今日は、日本でもブームを巻き起こしたベストセラー本。
…といっても、日本で最初に発売されたのは1996年のこと。その後、僕が手に取った文庫版が発刊されたのも1998年ですから、思いっきり大学生時代。
マンガやゲームや小説に明け暮れていた僕にとって、こういった自己啓発的な一冊は、全く見向きもされなかったわけで。
そんな、怠惰な学生生活を取り戻す意味でも、読んでみることにしました。
それにしても、文庫版のページ数は全部で約450ページ。これ、結構売れたらしいですけど、本当にみんなが最後まで読み切っているんでしょうか?
「挫折組」もかなり多かったんではないかと思います。。。
で、本の内容ですが、「こころの知能指数」とある通り、従来大切にされてきた「IQ」よりも、いかに心の知能指数「EQ」が重要か、ということが書いてあります。
例えば、
「IQ」が高い人よりも、「EQ」が高い人の方が、社会に出てから活躍するケースが多い、とか、
楽観主義の人の方が、悲観主義の人よりも、病気に掛かりにくく、重病の回復スピードも早い、とか。
また、
夫婦げんかで、単に相手の失敗についてだけを注意をするのではなく、
「いつも君は、のろまなんだから!」、とか、
「どうしてあなたは、いつも身勝手で自己中心的なの!」、とか、
具体的な事象を責めるのではなく、人格否定や中傷が盛り込まれるようになってくると、結果的に離婚へと至るケースが多い、とか。
で、「こころの知能指数」を高めるために大事なのは、
●相手に共感すること
●自分が今どのような感情にあるのかを理解すること
●冷静でないと感じた時は一旦小休止を入れること
…などだそうです。
それにしても、この本を読んでいて浮かんだのが、
「バカは風邪引かない」というフレーズ。
ウチのおかんが口癖のようにいっている言葉なんですが、
どうやら、不安やストレスの少ない人は、多い人よりも、免疫力が高いという実験データがあるそうで、
今まで、「バカは風邪ひかないなんて、そんなことわるわけ…」と、それことバカにしていましたが、
あながち不正解でもないそうです。(まあ、バカの解釈にもよりますけどね。。。)
昔から言われていることって、結構、的を射ていることが多くて驚きます。
先人の知恵は、やっぱり大切ですねぇ〜。
2010年02月04日
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