
タイトル通り、本の中身は、「いかに人間が、感情に任せて非合理的な選択をしてしまうか」を理論的に解説したものになっています。
まあ、行動経済学がらみの小難しいフレーズも出てこないわけではないんですが、具体的な事例を上げて解説してくれるので、読んでいても分かりやすく、楽しく読み進めることができました。
例えば、
@レストランで、4000円と5000円のメニューが並んでいると、あなたはどちらを選びますか?
A@と同じ条件で、4000円と5000円と6000円のメニューが並んでいると、あなたはどれを選びますか?
この場合、@のケースで、4000円と5000円の比率は、まあ半々だったとしましょう。
でも、全く同じ料理内容なのに、Aのケースでは、圧倒的に5000円を選ぶ人が増えるそうです。
確かに、自分もコースが3つあると、なんとなく真ん中の値段のものを選んでしまうような…。
どうやら、人間は、真ん中のものを選びたがる傾向があるそうなんです。
このほかにも、人間の非合理な選択の事例がたくさん載っていまして、自分が騙されないためにも、商売にうまく応用するためにも、有益なエッセンスがいっぱい。
「値段の付け方で困っている」なんて方は、ぜひ一読されるといいと思います!
僕自身もどこかで実践してみようかな。。。
……原稿料は、松1万円、竹8000円、梅5000円の3コースがございまして……