2016年04月15日

圏外編集者。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

相変わらず忙しい毎日ではありますが、
ちょっと前の猛烈さはやっと薄らいできて、
まあ、平常業務に戻りつつあるかな、という感じです。

さて、今日は1冊、本をご紹介しようかと思います。
都築響一さんという方の『圏外編集者』です。

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雑誌『POPEYE』や『BRUTUS』などで
長らく編集・ライティングを勤めていた方のようで、
現代アートの美術全集や、若者たちの部屋を撮影した本、
日本各地の奇妙な名所を集めた一冊など、
独自の視点や切り口で編集された多くの著作があります。

で、この『圏外編集者』では、そんな都築さんが、
ご自身の編集者人生を振り返りながら、
編集者とはどうあるべきか? そして、
未来の出版はどうなっていくか?などを語っています。

僕は、「名古屋のフリーライター」を標榜し、
今や仕事の大半がライティングになっているわけですが、
かなりの雑誌・書籍の編集もさせていただいてまして、
こう見えて(どう見えて?)、一応、編集者でもあります。
(ちなみに時々、撮影やデザインもしてたりして)

いわゆる同業者の大先輩であるわけですが、
その生き様というか、仕事への熱量というか、
全然足元にも及んでいないな〜と、反省することしきり。
まだまだ未熟者だと痛感させられる内容でした。

最近は出版業界の暗いニュースがよく流れ、
なんだか悲観論が全体を覆っている感じがあるのですが、
ただ、本の中には、勇気づけられる記述もたくさんありました。

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自費出版というかたちで地元のカルチャーを、自分たちで発信できるようになったら、もう東京はいらない。自分の地元にいて、自分たちの足元を見て、興味があることを自分たちで本にして、自分たちで売ったり買ったりする。そこに東京の出版業界が入り込める余地は、もうない。「いま起こりつつあること」は、その場所にいなければけっして見つからないのだから。

自費出版、電子出版、ネット販売という本のかたちと販路が生まれたことで、出版業界は大きな変わり目を迎えているはず。スケールメリットがスタートラインの差にならなかったら、あとは版元の有名無名ではなくて、本の内容で勝負するしかない。

(問7.出版の未来はどうなると思いますか? P220〜221より)


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地方で生きるライター・編集者が
今まで以上に存在感を発揮できる時代が、
すぐそこに、いや、もうすでに来ているかもしれない。

そんな時代だからこそ、何をやるべきなのか。
しっかりと考えながら、一つひとつの仕事に
真摯に向き合っていきたいと思います。

posted by もっぴ at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月10日

ゲームもDIYする時代。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

最近、といっても今年に入ってからぐらいですが、
我が家の娘たちが、『スーパーマリオメーカー』という
Wii Uのゲームを熱心にやっております。

ゲーム、といっても、普通にプレイを楽しむのではなく、
“メーカー”というタイトル通り、「作る」のがメインテーマ。
クリボーやノコノコ、クッパといったおなじみの敵キャラや、
コインやブロックなどのアイテムを自由に配置し、
オリジナルのステージを作るというソフトです。

グラフィックも「初代」から「Wii U」版まで
さまざまな種類が使えますし、
パズルみたいに組み合わせていけば簡単に完成するので、
まだ保育園児の下の娘にも、立派なゲームが作れちゃう。
なんだかすごい時代だな〜と思います。

モノ消費よりコト消費と言われて久しいですが、
ゲームも単に制作者から与えられるだけでなく、
自分自身で創意工夫して作ったものを、
仲間と一緒に共有するフェースへ移行してきたのかなと。

昔、もし男の子が生まれたら、
キャッチボールで父親の威厳を見せねば!
なんてちょっぴり思っていたりしましたが、
娘たちが作った激ムズステージを
涼しい顔してクリアすることで、
父の偉大さを見せつける、なんてことになるとは。。。

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嫁さんは「こりゃ将来は、しょこたんだな」なんて
のんきに言っておりますが、
このまま腐女子まっしぐらでいいんだろうかと、
不安に駆られるパパなのでした。

posted by もっぴ at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月04日

今年の玉葱。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

今日は、ライターのお話から少し離れまして、
タマネギのお話でございます。

今年も例年のごとく、大量のタマネギを栽培中ですが、
いつも以上のすばらしい出来に驚いております。

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僕の実力だとは到底思えませんが、
本格的に新規就農からすでに6年目に突入し、
少しはタマネギと会話ができるようになったかな、と。

年輪を重ねるように、
ちょっとずつ僕も成長できていたらいいなぁ〜。

収穫は4月下旬ごろでしょうか?
最後まで気を抜かず、
しっかり成果を出したいと思います!

posted by もっぴ at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の玉ねぎ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする