相変わらず「小忙しい」毎日でございます。
そろそろ、当ブログでもご紹介している
玉葱採種の収穫時期も近づいてきておりまして、
大忙しの波がやっと落ち着いてきたと思っていたら
また荒波がどっと押し寄せてきそうな気配です。
晴耕雨読でのんびり…なんて、いつになるのやら。
と思いながら、仕事がなくなるのはもっと嫌!なんて
内心、常にビクビクしている小心者フリーライターです。
さて、毎度のごとく前置きが長くなりましたが、
今日は、最近読んだ本から一冊ご紹介します。
ちょっと久々な気がする、「ド直球なお金の本」から。
田村正之さんの『老後貧乏にならないためのお金の法則』です。

老後貧乏にならないためのお金の法則 -
お金のことに詳しくない方に、
手っ取り早く基礎知識を吸収できる
一冊をお勧めするとしたら?
もしそんな質問を受けたなら、今までの僕は、
山崎元さんの『全面改訂 超簡単お金の運用術』を
間違いなくお勧めしていただろうと思いますが、
これからは、本書に変わるかも。それぐらいの良書です。
レベル的には、初級〜中級の一歩手前という感じで、
なかにはとっつきにくい部分もある印象ですが、
大学のサークルの後輩の質問に、先輩が応えるという
対話仕立ての内容になっておりまして(『嫌われる勇気』の影響?)
まったくの素人にはちょっと難しいトピックを、
分かりやすく解説してくれています。
年金は、制度的に崩壊することはないでしょうが、
これからは、年金+αを自分で考えていかないといけない時代。
どうやって老後を迎え、乗り切るのかを考える上で、
とても心強い手助けになること請け合いです。
ちなみに、これをご覧のあなたは、
何歳ぐらいまでの老後資金があれば足りると思いますか?
平均寿命が男性80歳、女性86歳だから、
それぐらいまでの生活費があれば十分、と思っていませんか?
そんなあなたは、本書を立ち読みしてみるといいかも。
実は、平均寿命というのは、
ゼロ歳からどれだけ生きるかを示した言葉なので、
実際には、死亡確率が高い幼少期を生き抜くと、
かなりの確率で平均寿命を突破することになります。
本書によれば、現時点で
男性なら83歳、女性なら89歳で
およそ半分の人が生きているんだそうな。
4人に1人が生き残っているのが、
男性では90歳、女性では95歳。
今後はこの数字がさらに伸びると予想されているので、
老後の生活は、90歳ぐらいを想定しておかないと、
最終的に破たんしてしまうことになりかねないのです。
「60歳で定年してからまだ30年もあるの!?」と、
なんだか目の前が暗くなる感じがしますが、
現実から目をそらすことなく、コツコツと
準備をしておくことが、結局大事なのかな〜と。
ちなみに僕は、老後を遊んで暮らせるような
余剰資金を貯めるのは厳しいかな〜と踏んで、
ライターなり、農業なり、生涯現役でいられる
仕事を続けていければと考えているわけですが。
特に農業は、自分で食べ物を生み出せるので、
IT業界みたいに大儲けするのは難しそうですが、
「生きていく糧」という意味では、
最強なんじゃないか、と個人的には思っています。
…と、なんだか横道にそれましたが、
年金、賃貸or持ち家、資産運用、
医療・保険、相続などなど
人生のお金にまつわるトピックは
ひと通り網羅されている一冊ですので、
「今からでも遅くはない。勉強しよう!」なんて方は、
ぜひ手に取ってみてはいかがでしょう? お勧めです。