あなたにもできる!本当に困った人のための生活保護申請マニュアル (DO BOOKS)
- 作者: 湯浅 誠
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 2005/08
- メディア: 単行本
こういう不安定な仕事をしていると、「明日どうなるかも分からない」という気持ちになることは、全くないわけではないわけでして。
先日読んだ『ブラック・スワン』にもある通り、予測できる範囲の小さなリスクは無視してもいいが、突然起こる予測しにくい致命的なリスクには、できる限り対応策を考えておいた方がいい、というのが僕の考え方です。
そういうスタンスから物事を考えると、目下、起こりにくいけど、起こったら家族に致命的なダメージを与えるのが、「僕が働けなくなる」という状況。
ただ、「予測しにくい」というよりは、「予測したくない」といった方がより正しいかもしれませんが、いずれにせよ、事故や病気で全く働けなくなるという状況は、確率は少ないにせよ、誰もが起こる可能性を秘めているわけです。
もちろん生命保険の類は掛けておりますが、一つの選択肢として考えておきたいなと思ったのが「生活保護」。
世間的にはネガティブなイメージの強い「生活保護」ですが、死んでしまうよりずっといいチョイスではないかなと、個人的には思います。
ただ、本を読んでみると、その受給にはかなりの高いハードルがありそうで。
申請のための書類をもらえない、受理してもらえない、なんてシーンも結構あるのが現状のようです。
そういった、いわば「妨害工作」ともとれる状況をいかに打開するのかが書かれているのがこの本。
このブログを見ている方に、「今すぐ役立つ!」情報ではないかもしれませんが、「いざ」という時のための「保険」として読んでおくのもなかなかいいのではないかな?と思います。