2016年08月18日

好きなようにしてください。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

みなさん、本当にアツい日が続いていますね!

名古屋特有の猛烈な暑さももちろんそうですが、
リオ五輪(内村選手の大逆転すごい!)、
そして、高校野球(東邦の大逆転ものすごい!)、
さらには、SMAP解散なんて話題も出てきたりして、
なんだか大忙しの2016年夏!という感じですね。

そりゃあ、原稿がたまるのも仕方がない!!
・・・と開き直っているわけにもいかず、、
スロースタートを夢見ていたお盆明けも、
早々とフルスロットル状態に突入しそうな勢いです。

さて、そんな執筆真っ盛りの夜ではありますが、
息抜きをかねて、ちょっぴり書評でも。

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則 -
好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則 -

楠木建氏の『好きなようにしてください』でございます。

ちょうど8月に入ったくらいに書評欄で見つけて、
早速アマゾンで購入した一冊なのですが、
これが、なかなか、いや、かなり面白かった!

この楠木さんは、『ストーリーとしての競争戦略』という
結構売れたビジネス書の著者の方でありまして、
僕もざっと読ませていただいた記憶があるのですが、
ストーリー・・・よりも、こちらの方が楽しく読めました!

内容は、楠木さんが仕事に悩める人たちから寄せられた
疑問や質問を、ばっさばっさと切り捨てていくというもの(笑)。

ほとんどの質問に、
のっけから「好きなようにしてください」と言い放ち、
そこから持論を展開する、という流れがずっと続いていきます。

「最適な環境」なんて存在しない、とか、
人生は「何をやらないか」を決めること、とか、
仕事と趣味は違う。誰かのためにやるのが仕事、とか。

なんとなくぼんやりと思いながらも、
漠然としていた仕事への向き合い方について、
実にロジカルに答えてくれるのが、なんだか心地良いです。
(もちろん「ん?」というものもなくはないですが)。

なかでも一番共感できたのは、
楠木さんが考える「仕事の原則10か条」のひとつ、
「無努力主義」という考え方です。

決して「努力しない」というわけではなく、
うまくなるためにずっと努力を続けるためには、
「本人が努力だと思っていない」という状況であることが
唯一の条件なのだ、というのが楠木さんの主張。

要するに「好きこそものの上手なれ」ということなんですけど、
確かに「努力しなきゃ!」と気張ってみたところで、
その分野で、ずっと努力を続けることは不可能に近い。
「他人からみれば相当な努力」だけど、
当の本人からすれば「無努力」な状況でないと、
抜きんでたスキルというのは、手にできないかもしれないですね。

まあ、僕もフリーライターに、農業にと、
とにかく努力が楽しくて仕方がない分野を選んで、
時にはゆっくり、時には全速力で走っているつもりですが、
振り返ってみると、確かに「無努力主義」かもしれないなぁ。
抜きんでたスキルは、まだまだ遠い彼方ですけど、
これからも地道な努力(というか無努力)を
自然体でずっと続けていきたいものです。

あんまり「意識高い系」だと思われても
実物とのギャップに僕自身が悩まされそうなので、
ぼちぼち、マイペースでいきたいと思いますが・・・。

というわけで、『好きなようにしてください』、お勧めです。
今まさに仕事に悩んでいるという方は、ぜひ。
個人的には、「ベンチャーに行きたい!」という人が
次々登場してくるのが、なかなか面白かったりします。

posted by もっぴ at 22:23| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月14日

どっちが日本?。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

今日、高校野球を見ていたら、
下の娘が話しかけてきました。

「ねえ、どっちが日本?」

連日オリンピックのニュースばかりなんで、無理もありません。

「ねえ、どっちが日本に近いの?」


我が家のお盆は平和です。

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posted by もっぴ at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月01日

ヒーロー、散る。

どうも、名古屋のフリーライターの平井です。

昨日は、ネットニュースを見て、
少なからずショックを受けました。

もちろん、九重親方の訃報です。

僕、というか僕らの少年世代にとって、
間違いなく「相撲」は「千代の富士」でした。

巨漢の猛者がひしめく各界にあって、
どう見ても小柄な力士が、
鍛え抜かれた体を躍動させて、
ばったばったと敵をなぎ倒していく。
そんな姿に、大して相撲ファンじゃない僕でも
胸躍るワクワク感を味わったものです。

実家のある一宮市に拠点を移す前、
僕は、ナゴヤドームの近くに
自宅兼事務所を構えていました。
今からもう10年前ぐらいになるのかなぁ。

暑い最中に行われる名古屋場所では、
名古屋市東区の徳源寺というお寺で
決まって宿舎を構える九重部屋。

当時、徒歩圏内に住んでいた僕は、
その宿舎まで足を運び、
現役の千代大海(現・佐ノ山親方)には目もくれず、
「憧れのヒーロー」の姿を追ったものでした。

それが、61歳で・・・。

昭和の薫りが徐々に消えゆく昨今。
なんだか寂しい限りですが、
この世の中は、変わりゆくものでもあります。

少年時代の思い出に浸りつつ、
ご冥福をお祈りしたいと思います。

posted by もっぴ at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする