普段、経済ネタを扱うことの多い同誌にとっては、異色とも思えるヘビーな社会派ネタでしたが、
なかなか興味深い内容で、読み応えがありました。
孤独死――。記事にもある通り、きっとこれは、世の中があえてスポットを当ててこなかった凄惨な現実なんだと思います。
映画『おくりびと』にも、こういった孤独死の現場に遭遇するシーンが描かれていましたが、
同誌の記事によると、NHKスペシャル「無縁社会」では、「身元不明の自殺とみられる死者」や「生き倒れ死」などは、年間3万2000人に及ぶと報じているそうです。
高度経済成長と共に核家族化が進行し、そして高齢化会社を迎えた今では、身寄りのないお年寄りが孤独な日々を送りながら、間近に迫った死を寂しく待つ…。
「日本は本当に豊かになったのか?」と、改めて考えさせられます。
「物質的な豊かさ」から「心の豊かさ」へ。
最近の若い人たちはすでに気づき、行動を起こし始めてていますが、
すでに「豊かさを追い求める時代」の転換点に差し掛かっていると思います。
どうやら、4月3日夕方4時から、前出のNHKスペシャル『無縁社会』を再構成した特番が放送されるそうです。
これからの人生を軌道修正をする意味を込めて、ぜひ見てみたいなと思います。
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