住宅ローンを返せなくなったときに読む本―競売回避の極意 任意売却のススメ
- 作者: 伊藤 光記
- 出版社/メーカー: 週刊住宅新聞社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
タイトルそのままの本。図書館の衝動“借り”の一冊です。
なんだかこういう本を読んでいると、「平井さん、大丈夫ですか!?
」なんて声が聞こえてきそうですが、
全く大丈夫! だって、住宅ローンありませんから(笑)
一生賃貸物件に住み続けるのもどうかな?という思いはありますが、無理をせず堅実な住宅ローンを組むことは、これからの人生を考える上でとっても大切なこと。
それはファイナンシャル・プランナーの勉強でしっかり学習済です。
…まあ、現実的には、フリーライターで住宅ローンを組むのは、よほどの担保がないと難しいと思いますけどね(泣)
で、本の内容は?というと、これが、マンガ『なにわ金融道』みたいな話。
具体例として出てくるのは、
事故を起こした時の相手が悪く、対応もまずかったために、ずるずると借金まみれになっていってしまった男性の話や、
思い切って二世帯住宅を建てたものの、突然のリストラで家計が悪化、離婚にも見舞われてローンだけが残った男性の話、
バリバリのキャリアウーマンが高級マンションを買ったものの、お得意先の倒産によって雇用環境が急変。ローンが払えなくなった女性の話、
などなど。
こんな事例をどのように競売から回避し、任意売却を進めてきたかというストーリーが描かれています。
それにしても、この本を通じて分かったのは、「こんな状況に陥ったら、まずはきちんとした専門家に頼んだ方がいいな」ということ。
きっと競売回避→任意売却というのは、よほどの知識を持った人でない限り、素人が手を出さない方がいいような気がします。
しかるべき専門家に相談するにはどうすればいいのか?
それを知っておくことが最善の策だと思います。。。
自分自身はまだ住宅ローンにはお世話になっていないものの、何かの拍子で同じような状況に追い込まれる可能性もゼロとはいえないわけで、
「転ばぬ先の杖」として、特に住宅ローンを抱えている人は覗いておいて損はない一冊かな?と思います。