2016年06月07日

物欲なき世界。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

本日も、最近読んだ本のご紹介でもしようかと。

物欲なき世界 -
物欲なき世界 -

管付雅信さんの『物欲なき世界』です。

名古屋のフリーライターとして
雑誌やウェブなど何でも書いてる僕ですが、
広告関係のお仕事をする機会も結構多くて、
名古屋のコピーライターだったりすることも
まあまあの頻度であったりします。
・・・というか、最近はこちらの方が主だったりして。

で、そんな広告業界でちょっと、
いや、かなりやっかいなのが、
「物欲がないこと」だったりします。

広告というのは、誰かにモノやサービスを
購入してもらうためにあるのが基本ですから、
どんな名コピーをひっさげてプロモーションしても、
そもそも物欲がなければ、購入に至らないわけで。

町中でティッシュを無料で配られても、
いらなければただの邪魔者、みたいなことですよね。
どれだけ魅力的に見せても、価格を安くしても、
いらないものはいらない、というわけです。

そういう意味では、最近、
やっぱり「物欲なき世界」は広がってきているかなと。
そんな風に思いながら、本書を手に取りました。

めちゃめちゃ端的に言ってしまうと、
大量消費の時代が終わって
もっと本質的なものへと消費の矛先が
移動してきている、という内容なんですけど、
本書では、世界中の様々なトピックを引き合いに出し、
新たな消費のカタチとはどんなモノかを、
総まとめしてくれていて、色々と考えさせられました。

ただ、本書に出てくるような
ポートランドとか、シェアリングエコノミーとか、
最近のトレンドとなりつつある
ワードを俯瞰して眺めていると、

単に都会が忘れ去ってしまっただけで、
地方にはそんなもの、普通にあるよね?と思ってしまう。

結局、ちょっと行き過ぎてしまったものが、
ノスタルジー的な感覚も手伝って、
揺り戻しているだけなんじゃないか、と。

最先端のネット技術を駆使して、
モノをシェアしたりするよりも、
畑のご近所さん同士で、
野菜をシェアしてる方があるべき姿だよね。

と、個人的には思いながら、
それでも楽しく読めた1冊でした。

これからの消費のトレンドを掴む意味では、
とってもうまくまとまっていて読み応えがある良書かと。

posted by もっぴ at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする