どうやら年金は、もうアカンみたいですねぇ〜。(遠い目)
先日、6月3日に厚生労働省が発表した「財政検証」によれば、
30年後の国民年金の給付額を現在価値に換算すると、
満額で月額4万円ぐらいになるんだそうな。
月額4万円…。厳しい、厳しすぎる…。
今回の財政検証で、悪い予測を発表したことは
「評価に値する」と見る向きもあるようですが、
30年後、「あの時、ちゃんと悪い予測も出したでしょ!」と、
責任逃れするための発表になっている感じがモロに伝わってきます。
遺族年金とか障害年金とかもありますから、
若い世代にとって意味のない制度とは言えませんが、
私たち30代が老後を迎えた時には、
全くアテにならない代物になっていることは、
ほぼ間違いなさそうです。
…で、それで、です。
年金制度が崩壊するのはしょうがないとして、
肝心なのは、破たんした「その後」をどうするか。
これだと個人的には思います。
「年金やばい!」という議論は
そこらじゅうで行われている気がしますが、
「じゃあ、生き延びるためにはどうするのよ!」という話って、
真剣に議論されていないと思うのは、気のせいでしょうか。
年金ナシで、どうやって死ぬまで食っていくの?
これって結構大変なんじゃないかと思います。
そこで、ちょっと考えてみました。
年金ナシでどうやって生き延びていくか。
●年金に代わるだけの金融資産を残しておく。
サラリーマンの選択肢としては、これが一番なのかなぁ〜。
厚生年金であれば、国民年金みたいに
月額4万円みたいなことはないだろうし。
それでも、かなりの金額を貯めておいたうえで、
「円」がべらぼうに安くなってしまうリスクも考えて、
海外通貨や通貨以外の資産にも分散しておく必要がありそう。
●死ぬまで働く。
お金が貯められない人は、これが現実的な選択肢かも。
ただ、今のような資本主義の世の中で、
果たして死ぬまで働ける就職先があるのかどうか…。
定年起業じゃないけれど、自分で仕事を作る働き方など、
サラリーマン以外の方法を模索する必要は、
大いにありそうな気がします。
現実問題、再雇用ってめちゃめちゃ賃金安いみたいですしね。
それでも、働ければマシ、なのかも。
●自給自足で食いつなぐ。
すべてのモノにお金を使う考え方を捨て、
要るモノは自分で作る。
もしかしたら、こういった考え方も必要かもしれないですね。
個人ではなく、グループを組んでシェアする発想でいけば、
災害などの有事にも助け合うことができて良い気がします。
太陽光発電とか、雨水の利用とか。
●子どもをたくさん産み育て、面倒を見てもらう。
これはこれで、仲が良ければ幸せな人生ですね。
待機児童問題もイクジイ&イクバアがいれば、
へっちゃらなわけで。
ただ、二世帯、三世帯住宅の濃厚なやり取りがあるので
お婿さんやお嫁さんは、なかなか大変な気がしますけど(笑)
いざこざは人生の常ですから、なかなか難しい選択肢でしょうが。
●狩猟採取生活へと大胆にシフトする。
このブログでも、以前に紹介しましたが、
路上生活者にスポットを当てた
『ゼロから始める都市型狩猟採取生活』という本によれば、
粗大ゴミからレアメタルを収集して、月収30万円も可能らしいです。
…と、ここまで極端な話じゃなくても、
これから膨大に増えるであろう田舎の空き家に住み、
それなりの知識さえ蓄えておけば、山海の旬の幸を必要な分だけ
採取しながら暮らすことは十分にできちゃうかも。
…と、考え出してみると、意外にありそうですね、「年金以外」って。
以上、日曜日の朝に「年金のない未来」を少し考えてみました。
でも結局のところ、「ある未来」が来てほしいですが。