図書館で衝動借りした一冊から。
300社以上の事業プロデュースを手掛けたという人気経営コンサルタントが、自分が実践する仕事術について書いた一冊。
…って、この手の本は巷にあふれかえっておりますので、おそらくそんなに目新しい話はないだろうな〜と思いつつ、ざっくりと速読。
例えば、
・名刺にはメールアドレスを載せない→電話の方が早い
・打ち合わせのメモを取らない
・これと決めた分野でエキスパートになれ!
などなど。
本を読むと、確かに納得する部分は多いんですが、やはりこういった仕事術に関しては、自分に合ったスタイルを見つけることが一番だと思います。
最近では「早起き」なんてのも、いい仕事スタイルの定番になりつつありますが、
成功者のヒアリングから地道に数値を集めた統計では、「早起き」と「成功」には全くもって因果関係がないそうな。
僕は個人的に「朝仕事」がはかどりますが、それはあくまで個人レベルの話なわけで、
本人が「深夜仕事」の方が向いていると感じるなら、それを無理に「朝型」にするのはナンセンスだと思います。
…と書いていくと、なんだか本の批判になりそうでなんですが、
まあ、この手の本は「いいところだけを自分に取り込む」という程度の活用法でいいのかな、と思います。
ただ、「継続しているうちに、周りが勝手にコケていく」という部分には、自分も「そうだな〜」と思う部分が。
「石の上にも3年」という言葉がありますが、
通説として「総時間一万時間の努力を積み重ねれば、その道でお金をとれるようになる」と言われておりまして、
1日8〜10時間の仕事を3年間積み重ねると、ざっくりと1万時間に到達する計算になります。
昔の人ってすごいな〜と思うと同時に、成功するためには「継続」することが何よりも重要だと改めて感じます。
仕事柄、創業者の方たちにお会いすることも多いですが、やっぱり最後に勝つのは「継続」だったりします。
だって、自分は最後まで続け、周りが辞めてしまえば、簡単にトップになれるわけですから。
この本では「3年でプロ、10年で本物」と書いてありますが、
僕はまだ独立して8年目。もちろんそれ以前から「書くこと」に対する努力は続けてきたつもりですが、
10年超えを果たして、周りの皆さんから「本物」といっていただけるように、まだまだ日々精進していきたいなと思います。
2010年08月19日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック