2014年12月04日

フリーエージェント社会の到来。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

いよいよ12月に突入しましたね。
おそらくこのブログをご覧の皆さんも
目が回るくらい忙しいのでは、なんて思いますが、
僕もなんだかそんな感じです。
ま、恒例の年中行事みたいなもんですけど。

さて、そんな多忙極める最中ですが、
原稿執筆の合間の生き抜きに、
先日読んだ本を一冊ご紹介しようかと。

ダニエル・ピンク著の『フリーエージェント社会の到来』です。

フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方 -
フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方 -

いつもの行きつけの本屋さんで、
書棚にあったピンクの斬新な表紙に誘われ、
偶然に手に取った一冊なんですけど、
バラバラ中身を見ていると、
なんだか面白そうだなと思って購入しました。

タイトルだけ見ると「今さら感」は否めませんが、
それもそのはず、この本はどうやら新装版みたいで、
元々は2001年に発刊されたもののようです。

そのため、今読むと若干、
すでに時代遅れのことが記述されていたりもしますが、
それでも、フリーエージェントとして働いている人、
そして、これから働きたいと考えている人にとって、
とても参考になることが多いんじゃないか、と感じました。

ちなみにピンクさん(と書くと風俗ライターか何かみたい)が言う
「フリーエージェント」とは、

「インターネットを使って、自宅でひとりで働き、
組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、
独立していると同時に社会とつながっている
ビジネスを築き上げた人々」

を指しているようです。

そして、そんなフリーエージェントを大別すると、
フリーランス、臨時社員、ミニ起業家で構成されるそうです。

僕はフリーランスのライターをしているので、
この「フリーランス」の部類に入るわけですが、
この本が最初に出た2001年と比較すると、
皆さんの周りにも「フリーエージェント的な働き方」を
している人は、ぐっと増えているのではと思います。

時代は、著者が示した方向へと着実に進んでいるといえそうです。

僕の周りにも、出版や広告関連に限らず
フリーな方たちがたくさんいるわけですが、
なかには、独立を考えている予備軍的な方も結構いたりします。
で、そんな方たちに二の足を踏ませる大きな要因が、
「リスク」のようです。

サラリーマンをやめてしまっては、
お金が稼げないのでは。家族を養えないのでは…。

どんなことでも新たな挑戦に不安はつきものですが、
背負うものが大きければ大きいほど、
不安が大きくなるのは、当然のことでしょう。

でも、そんな「リスク」も、本書では、
レイオフにおびえながら働き続けてきた方を引き合いに、
自分を、勤め先という「一つの仕事」に投資するより、
フリーエージェントとして仕事を分散する方が
むしろリスクが小さい、と説いています。

このほか、面白かったのは、仕事と家庭との両立の話でしょうか。

フリーエージェントの方々を取材した結果、ピンクさんは、
「仕事を家庭を両立させるということを放棄するという、
まったく新しいアプローチを取っている。
仕事と家庭の境界線を曖昧にする――つまり
「両立」ではなく「一体化」が彼らの答えなのだ」と書いています。

「一体化」のほかにも、「ブレンド」とか、
「両取り」といった表現もされていますけど、
確かに、僕もこのスタイルに近い働き方のような気がします。

取材先の近くに遊び場があれば、
家族で一緒に出掛けて、僕だけ途中離脱、ということもあるし、
あえて仕事と遊びを一緒にすることもある。
なるほど、「両立」より「一体化」という表現がしっくりくるな、と。

そもそも、昔は自分の家で仕事をするなんて、
当たり前の光景だったわけですから、
あるべき姿に戻っているのかな、なんて思ったりもします。

…とまあ、「これからの働き方」について
新たな視点や気づきを与えてくれることは、間違いないかと。

フリーエージェントとまったく関係がない働き方の人も、
今のワークスタイルを改めて見直す意味で、
きっと面白い読書になるんじゃないかと思います。ぜひ。

posted by もっぴ at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする