2010年02月02日

経済は感情で動く。

最近、硬派な内容のものが多かったんですが、こちらはちょっ緩めの本。



タイトル通り、本の中身は、「いかに人間が、感情に任せて非合理的な選択をしてしまうか」を理論的に解説したものになっています。

まあ、行動経済学がらみの小難しいフレーズも出てこないわけではないんですが、具体的な事例を上げて解説してくれるので、読んでいても分かりやすく、楽しく読み進めることができました。

例えば、


@レストランで、4000円と5000円のメニューが並んでいると、あなたはどちらを選びますか?

A@と同じ条件で、4000円と5000円と6000円のメニューが並んでいると、あなたはどれを選びますか?


この場合、@のケースで、4000円と5000円の比率は、まあ半々だったとしましょう。

でも、全く同じ料理内容なのに、Aのケースでは、圧倒的に5000円を選ぶ人が増えるそうです。

確かに、自分もコースが3つあると、なんとなく真ん中の値段のものを選んでしまうような…。

どうやら、人間は、真ん中のものを選びたがる傾向があるそうなんです。

このほかにも、人間の非合理な選択の事例がたくさん載っていまして、自分が騙されないためにも、商売にうまく応用するためにも、有益なエッセンスがいっぱい。

「値段の付け方で困っている」なんて方は、ぜひ一読されるといいと思います!

僕自身もどこかで実践してみようかな。。。



……原稿料は、松1万円、竹8000円、梅5000円の3コースがございまして……


posted by もっぴ at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック