別に、老人が悪いわけではないかもしれないですけど。
「老人優先経済」で日本が破綻 -どうも、名古屋のフリーライターの平井です。
今日は、先日(といってもしばらく前かな?)読んだ本のご紹介。
『「老人優先経済」で日本が破綻』という刺激的なタイトルの一冊です。
「最近の若いモンは!」という人に限って、
自分あるいは同世代の人たちに対する評価が甘いな、
なんて思うことが多い僕ですが、
みなさんは、普段どのように感じでしょうか?
このブログでも何度か話題に挙げていますが、、
日本は、圧倒的に高齢者に有利な社会だと思います。
そんな僕の考えと一致するような指摘とその具体例を、
「これでもか!」というぐらいに集めてくれているのが本書です。
国債を乱発して未来の子どもたちに借金を先送りし、
さらには、世代間扶養という形で
若い世代の人たちに年金負担まで強いる今の状況が続けば、
一体、日本に明るい未来は来るのか、なんて思ったりします。
とりわけ、絶対数の多い団塊の世代に対しては、
政治だって(有権者が多いから)、マスコミだって(視聴率を稼げるから)、
どうしても甘くならざるを得ないはず。
年金が減らされる→今のお年寄りは可愛そう、
といった世間の風潮に流されるのではなく、
きちんと現状を直視し、目を覚ますためにも、
少々過激な面はあるものの、本書はなかなかお勧めかと。
お年寄りが悪いわけではなく、
若者の投票率が悪く、政治への影響力が低いことが、
廻り廻って自分たちの首を絞めている気がしないでもないですが、
それにしても、今の世代間格差が激しい状況を是正しないと、
いくらなんでもひどすぎるのでは、なんて個人的には感じます。