どうも、名古屋のフリーライターの平井です。
その年の夏、僕は、バイク部品の工場で
海外向け製品の積み込み作業をしていました。
灼熱の工場内で、午前中の作業を終え、
一人、食堂でランチを頬張っていると、
フロアに一つしかないテレビから
大きな歓声が聞こえてきました。
夏の甲子園、白球を追う球児たち。
それを食い入るように見つめる工員たち。
僕たちの視線の先には、松坂大輔がいました。
確かに、帰国後の成績は
ふがいないと言えるでしょう。
もしかしたら、すでに再起は
難しいのかもしれない。
それでも、あの夏の主人公は、
再び立ち上がってくれるはずだと、
どこかで期待している自分がいます。
たとえ、高校球児でなくても、
僕らの世代のひとつの象徴として、
間違いなく「松坂」は存在していたのだから。
あの松坂が、ドラゴンズの一員になる。
賛否両論あるようですが、僕は応援したいです。
今年の名古屋は、なんだか熱くなりそうです。