2010年05月25日

新世紀メディア論。

ちょっと間が空きましたが、ちょっぴり?仕事絡みな一冊。


新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に

新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に

  • 作者: 小林弘人
  • 出版社/メーカー: バジリコ
  • 発売日: 2009/04/03
  • メディア: 単行本




いよいよ今週、注目の「iPad」が日本上陸となりますが、

そんな昨今の状況を踏まえつつ、新聞・雑誌の未来を予測した上で、メディアがどんな道を歩んでいけばいいのかを概観した一冊です。

この本の中には、「誰でもメディア」というフレーズが数多く出てきますが、

確かに、インターネット社会がすっかり浸透し、ブログなどの手軽な表現手段を利用し、どんな人でも世界中に情報発信ができるわけで、

そういう意味では、オリジナルのメディアを構築することは、一昔前と比べれば、比較にならないほど容易になったと言えます。

でも、一番の問題は、この本にもある通り、いかにそれを有益なメディアへとブランディングし、継続していくのか?だと思います。

電子書籍の今までの流れを見るにつけ、やはり「ネットの情報は紙媒体よりも質や信ぴょう性に劣る」というのが、従来のいわば定説でした。

ただ、「iPad」の登場は、今までなかなか動き出せなかった出版社を、半ば強引に、電子書籍の世界へと引きづり込むインパクトがあるのではないか、と思います。

さて、今後の新聞・新聞はどうなっていくのでしょうか?

自分が軸足を置く業界なだけに、今後の動向を注意深く見守りたいなと思います。

posted by もっぴ at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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