「富裕層にウケるような切り口で原稿を書いてください」
フリーライターの仕事をしていると、こんな風にターゲットを絞った原稿依頼をいただくことがあります。
でも、冷静に考えてみると、富裕層というのは一体どんな人たちを差しているのでしょうか?
…と思って手に取ったのがこの本です。
図書館で偶然発見した本ですが、先日読んだ「となりの億万長者」の日本版のような内容かなと思い、読んでみることにしました。
で、本の中身はというと、全国高額納税者名簿からお金持ちをピックアップし、アンケートに応えてもらった内容から富裕層の実態を暴くというもの。
正直、アンケートに応えている数もかなりのブレがありそうなので、これだけで正確な分析ができるのか疑問は残りますが、
それにしても、おおよその正体が見えてきて、なんとなく興味深い内容になっています。
例えば、お金持ちは、子どもに財産を残すのではなく、教育への投資をしたいと考えている、とか。
例えば、本当の富裕層で流行りに流される人たちは少数。世の中の富裕層ビジネスに捕まるのは、富裕層に憧れる偽・富裕層が多い、とか。
この結果から考えると、「富裕層向けの原稿を」と依頼があったら、
富裕層に憧れる、偽・富裕層のハートをくすぐる原稿を書けば、
一番リアクションが高いということになりそうです。
う〜ん、それはそれで、なかなか難しい注文のような。。。
2010年03月04日
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