2010年04月09日

三羽烏。

毎朝、可燃ゴミや不燃ゴミを出すのが僕の日課ですが、

その時に厄介だな〜と思うのが、生ゴミをむさぼるカラスたち。

ネットで防除しているにも関わらず、そこから溢れたゴミを狙って

集団で押し寄せてきます。


幸い、一宮には自然界にも餌が豊富にあるからか、

急降下したカラスに頭を突かれる…といった実害はありませんが、

賢いだけに、いつか攻撃されるのでは?とちょっとビクついております。


で、そんなゴミ出しでふと思し出したのが、「三羽ガラス」というフレーズ。

昔はもっと耳にした気がしますが、最近あんまり聞くことがありません。


ネットの「ウィキペディア」を見てみても、

「最近はあまり用いられず死語になりつつある」とあります。


古くは「神の使い」とされ、

あの有馬温泉も三羽のカラスが

有馬の湯で傷を癒すのを見て発見されたとか。


「烏天狗」の伝説や、「熊野三山の使い」、

ご存知、日本サッカー協会のシンボルマーク「八咫烏(やたがらす)」など、

どちらかと言えば、霊験あらたかな存在だったカラス。


それが今では、カラスが三羽も集まってこれば、

石を投げられるほどの「厄介者扱い」です。


「言葉は時代を写す鏡」なんて言ったりしますが、

「三羽烏」という言葉が使われなくなるあたり、

カラスたちの「成り下がりぶり」を象徴しているかのよう。


これも時代の流れということでしょうか。。。


posted by もっぴ at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ライター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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