2009年07月07日

出版不況の打開策に?

最近、出版業界では、現行の委託販売制に変わり、責任販売制へとシフトする動きが出てきているという。

出版8社が「責任販売制」を導入 懸案の返本率抑制に期待=産経新聞

出版不況と言われて久しいが、これは活字離れなどの要因もさることながら、高い返本率を生み出す構造的な問題が大きいといわれている。

確かに「返本率が40%にも及ぶ」という今の状況は明らかにおかしいと言わざるをえない。

このことが出版社の経営を圧迫し、本の質の低下、新刊の乱発という結果を招き、ひいては読者の活字離れを助長する結果にもなりかねない。

新たに持ち上がってきた「責任販売制」への流れ。出版業界にどのようなインパクトを与えるのでしょうか?

ただ、私たち本を作るものが一番考えないといけないのは、エンドユーザーである読者の期待に沿った面白い本を作ること。

業界内の制度問題などは、読者にとっては何の関係もないことですからね。

出版業界を末端から担うものとして、モノづくりの本質を見誤らないように日々精進していきたいものです。

posted by もっぴ at 06:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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