2010年03月08日

フリーの功罪。

今週号の『週刊ダイヤモンド』で、話題のビジネス書『フリー』に関する特集記事が組まれていた。

フリー。利用者としては何とも甘美な響きですが、自分たちのように、情報コンテンツで飯を食うものにとっては、よろしくないことの方が多いような気がします。

ネット上に情報が溢れることにより、有料の情報について「必要ではない」と感じている人が増加しているのは事実。

とりわけ、今まで広告による収入をビジネスの根幹に据えてきたメディアにとっては、ネットが益々隆盛を極めることになれば、辛酸をなめる結果になることが目に見えています。

では、その中でどのようにビジネスを展開していけばいいのか?

特集では、現状における「フリー」のビジネスモデルを紹介しています。

さまざまな手法が成立しているだな、と改めて実感させられると共に、

自分たちのような業種にも「活かせる部分は多い」と感じました。

特に、中小・零細企業にとっては、ともすれば大企業と対等に渡り合えるインフラを、無料・格安で入手できる絶好の機会でもあります。


ただ、何より肝心なのは、

「フリー」のものより、確実に「有益」だと感じられるコンテンツを提供し続けること。

無料のものと同レベルの商品・サービスを提供していたのでは、その事業の未来は決して明るくないと感じます。

いかに、自分の付加価値を上げるのか――。

世の中がどのように変化を遂げていこうとも、

やっぱり「日々精進が必要だな」と改めて痛感します。

posted by もっぴ at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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