年金、メッタ切り(笑)
冒険訓 「辛坊訓2」 - どうも、名古屋のフリーライターの平井です。
今日は朝からトラクターでした。朝4時に起床、畑を耕した後、原稿を1本仕上げて取材へ。終了後はスタバで抹茶ティーラテをすすりながらテープ起こし、夕方には打ち合わせ、そして夕食を挟んでテープ起こし、電話打ち合わせ、さらには翌朝の原稿準備…と、まあ、働きづめですわ、ありがたいことです(笑)。
これが俗に言う、ワーカ・ホリック(仕事中毒)という奴です。分かっちゃいるけど止められない。フリーランスで過労死なんて、洒落になりませんね、ほんと。
と、脱線が過ぎました…。そろそろ本題の方へ行きましょう。
今日のご紹介は、『冒険訓』でございます。
ニュースキャスターとして長年ご活躍され、太平洋横断に挑戦されるものの、事故に遭遇して再びテレビ画面に戻ってきた、辛坊治郎さんの近著です。どうやら週刊誌『FLASH』の連載記事を一冊にまとめた代物のようですね。
さて、中身なんですが、特に前半は、20〜30代の若者たち必読の内容です!(と、これじゃあ僕も若者だ…)。
なんせ、年金制度への「幻想」を見事に打ち砕いでくれますから(笑)
これは以前から薄々みんなが感づいていたことでしょうけど、この本の前半部分を読めば、「ああ、さらば年金、一縷の望みを抱いた自分がバカでした…」と思うこと請け合いです。先日発表された年金の財政検証を見てみると「そりゃ無理でしょ!」ということが容易に想像できます。前提となる条件に無理がありすぎますもん。
かといって「未納でいいや!」と単純にかたずけられないのが年金制度の難しいところですが(もちろん納付義務はありますよ!)、そんなことより、今の日本がいかに高齢者優遇社会なのかを理解するのが重要かと。
結局のところ、一番たくさん票を持っている世代が政治に影響力を発揮するということをわきまえて、若者の投票率を出来る限り上げることが、年金制度改革から少子高齢化対策に至るまで、次世代を明るく照らす政策を実現に導くための正攻法なのかな、なんて思います。
政治家さんたちだって、たくさん票を持っている人を切り捨てて、若者を救うことに何のインセンティブも働かなければ動きませんよ、そりゃ。
と、今日はなんだか脱線気味ですが、この本、テーマ的に情報が古くなったトピックも多いですが、それでも一読の価値ありかと! 辛坊さんのおやじギャグが随所に盛り込まれていて、すんなり読めるのも○です。