どうも、名古屋のフリーライターの平井です。
ええ、今日も仕事です。
取材はありませんが、原稿がたまっているもので(笑)
まあ、毎年の恒例行事みたいなもんですね。
さて、本日も前回に引き続き、最近読んだ本をご紹介したいと思います。
10年後の仕事図鑑
『10年後の仕事図鑑』です。
近くの書店のランキングでは、しばらく1位だったんじゃないかな? ホリエモンこと堀江貴文さんと、最近注目されている落合陽一さんの共著です。
どちらの方の本も何度か読んだことがあって、基本的にはおんなじ方向の内容が書いてあるので、それほど目新しいことはない感じでした。ただ、人生100年時代と言われる今、どんな未来を描くべきなのかを改めて自分に問うための一冊として、読んでおいて損はないと思います。
個人的には、P210の「リスクヘッジの副業に意味はない」という部分に強く共感しました。
フリーライターと農業の二足のわらじを履いていると、半分冗談、半分真面目に「こっちが本業?」「これは副業だよね?」という話になることが多いです(笑)。でも、正直そういうことじゃないんですよね。どちらも好きでやっていることで、「複業」というか「全部本業」なわけです。
昨今は「副業容認」なんて話が出ていますけど、「こっちはメインであっちはサブ」「こちらは保険だから」みたいな考え方だと、結局上手くいかない気がするんです。時間配分はどうあれ、心持ちとしては「どっちも本業」「どっちも面白い」でいかないと。
2人の主張に通底しているのは、これからの時代は、今までの常識は通用しないということ。今までのレールに乗るより、むしろ個性(趣味・好きなこと)をとことん追求して仕事にした方が、コモディティ化することなく生き残っていける、ということ。
そして、常識に囚われることなく、いかに自分で考え、行動し、自分らしい人生を謳歌するのか。それが大事だと伝えてくれている気がします。
「好き」を「仕事」にする−−。
もはや自己啓発本の常套句であり、使い古された感もあります。それでも、なかなか実践できる人が少ないのは、外部環境を言い訳にしながら、固定観念に縛られている「自分自身」が一番の障壁なんだろうと思います。
現実問題、家族を養う立場になると、自分の決断だけで自由に振る舞うのは難しいのも十分理解できます。ただ、もっともっと、自分が好きなこと、没頭できること、やりたいことを、仕事で実現できる社会になったら、日本は面白くなるのになぁ〜と感じます。
せっかくのGWです。
人生が有限であることを噛みしめつつ、お金の心配がないとしたらどんなことがしたいのかを考え、将来のあるべき姿を見つめ直してみるのもいいかもしれませんね。
もしベーシックインカムが導入されて、食べるのに困らない世の中がやってきたら、自分は何がしたいのか−−。
はたまた、預金通帳に一生暮らせるだけの大金が突如入ってきたとしたら、明日からどんな暮らしをするのか−−。
1年後に確実に死ぬと分かっていたら、真っ先にしたいのは、どんなことか−−。
僕は?
そうだなぁ〜。
仕事の内容やペースは若干変えるかもしれませんが、お金の心配がなくなっても、1年後に死ぬと分かったとしても、やっぱりフリーライターと農業は続けている気がしますね。