2015年05月28日

0ベース思考。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

一旦更新し始めるとしばらく続くのが平井流。
というわけで、昨日に引き続いてのブログ執筆でございます。

それにしても、名古屋はやっぱり暑いですね!
昨日までいた東北がなんだか恋しい1日でございました。

さて、本日はこちらも久々の「読書紹介」でもしようかと。

長らくビジネス書売上ランキングの常連でしたので
すでにお読みの方も結構いらっしゃるのでは?と思いますが、
こちらです。

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる -
0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる -

最初にこの本を見た時には、
「なんだろ?」という程度の反応だったんですけど、
著者の経歴を見て「即買い!」を決めました。
世界的なベストセラー『ヤバい経済学』『超ヤバい経済学』を生み出した
著者2人による新作だったからです!

※ちなみに『ヤバい経済学』は紹介済み→記事はこちら

僕はこの2冊から「目から鱗」な発想をたくさんもらったので、
今回もかなりの期待をして読み始めたのですが、
『ヤバい経済学』を手にした時ほどの衝撃はなかったものの、
とても面白く読み進めることができました。

本の中には、「フリーク」という言葉が頻出するのですが、
これは「変人」とか「常識に捉われない人」といった意味。
大胆にざっくり要約すれば、常識に捉われたり、恥ずかしがったりせず、
何でもゼロベースで考えようよ、と主張しているのが本書です。

読み進めていくと、具体例が色々と出てくるわけですが、
その一つが、サッカーのPKのお話。

結構言われることが多いですけど、
実際、PKでは、統計上両サイドを狙うよりも
キーパーがいる真ん中に蹴る方が成功確率が高いそうです。
でも、選手はなぜ、両サイドに蹴ろうとするのか?

それは、サイドに蹴ってキーパーに止められるよりも、
ど真ん中に蹴って止められた方が、きっと非難される。
だから「下手に恥をかくことは避け、自分の体面を守る」という
インセンティブが働いているからだ、と著者は分析しています。

自分の過去を振り返ってみても、
実は正解は違うところにあると思っていても、
自分の体面を考えると、違う選択肢を選んでいる、
なんてことは、結構あったんじゃないかなと考えさせられます。

そのほかにも、人はいかに「知らない」と言うことが難しく、
「知ったかぶり」をしてしまうか、といった
ちょっと耳の痛いような内容も含めて、
面白いエピソードがふんだんに盛り込まれているので、
「へぇ〜」「なるほど」なんて思いながら、
きっと楽しく読み進めていけるはず。

もちろん好みは分かれるとは思いますけど、
個人的には、一度手に取ってみて欲しい一冊です!
特に、僕みたいな「変人寄り」の人にはうってつけかと(笑)

…それにしても、偶然手にしなければ、
『ヤバい経済学』が好きだった僕でも、
以前とタイトルが違うので、スルーしてしまったかも。

良く見れば、版元も変わってるし、訳者も…。
このあたりもゼロベースで熟考すべきだよ、という
著者の主張なのか、はたまた単なる「大人の事情」なのか。。。


posted by もっぴ at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする