみに、僕なりの独立のハウツーは、

・酒とギャンブルと女遊びにおぼれない。
・借金はしない(住宅ローンも慎重に!)

そして、
・仕事と女房に惚れよ!

最後は、80歳を超える農業のお師匠さんからの言葉です(笑)。


もちろん、サラリーマン生活だって、向いている人も多いと思いますし、
いいことだっていっぱいあると思いますが、
もしそこに不満があるのなら、勇気ある一歩を踏み出して
楽しい人生を送れるようになる人が増えればいいなぁ〜。


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2014年03月25日

4年間。


泣き止まない君を車に乗せ、
深夜によくドライブしたね。

今じゃ、そんなことも
すっかりなくなったけど、
仕事帰り、ひとり22号を運転していると、
当時のことが、ふと思い出されます。

4年前、僕は君を保育園へ連れていきました。


まだ小さな君の手を引き、
2歳児クラスの先生に預けました。


泣いていました。


胸が詰まる思いがしました。


****


今日、そんな娘の卒園式です。

きっと、どのパパよりも、
たくさん送り迎えに行ったと思います。

いろんなことがありました。

嬉しかったこと、悲しかったこと。。

ああ、ダメだ。
今日は、パパの方が泣き虫になりそうだ。




おめでとう。

そして、ありがとう。

これからも、よろしくね。


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2014年03月07日

座高王。

実は僕、「座高王」なんです。

…別に、いまさらカミングアウトすることでもないんですが、

高校時代、身長は中の下ぐらいだったにも関わらず、

クラスで最も高い身長の子と、ほぼ同じ座高だった記憶があります。

(具体的な数字は忘れましたが…)

嫁さんにも、

「座った姿だけみると、190cmくらいありそうだ」って言われます。。。


というわけで、そんな「座高自慢」な僕が、気になるニュースがこちら。

27年度にも座高測定廃止 学校の健診見直し 文科省 (産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131206/trd13120618110022-n1.htm

ちょっと前の話題なんですが、なんでも「座高」が消えるみたいですね。


どうやら、座高の計測は、とりわけ意味はなかったそうな。

あれだけ「少しでも低く!」と必死で浅めに座っていた僕の苦労は、一体なんだったのでしょうか。。。



…今の若いモンは、恵まれてんなぁ〜(笑) 


女性の「ぽちゃ」みたいに、ちょっとした「胴長」ブームがこないかと、ひそかに思う36歳です。


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2014年03月06日

エビの仲間。

なんだか、たまたまみたいなんですけど、、

先日、娘たちがウルトラマンシリーズの再放送を見ていたようです。

どうやら最近は、歴代のシリーズから名作を放送する番組があるみたいですね。


で、夕食時、「ウルトラマンといえば、バルタン星人でしょ!」と、

フォ、フォ、フォ、フォ…なんて、両手にピースで得意げに真似をしていたら、

娘が、


「エビの仲間なんでしょ」


そうか、エビの仲間かぁ…。


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2014年03月05日

「昔はよかった」と言うけれど。

昔は、「良くなかった」のね。

「昔はよかった」と言うけれど: 戦前のマナー・モラルから考える [単行本] / 大倉 幸宏 (著); 新評論 (刊)
「昔はよかった」と言うけれど: 戦前のマナー・モラルから考える [単行本] / 大倉 幸宏 (...

きっかけは何だったか。おそらく日経新聞の朝刊で軽く紹介されていたからだと思うんですけど、図書館で借りて読んでみた一冊です。

昔はよかった。そんな風にいう方ってどの世界にもいますよね。とりわけモラルとかマナーについては、最近の若者はとんでもない!なんていう人が特に多い気がしますが、そんな言葉が「単なるデマ」だと気付かされる、そんな本になっております。

本の中には戦前あたりの記事が数多く引用されていますが、まあ〜、当時のモラルの低さといったら、全く今の世の中の比じゃありません(笑)。これでよく「昔は良かった」なんて言えたものです。

で、さらにおかしいのが、当時の記事も「昔は良かった」的発言を繰り返している点。もちろん文体や言い回しは昔なんですが、今の言葉に置き換えたとしたら、一体いつごろの記事なのか分からんのでは?、なんて思ったりします。

いつの時代も、過去は美化される、ということでしょうか。人間は「昔は良かった」と言いたい生き物なのかもしれないですね。

僕自身も、「昔は良かった人間」にならないよう、気をつけねば。そろそろ、そんなお年頃です(笑)。


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2014年03月04日

3月3日の餌付け体験。

昨日は「ひなまつり」でしたね。

大小、2人の娘がいる我が家でも、

夕食はちらし寿司に、ひなあられが登場しました。


で、上の娘に、ひなあられを一つ貰ったら、

「なんだか、ロバに餌をあげてるみたい」と一言。


どんな画かは、ご想像にお任せします(笑)

posted by もっぴ at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月01日

未来とつながるデスク。

時が経つのは早いもので、今日から3月ですね。

厳しい寒さもだいぶ和らぎ、やっと春の足音が聞こえてきた、といったところでしょうか。


さて、そんな中、先日、我が家に娘のデスクが届きました。

まだここで勉強したりすることはありませんが、

いよいよこの春から小学生です。

僕の自宅用デスクの隣で、

一緒に楽しく勉強してくれたらいいな、なんて思います。


そんな娘に、僕はこんなことを言ってみました。

「もしかしたら、うちの机にもドラえもんが来るかもよ?」


でも、そんな僕の言葉に、すぐさま娘が反論。

「うちのは、ドラえもんは出て来んよ」


写真.JPG


「ほらね」と、僕に引きだしの中身を見せる娘を眺めながら、

このデスクと一緒に、ステキな未来を紡いでいって欲しいな、と願うパパでした。

posted by もっぴ at 22:56| Comment(2) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする