また同じテーマの本を。
「生活保護」関連の本が続きますが、こちらは、どちらかと言えば、生活保護の申請法を網羅するというより、精神的なフォローや具体的なケーススタディーに重点が置かれた一冊。
生活保護の受給を阻むもの、それは、もちろん窓口でのハードルの高さ(不正受給を防止するためにしょうがないんですが)がある一方で、受給要件は満たしているものの、本人の精神的なハードルにある場合が多いらしいのです。
「世間様に顔向けできない」
「誰かに知られたら恥ずかしい」
そんな、受給者本人の心の障害を取り除くための一冊という感じでしょうか?
「プチ」というタイトルそのままに、「気軽に生活保護を」という感覚で支給を促すのは、国の財政を考えるといささか問題だとは思いますが、
本当に困った人には、生活を立て直す有効な手段であることは事実。
「自分は無縁だ」という人では、例えば、家族、友人などで生活に困窮している人がいれば、「お金を渡す」以外の、適切な支援やアドバイスとなりうる知識だと思います。
FPの勉強の延長線上で読んでみましたが、未開拓の分野だっただけに、興味深く読ませていただきました。
…もちろん、世の中の人全員が、お世話にならないのが一番の制度なんですけどね。。。
2010年03月15日
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